母は癌で亡くなり、半年後愛猫も癌で亡くなり、弟は知的障がい者。父親は疲れきっており。僕は今31歳。

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母は癌で亡くなり、半年後愛猫も癌で亡くなり、弟は知的障がい者。父親は疲れきっており。僕は今31歳。⑦

2021-05-15 18:20:26 | 日記
どんな声をかければいいのか、わからない。
自宅に帰ると、居ても立ってもいられず外に出た。
無心にただただ歩いてた。目的もなく歩いて自分の心の整理をすることに努めていたのだ。


これからどのようになっていくのか、どのうようにすればいいのか、ひたすら考えていた。

少し精神的に落ち着いたところで自宅に帰ったのだ。
家に帰ると、ドヨーンとした空気だった。膵癌を携帯で調べれば調べるほど、いい表現が書かれていない。

人は、自らが病人だと分かると病人のような振る舞いをしてしまう。
母親もまたそうだった。鬱病のようになってしまったのだ。

あんなにいつもしゃべる人が、無口になると、いたたまれない。

癌センターで、二回目の検査をおこなった。
少し余談だか、癌センターは常に混んでいる。これに関しては驚いたことは覚えている。

一日に千人以上の規模だ。
凄く人数である。あの病院の中で傷ついてる人もいれば、会報、完治をして喜んでいるものもいる。

癌は二人に一人なると言われ、ビジネス的に考えるビックビジネスだな、と感じたのを覚えている。


母親は検査入院することなった。
2泊3日だったと思う。これで母親の病気がハッキリと分かる。

ふと、思い出すと3日間母親が居なかったことはこれまでなかった。
きっと、家族一同初めての経験だった。

弟の問題が一番にあった。
役割分担は直ぐに決まった。


弟は朝僕が送り、父親がお迎え。


いつもよりも父親が早く帰ることになる。
僕は朝一の仕事を変更させた。


この辺りからだったと思うが、大吉が僕の膝で寝るようになったのだ。
大吉がこれまで、そのようなリアクションをしたことがなかった。
母親に対して何かを感じ取ったのか、そこからというものいつも僕の膝の上でゴロゴロしていた。

あっという間に3日がたった。
父親とともに、朝母親の元にむかった。


また書きますーー


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