空色空のささやき

お兄ちゃんから教わること

お兄ちゃん達、毎月1ヶ月が終わると“振り返り”と言うことが行われます


1月の振り返りの時、利用者のお一人が初めて鍵を開けられた(コツが必要な難しい鍵)話になった時に

お兄ちゃんが、
『やっと1人で開けれましたね』と言ったそうです

“1人で開けられて良かったね”と言う意味を込めて言ったことなのですが、

言い方1つで相手によってはいろんな受け止め方をされることがあるので

自分が言われて嬉しい声のかけられ方について

いろんなシチュエーションを設置して練習したそうです


お兄ちゃんの優しい気持ちが相手に伝わるようにする為には、笑顔で話すことも大事なことと教えて貰ったらしいんです

自閉症の人達は表情を表すことが少ないのですが

お兄ちゃんは小さな頃から笑顔も多い方でした

でも、場面に合った適切な言葉や言い方が出来てないこともあり

反対にマイナス的な言い方に聞こえることもあります

いろんな人と関わって生きていくには

場面に合った、自分の気持ちを正しく伝えられるような話し方が出来るようになることも必要です

その為に話し方や言葉を具体的に教えて貰います

自閉症の人達はパターン的に覚えていく傾向があるので

そのマイナス的になりがちなパターンを上手く使って

正しく覚えていけるように教えて貰います

パターンで覚えたら、パターンをくずす

この繰り返しで出来る力を身につけていきます


当たり前のことですが、私達も思いを相手に正しく伝えられないこともありますよね

より正しく伝えられるように、顔の表情も大切だと言うこと

でも、分かっているようで出来てないこともあるよね


お兄ちゃんのことを通して改めて考えること、改めて気づくこと

お兄ちゃんから学ぶことも多いです
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