フィリーズレビュー
阪神1400Mコースで施行される桜花賞トライアルです。近年では阪神JF組の好走率が高く、次いでエルフィンS組が絡んでいる。1人気馬よりも2人気馬の方が信頼度が高く、後者が馬券にならなかったのは10年で1度しかない。
阪神JF③着の関東馬コラソンビートが1人気になる。2人気になりそうなのは、ともに前走が阪神JFだったシカゴスティングかドナベティだろう。阪神JF組最先着馬は1-5-1-3と好走率が高いが、関東馬は0−0−1-31と絶望的。コラソンビートには過去のデータ的には向かい風となる。
アクアマリン
中山競馬場で行われる3勝クラスの短距離戦です。JRA随一の高配当レースで、最も堅く収まった22年ですら馬単の配当が7千円、他の年では3万〜9万円だった。
好走した馬が走った理由はわからないが、買えない理由はあった。
23年の13人気だった勝ち馬の前走はマイル戦で9人気⑩着だった。9人気の②着馬は上がり馬である上、当時10人気。たまたま感があったが、この馬は後にオープン入りし、昨日引退したメイショウゲンセン。たまたまではなかった。
21年は不良馬場。これがそもそもの荒れた原因だろうが、
10人気①着、8人気②着馬はともに前走が稍重馬場だった下関S組だった。稍重で凡走した馬が不良馬場で走るとは誰も思わなかったんだろう。しかし、①着馬はぶっちぎりで走破した結果からしても、重い馬場の適正があったとしか言いようがない。
20年7人気で勝った馬はひさびさの上がり馬。9人気②着馬は前走が9人気⑧着からの連闘だった。状態がよかったらしい。19年の9人気の勝ち馬は近走はさっぱりで、しかももう7歳。まさか今さらオープン入りするとは、といった感じだった。
オードゥメールの前走は15人気だったがいつもと違う競馬で②着。フロック視される可能性がある。しかし、勝った馬はその後G3③着、③着馬も現級で②④③着の実力馬であり、レースレベルは高く、開幕馬場が味方したにしても強かった。