21
私達の人となりが、果たしてお父様のみ前に捧げられるようなものであるかを案じざるを得ませんし、許諾してくださったお父様の恩賜を受け取ることのできる心と体になっているか、私達自らを反省してみるとき、申し訳ない気持ちで頭を下げずにはおられませんので、哀れにお思いください。
お父様のみ前におそれ多くも誰が立つことができ、お父様のみ前に誰が自信満々に立てると言うことができるでしょうか。
行けば行くほど、知れば知るほど肉をえぐるような天の悲しみを感じない者はいないことを知っています。
おそれ多くて顔を上げられず、おそれ多くて身の置き所を知らなくさせるおそれ多いお父様の性相があり、お父様の心情があり、お父様のご苦労の痕跡があるということを知る者がおりませんでしたが、
そのような事実を知ることができるように私達を育ててくださいましたことに感謝申し上げます。
これは誰のためにそうなったのでしょうか。
私達が優れていてそうなったのではなく、私達が備えるものを備えてそうなったのでもありませんでした。
歴史的に善を欽慕してきた数多くの先祖達の天と結んだ因縁が、私達の知らない間に私達に及んでそうなったということが分かるようお許しください。
今日の私達は今日の私達だけではないことを知るよう許してくださいまして、その因縁を尊重することができ、その因縁とともに喜ぶことのできる人となり、その因縁を裏切る者とならないように
主管してください。
お父様!
私達の心はどのような位置にあるでしょうか。
私達の体は何を待っており、何によって動いており、どこに置かれることを望んでいるのかを自ら考えるようにしてください。
静寂の中からお父様は、この時間にも生命の価値を感じるようにせき立てていらっしゃるということを、私達が心で感じるようにしてくださり、人類が自分の生命だけにつかまり、あえいでいる悲惨な事情のゆえに、それを眺めながら悲しまれるしかないお父様であられることが分かるようにしてください。
私達の心情や心の世界を支配されるお父様、親しく臨まれ、この時間、私達全体を本性的に支配してくださり本質的に主管してください。
本性の人、本質の人、善に対して楽しみながら善のみ言に和する人となり、心と体でお父様と和することのできる立場に立つようにしてくださり、私達に新しいみ言を許諾してくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
優れた人がどこにおり、劣った人がどこにいるでしょうか。
心情を通しては一つであることを知っていますので、天の心情に動じ静ずることができ、和し応ずることができるようにしてください。
そうして、お父様の栄光だけが私達全体の生命の前に現れまして、お父様の生命の恩賜が私達の心中奥深くに染み入るよう導いてください。
私達の心と心情を動かしてくださり、永遠なる生涯路程を開拓し、復帰の恨みを晴らそうという新しい覚悟と決心が、私達の心中から爆発するこの時間となるようお許しくださいますことを切にお願い申し上げます。
この時間、頭を下げた億兆蒼生(=数多き民)の上にも生命の権限を許諾してくださり、天上にいる数多くのご自身の息子・娘達にも、私達と和合し、勝利的な栄光の一土台を建てるために助けるようにさせてくださいますことを、心からお願い申し上げ、すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1959.10.25)
22
お父様!
お父様を欽慕する私達がお父様にお会いして、お父様に侍り、お父様と共に議論できることを待ち焦がれ、足らないのを押し切って集まりましたので、捨てておかないでください。
お父様!
私達の心と共に和してくださり、私達の体と共に因縁を結んでください。
お父様の切実な心情の流れが、お父様のものとしてのみとどまらないようにしてくださり、実存なさるそれ自体の生命の流れが私達の心中深くに染み入ることができるこの時間となるようにしてください。
幾千万の聖徒を指揮なさるお父様の性相を見つめながら、無限なるお父様の愛の懐に抱かれることができ、慕わしさに浸ることのできる私達となるよう許諾してください。
自然のふくよかな住まいにいることに対し、天のみ前に感謝を捧げることができ、自ら頭を下げるその心と体でお父様を呼ぶことのできるこのひと時となるようにしてください。
お父様!
私達は、闘いの路程で私達を呼んでくださり、案じ、尋ねてくださるお父様であられる前に、静けさの中、心中の深いところから、感じまいとしても感じざるを得ない、考えまいとしても考えざるを得ないお父様であられることを知っていますし、お父様が私達を息子と呼ぶことができ、私達もまた、お父様を私のお父様と呼ぶことのできる因縁が、私達の生涯において必ず結ばれなければならないことを知っています。
私達がいつ内密にお父様と議論をしてみたことがあったでしょうか。
いつお父様のそこはかとなく聞こえる声とお父様の栄光に酔い、私達自身が体の内にいるのか体の外にいるのか分からず頭を下げ、お父様のみ前に敬拝を捧げた時があったでしょうか。
信仰路程にはこのような時間が必ず必要であることを、私達は知りました。
またそのような時間を私達に与えるためにお父様が今日までご苦労されたことも知りましたので、今この体と心が本然のお父様に親しみ侍ることができ、本性のお父様に親しみ侍ることができ、本質のお父様に親しみ侍ることのできるこの時間となるようお許しください。
ある条件をかけておいて対されるお父様ではなく、心の流れに従って共に流れ、心の動きに従って共に動くお父様であられるので、本然の思い、本然の感情に和し、動ずることだけが、私達が生命をもってこの地で生きる間もつべき望みであり、理念であるということを知っています。
見えないところですべてのことを営まれ、実績を表されるためにご心労されるお父様であられ、いないようでも実在されるお父様であられ、私達と関係がないようでも心を主管しておられるお父様であられ、無限の世界を管轄しておられるお父様であられることを私達は知りました。
その管轄圏内、その主管圏内の動きに和し、静じ、動ずることのできる本然の姿を慕っていますので、お父様、私達を捨てておかないでください。
心の門が閉じた者がいますならばその門を開いてくださり、死の陰に捕らわれて心的に、肉身的に苦痛を受けている人がいますならば彼らをもまた哀れにお思いください。
お父様、
捨てておかず、実存されるお父様を慕う真なる心がないとするならば、天上のお父様であられ、実存のお父様であられるあなたのみ前に恥ずかしい者となることを自ら悟るようにしてください。
今日、私達の心がそれぞれ違うとしても、事情事情がそれぞれ違うとしても、置かれている環境と内的な慣習、心中にもっている主観と主義、観念がそれぞれ違うとしても、本然の心情世界に和そうとする心だけは同じであり、悪なる人でも善なる人でもそこに和することができるということを知っていますので、この時間そうできるように私達をお導きくださいますことを、切にお願い申し上げます。
すべてのものをお父様のみ前に打ち明け、無我の心情で本然の心情を尋ねて、お父様に侍ることができ、み言を通して自分を再び新しく造ることのできる恩賜の時間となりますことを心からお願い申し上げながら、すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1959.11.1)
23
お父様!
この心が自分のとどまることのできる位置を失ってしまったことが嘆かわしく、自分の価値を全世界と全天宙とともに論議することのできる資格を喪失したことが嘆息であることを知っています。
本来の人間は、自分の行く方向を整え、天上の大主宰であられるお父様と関係を結んだ自由の環境で、お父様の価値と、高く善なることを歌わなければならず、お父様の心情を通してお父様と共に和し、楽しまなければならないことを、
私達は知っています。
失ってしまった本然の位置を再び探し出すためにさまよう人類、失ってしまった本然の価値を再び探し出すために、今日も苦しんでいる人類です。
心情を中心として、心と体が和し喜ぶことのできる目的の園で、主人と共に永遠に歌うことが私達の望みです。その園に向かって歩みを変えるその日から、どのような困難と悲しみが迫るとしても、そのすべてのものを獲得するその日まで、躊躇することを知らないあなたの息子・娘となるよう許してくださいますことを、切にお願い申し上げます。
それと同時にお父様に対する一片丹心の心情だけは、松と竹のようにいつも変わりなくわき立ち、天上、あるいは地上の全存在世界を変えてしまっても余りある、不変の価値で装わせてくださいますことを心からお願い申し上げます。
創造主がいるとするなら、そのような姿をお慕いになるであろうことを私達の推測ででも知ることができますし、あなたもやはりそれが望みであられることを知っています。
そのような基準からお父様と因縁を結び、堕落した世の中、凶悪な罪悪の世に勝ち抜くに不足のないあなたの息子・娘となるよう許諾してくださいますことを心からお願い申し上げながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1960.4.10)
24
お父様が願いに願われた望みのひと時が近いことを私達は知っています。
お父様!
ここに集まったあなたの息子・娘達が、幼子の心情に帰るようにしてください。
人間がその何を知っているとしても、それが天上のものとは比較にならないということを知りました。
あなたの懐に抱かれるその瞬間の満足があってこそ、時間の観念を超越して永遠に喜ぶことができ、時間の観念を超越して永遠に感謝することができ、永遠に幸福を歌うことができるということを知っています。
そのような世界、お父様の願われた創造理想世界がこの地の上に立てられなければならないこともまた知っています。
今日、私達は社会でつくられる曲折によって傷つけられていますが、これをふさぎ、時間を超越できる永遠の自由と幸福と平和の世界を待ち望んでいますので、そのような世界と因縁づけられるようにしてください。
そのような世界に導いてくださるお父様であられることを知っていますし、そのような世界を造るためにすべての犠牲を覚悟して行くべき私達であることを知っています。
ですから、このために行く歩みとなるようにしてください。
お父様の祝福を受けるに不足のないよう導いてくださり、お父様の子女たる名分を立てるに不足のない姿となるようお許しください。
お父様、心からお願い申し上げます。
今、私達には死が波打つ環境をかき分けていくことのできる生命の船が必要です。
その生命の船に乗り、救いを受ける恩賜を歌うことができるようにしてくださり、勝利の凱歌がこの天地に響きわたり得る日が早く早く臨むようにしてください。
主のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1960.6.19)
25
死亡の痕跡を逃れられない罪悪の後孫であるために、これほどまでも多くの曲折を天に残すようになったことを考えるとき、今また新年を迎え、お父様に壮語し建議と誓いをする資格もありません。
しかし誓って行き、また誓って行くべき復帰の恨みの山々が残っているために、この日再び、新しい光明の朝日を見る前に、明け方から、私達は新しい誓いをしなければならないことを感じるものです。
新しい年に新しい心、新しい心情でこの民族と人類に代わる先鋒者の責任と先覚者の責任と開拓者の使命を果たすという誓いを捧げますので、私達がしたこの誓いが天を動かすようにしてください。
私達が暗闇の勢力に対する時ごとに、天の権威をもち、愛の権限をもつことのできる新しい自我となるようにしてくださり、きょう誓いの一つの光を立ててくださって、一年三百六十五日のすべてがこのような日になるようにしてください。
この一年の新しい決心と新しい覚悟がお父様の栄光の基盤となるようにしてくださり、私達をして死亡の世界から苦難の川を渡る帆船のかじとなるようにしてください。
そうして、お父様が望まれる願いの園、その福地まで到達するにおいて障害を感じず、被害を被らないよう切にお願い申し上げます。
この明け方にもここに向かい、み旨を抱き、お父様のみ名を呼ぶ兄弟姉妹達がいますので抱いてください。
涙ぐむような心情で新年を迎える彼らに、新しい光明の光が宿るようにしてくださり、お父様の栄光の基盤を高め、輝かすことのできるお父様の日を許諾してくださいますことを、切にお願い申し上げます。
統一の群れをしてこの民族の過去の罪を受け入れてくださり、この民族をして世界人類の罪をお許しくださり、世界人類をして天上天下のすべての哀魂達の罪を受け入れてくださり、過去から現在まで行き来した先祖達の罪をお許しください。
お父様の喜びのひと日を、私達とこの民族が世界万邦に生命の光として表す時まで、守り保護してください。
残された勝利の日々が早く早く私達に訪れ、残った戦場の凶悪な条件が、生命の光と共に消えるようにしてくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
お父様の栄光が全天宙にみなぎり、祝福された家庭と共にこの民族と数多くの人類の上に共にあることを願いながら、聖なる真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げます。
アーメン。
(1964.1.1)
26
あなたの栄光のために天地万物を造られたお父様!
あなたの望みと喜びと愛の心が、全被造万物の中にこもっていることを、私達がもう一度感じるよう許諾してください。
高く貴いその望みのために、どの一存在でもお父様のみ手を経ない存在はないということを悟ることのできる息子・娘となるようにしてください。
あなたの永遠なる貴さと栄光のために、全被造万物をお造りになり、被造万物は恩賜の懐に抱かれるために現れたということを、そのような喜びのひと日があったことを、私達が忘れないようにしてください。
無限なる生命の源泉と永遠なる生命の権限を立てられ、あなたと造られたすべての被造物が離れようとしても離れられず、一つに集い生きることのできる永遠なる幸福の土台、無限なる愛の土台があったことを忘れないようにしてください。
あなたが願われたその望み、あなたが望まれたその栄光、あなたが切に待ち望まれたその愛が、万物の中にこもることがあなたの望みであり、創造の目的でありましたが、その望みが悲しみと落胆で結ばれるようになると、誰が考えてもみたでしょうか。
栄光をお受けになるべきあなたが、怨讐達の前で嘲弄され憤懣やるかたない身の上になると、誰が思っていたでしょうか。
あなたの無限なる愛の前に、天の栄光をほめたたえ、地の栄光をほめたたえて勝利の栄光を表さなければならないにもかかわらず、悲しみの涙とともに恨みの復帰歴史路程の上に、血と肉を注ぐようになると、誰が思っていたでしょうか。
このように、望みの世界は今日この地上に行くところがなくなり、この天地にこのような土台は余すところなく消え去り、悲しみで満ちるようになったということを私達が知るとき、今日あなたの心を慕い、あなたの心情を手探りする私達は、過ぎし日の過去を恨まざるを得ず、人類の悲惨なる歴史を嘲笑せざるを得ません。
このような立場に立ったこと自体が、どれほど無念なる事実であるかということを私達が悟るようにしてください。
あなたが抱きたかった万宇宙であり、あなたが愛したかった子女であったにもかかわらず、今日この地上に散らばっている被造万物は悲しみの象徴体となり、万民はお父様の愛に背いた後孫であり、お父様の心情の土台を蹂躙した後孫となりました。
このような事実を知るとき、お父様の悲しみを慰労してさしあげるべき各自の責任がどれほど貴重であるかということを、この時間ここに集った幼い者達が心の中で感じてひざまずき、過去のすべての罪悪を悔い改め、お父様の悲しみを慰労してさしあげることのできる自分達になろうと、誓うことができるようにしてください。
本然のお父様に侍り生きることのできる幸福なこの天地となるよう許してくださいますことを心からお願い申し上げ、このすべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1964.3.15)
27
お父様!
長い歴史路程を経てくるときに、偽りの真理の路程に逆らいくるために、今までお父様とわが先祖達が苦労してきたことを知っています。
偽りの人格基準を取り壊し、真の人格基準を立てるためのわが先祖達の苦労が、長い歴史に宿っていることを知るものです。
そうしながら、真の真理へと、真の人格へと、真の心情の世界へと、お父様が今まで数多くのわが先祖達を指導してくださったことに感謝を捧げないわけにはいきません。
お父様!
私達は真理が枯渇しているこの地上に天の真理のみ言を広めなければならず、天の真なる子女達をこの地上でたくさん因縁づけなければなりません。
あなたの愛を受ける子女達をして、新しい家庭を成し、新しい氏族と新しい民族と新しい国家を編成する過程にありますので、お父様、あなたの心情を通して因縁づけられる真なる血族を中心として、新しい世界史的な民族的出発、あるいは民族的大移動が起こらなければならないことを知っていますので、共にいてください。
今、この終わりの日にあって、私達が真の真理のみ言と真の人格と真の心情を通して、歴史的な怨讐サタンをこの地球上で屈服させ、この基準を通して社会悪を浄化させることができるようにしてくださり、天の全体的な権限を代わって担うことのできる恩賜を許諾してくださいまして、勝利的な主管者の権限を立てることができるように、力と能力を加えてくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
お父様が必ず万宇宙全体を、愛する子女達の前に譲り渡し相続させてくださることを私達ははっきり知っていますので、その過程で疲れきることなく、お父様の栄光の前に勝利の凱歌を歌い奉る時まで、耐えて残る者達となるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
今からこの一年を私達が出発しますので、福を祈ってください。
悲しいことも多いのを知っていますし、孤独な立場、あるいは困難にぶつかることもあると思っております。
この一年にあなたが勝利の栄光で私達を抱いてくださり、あなたの願うその園に私達を導いてくださいますことを、切にお願い申し上げます。
万々代に栄光が共にあり、あなたの願われる勝利の歓喜が共にあるようにしてくださいますことをお願い申し上げながら、真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1966.1.1)
28
お父様が願われる勝利、お父様が願われる喜びをお探しするために私達が存在するということを新しく認識し、自らを尊重しなければなりません。
また、すべての存在の様相を通して、お父様を称賛することのできる環境を築かなければなりません。
そのためには、私達が主体的なその何かをもたなければなりませんので、お父様、お父様の愛を感じる心を保護してください。
残された復帰の路程を見つめるときに、この路程に誰が責任をもつのかと、お父様はこの時間も気が気でなく訴えておられるということを私達が感じるようにしてください。
そうして戦場で、どのような犠牲が伴おうとも、この責任だけは最後まで負い、お父様のみ前に勝利の凱歌を歌い奉ることのできるあなたの息子・娘となるよう許諾してくださいますことを、切にお願い申し上げます。
私達が復帰の戦場で勝利の栄光を備えて、お父様が万有の前に、万民の前に立てて誇ることができ、お父様から称賛を受けることのできるあなたの息子・娘となるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
そのためには、私達がこのように座ってだけいてはなりませんので、天を動員させ、地を動員させることのできる悲壮なる覚悟と決意のもとで、闘いの行路に向けて前進しなければならないということを私達各自が感じるよう許諾してくださいますことを、お父様、心からお願い申し上げます。
本郷の地を探していくことができるようにしてくださり、本然の兄弟を捜すことができるようにしてください。
そして本然の父母と本然の子女達をもつことのできるあなたの息子・娘となるようにしてくださり、お父様が愛で経綸なさろうとされた喜びの目的を成してさしあげられるあなたの息子・娘となるようにしてください。
このすべてを真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1967.5.28)
29
お父様!
私達は空手で出発しましたが、今は何もうらやましいもののない立場に立っています。
私達はお金が必要なのでもなく、権力が必要なのでもなく、世の中のある文化が必要なのでもありません。
それよりももっと必要とし、渇望しているものは神様の愛であり、父母の愛であり、夫婦の愛であり、子女の愛であります。
慕わしい天と地が喜ぶことのできる本郷の地で、天のお父様を中心とした家庭を私達は追求しています。
お父様、そのような家庭以上に価値あるものがこの世にまたとあるでしょうか。
金銀宝物が泰山のように多いとしても、父母の愛を中心としたその家庭の因縁、父母を中心とした兄弟の因縁、それ以上価値のあるものがどこにあるでしょうか。
これをお父様が探してこられたことを知りましたので、私達がここで無限の価値を残すために、ここで楽しみ、ここで誓い、歴史を創建することのできる動機を連結させる一つの張本人となるために、統一の働き手となったことがはっきり分かるようにしてくださいますことを、切にお願い申し上げます。
お父様!
長い歴史過程において悲しみの涙を流してまいりました。
男女が出会う環境ごとに悲しい事情が触れ合い、歴史の峠道では天の嘆息を呼び起こしたことを知っていますので、今日私達は男女が真の夫婦となり、家庭を成してお父様の恨みを解き、怨讐を防衛することのできる鉄石のように固い橋頭堡となるようにしてくださいますことを心からお願い申し上げます。
そのような立場で私達自身を尋ね、家庭を尋ね、氏族を尋ね、民族を尋ね、国家を尋ねて、新しく自覚された世界に私達は駆けていかなければなりませんので、不足することがないようにしてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1968.12.8)
30
お父様!
きょうこの時間、あなたはどこに臨在なさいますか。
あの高い空間にある、ある王座でもなく、ある燦爛たる文化の歴史をもった伝統の座でもないということを知りました。
創造の当時にあなたが願われたのは、真に神様を愛し神様を思慕する一人の男性の心に臨在されることでしたし、そのような一人の女性の心に臨在なさりたかったお父様であったことを知りました。
そのような男性と女性の心に臨在なさり「あなたはわたしのすべてだ!」とおっしゃりたかったお父様であられ、新しい因縁で出会いたかったお父様であったことを知るものです。
その男性と女性が真の父母の因縁を中心として、歴史的な先祖の心情的な土台を備えた立場に立つようになれば、その上に直接臨在なさりたかったお父様であることを知りました。
そうして、その家庭の中心にあなたが臨在しようとなさったことを知りました。
そのような父母の血統的因縁を経た子供を愛したかったお父様であられ、広く高く深い愛のみ手でその息子・娘を抱きたかったお父様であられ、涙のにじんだ愛と、涙のにじんだ心情で愛することのできる立場を備えようとされたお父様であったということを知りました。
そのような平和の家庭の上に、その子女達の上に、愛を根深く植えて、その家庭を中心として四位基台を築き、福地の土台をこの地の上に築こうとされたことが、千代万代の恨みとして残されているということを、統一信徒達はよく知るものです。
このような福地の土台を築くことのできるひと日を迎えるために、六千年の間、つらい死の道が続いてきたという事実を知りました。
数多くの人々が、嘆きとやるかたない悔しさと悲惨なる立場で犠牲となったことを知っています。
「私」自体を呼んでこのすべての代価を支払うようにするのは、模範的な一人の男性と一人の女性と一つの家庭を成させるためのお父様の愛であることを知るものです。
そして、お父様がその家庭の上に主体的な中心として臨在なさり、万代万民の家庭の上に宿ろうとなさったのが、あなたの願いであることをはっきりと知りました。
ですから、私達は一万回死の道を行こうとも、お父様の慈悲を慕い、お父様の同情のみ手を渇望することのできる姿とならなければならず、天に向かって手を伸ばし、のどが張り裂けるほど、細胞が麻痺するほどに狂ったように「お父様」と叫ぶことのできる子女とならなければなりません。
あなたが願われた愛を、自ら備えた男性と女性になることができない堕落の血族であることを嘆きながら、来られるメシヤを愛し、そのメシヤを迎えるために準備することのできるあなたの子女達となるよう許諾してくださいますことを心からお願い申し上げます。
このすべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1969.1.26)
31
お父様!
あなたは聖なるお方です。
かわいそうであってはならないお方です。
あなたは創造主として、権威と永遠なる栄光の象徴であられるのに、どうしてこのようにかわいそうなお方となられたのでしょうか。
あなたにどうして敗者の苦い杯を一人飲むべき、悔しい事情が残されたのでしょうか。
人類始祖の軽挙妄動な行動が、このように億千万代の歴史を誤らせ、恨みの根源をつくったという事実を私達は知るものです。
これは、ただアダムとエバにだけ限られたことではなく、彼らの後孫である私達も代々、先祖の血を受け継いできた堕落の後裔として、同じ堕落した後継者の体をもっておりますので、それを思うとき、歯がみするほどの憤りを感じられない者は、天に帰ることができないという事実を分かるようにしてください。
朝の日の光、その燦爛たる光明の光を眺めるときには、お父様のみ前に歓喜の光となり得るあなたの息子・娘となりたく思います。
お許しください。お父様の愛の世界には、強い心情なしには入ることができないということを悟り、親不孝極まりなかった先祖達が誤ったすべての罪をぬぐうことができるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
この地上に人類がどんなに多いといっても、お父様の傷ついた胸を抱き締めて慰労してさしあげることのできる一人の息子がどこにい一人の娘がどこにいるでしょうか。
あなたに侍り、千年史の解怨成就のために精誠を尽くす人がいませんでした。
「数千万代の後孫が偉くなれ」という遺言をした人はいても、天のみ旨がこうであるから、このように生きなければならないと勧告した人は一人もいませんでした。
数多くの先祖達が、死の道でその民族を祝福する遺言をたくさん残しましたが、そのすべてが消えていくしかない遺言であったことを私達は知っています。
今日、統一の群れは、そのような群れになってはなりません。
人類が消えていっても、その遺言だけは残されてこそ、威信が立てられることを知っています。
このような道が、人類が経るべき道でありますので、今まで私達にそのような道を行くべき心を植えてくださったことを知っています。
私達は、お父様のみ旨の前において祭物となります。
目的に向かうお父様の事情の前に、最後の勝利を覚悟し、その誰よりも肯定的にその道を通過することのできる群れとならなければなりません。
そうして、天の光明たる太陽の光に代わることのできる基盤となり、千年史の恨みを抱き、その光を探し求めるにおいて一つの橋を架ける礎石になるとしても、それを幸福として受け止めていく統一の群れとなさしめてくださいますことを、心からお願い申し上げます。
このすべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1969.10.12)
32
私達が父母を見るとき、父母は全体の願いであり、慕わしさの表象であり、幸福の起源でありました。
動機にもなり、過程にもなり、結果にもなるのが父母でありました。
父母と子供の因縁を考えてみるとき動機もお父様であり、過程もお父様であり、結果もお父様であります。
お父様に会いたく思い、お父様を求め、お父様のみ旨を慕い、お父様を愛の起源とし、お父様と共に和動の因縁を結ぶ、その聖なる座に私達を抱くことのできるお父様の心情があるということを、私達は知らなければなりません。
そうして、お父様に対して言うに言えないほど喜ぶその姿、お父様の懐が恋しくてお父様の心情に深く入っていく息子・娘を、どれほど願われたかを私達は知らなければなりません。
父の懐に抱かれ、母の懐に抱かれ、父と母の生命の糧を子供が余すところなく受け、その父と母の心の座と望みの座を相続し、子供を通して未来を望むことのできる位置が、お父様が探して来られた父子の因縁が結ばれる位置だということを知らなければなりませんし、その聖なる位置を私達は追求しなければなりません。
私達は心からお父様を呼びながら、慕わしいお父様を放さず、お父様のほおに私のほおをつけ、お父様の涙と息子の涙が一つになる中で悔い改め一つの世界を探し求めるために訴えながら行く犠牲の歩みをその誰が阻むことができましょうか。
サタンもここには屈服せざるを得ず、サタンもこの場に参加しなければならないのが、本来の創造の原則であることを知っていますので、そのような息子とそのような娘になるよう許諾してください。
真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1969.11.23)
33
お父様!
あなたの聖なる生命力が私達自体に連結されるようにしてくださり、あなたの権威ある姿が私達自身と一体になるようにしてくださり、怨讐に対し耐えてこられたお父様の悔しい心を私達の心に受け継がせてください。
堕落の因縁によって失った子女を捜してこられながら、最後の勝利を望み、あえぎこられたお父様の歩みとその心情が私達の心に体得されるよう許諾してください。
お父様が私達を息子であり娘であると呼ぶことのできる親と子としての因縁を越えて、本当にお父様とーつとなり、私達がお父様の表象として現れることのできる、その位置を慕うようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
父と子は一体であると言われ、あなたは心であるがゆえに私達は体となって、私達の行いがあなたの喜びに連結されるべきことを知っていますので、この位置がそのようにできる位置となるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。
暗黒のようなこの地でありますけれど、私達があなたに向かって「お父様」と呼ぶことのできる新しい姿となるとき、初めてこの地がお父様の望まれた願いの地であり、願いの園となるのではないでしょうか。
そのような息子・娘の姿を見ることがお父様の願いではないでしょうか。
そのような願いの地で、全身全霊を込めて息子・娘を抱き、愛し、また、世界をそのように愛したかったのではないでしょうか。
そのようなお父様の愛の心が、私達の願いの園に込められていることを知るものです。
その中であなたに敬拝を捧げ、あなたの恩恵を叫び、あなたの勝利を欽慕できる姿が現れることをどれほどに待ちわびてこられたでしょうか。
また、あなたか無限に無限にほめたたえたく、無限に無限に称賛したく、全世界のすべてを相続させてあげたい愛の息子・娘が現れることをどれほど待ちわびてこられたでしょうか。
そのような姿となるには、あまりにも不足であるということを、この時に感じるものです。
ですからお父様、あなたの広いご心情と哀れみの慈悲のみ手で私達を抱いてくださり、あなたの高く深いその玄妙な道理を感じさせてください。
また、その何をもっても屈服させることのできない強い力によって、私達を縛ってください。
切にお願い申し上げます。
お父様!
この時間、私達一人ひとりを抱いてください。
困難の中に身を置くとき、あなたの能力で私達を自覚させてください。
そうして、明日の希望の世界の前に恥ずかしくない息子・娘となるようにしてください。
怨讐の前に強く雄々しい勇者の姿を備えるために、この地上に天国の理念を立てるためにこの道を踏み出した私達と、お父様、共にいてください。
開拓者としての使命とお父様の息子・娘としての使命を果たすために、備えるべきすべてのものを私達が備えることができるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
このすべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1969.12.7)
34
お父様!
私達をお父様の絶対的な内容を分け与えることのできる一つの対象となるようにしてください。
そのような人になろうと身もだえするあなたの息子達となるようにしてくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
明日の希望の世界が、私達の前に近づいています。
明日のこの国は、どのような先進国家もできないことをする国であり、歴史を通じて誇ることのできる国として私達の前に訪れることを知らなければなりません。
また、この国の国民は、世界的な解放の旗じるしを揚げ、万国、万民の前に勝利を誓う国民になるという事実を知らなければなりません。
解放のその日を欽慕しつつ、その日を追求し提示しようとする群れがまさに統一教会員であることを悟るよう許諾してください。
私達はその中でも責任者であることを感じますときに、全人類歴史に一度しかないそのような責任をもって生まれたことを万宇宙の前に感謝しなければなりません。
また、父母の因縁をもったことを感謝しなければなりません。
私達は、行くべき道を知らない群れでしたが、新しい価値の基準を残すことのできる時代に生まれたことを感謝しなければなりません。
お父様の人格体となり、和動の中心体となるべき、このとてつもない使命を私達は知らなければなりません。
そうすることができる人格者となり、そうすることができる愛の実体となる立場に立つようになれば、お父様のみ旨が「私」のみ旨であり、「私」のみ旨がお父様のみ旨になるという事実を知らなければなりません。
このようにお父様と私達が一致し、内外に因縁を備える日には、全宇宙を解放することのできる権限が成り立つという、このとてつもない事実を知らなければなりません。
そうして、歴史的であり、宇宙史的な使命が私達の肩に負わされているということを知り、力強く行軍することのできる自らの姿を備えるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。
この道を行くにおいて、私達が和動の中心体となり、あなたのみ前に孝の道理を尽くし、忠の道理を尽くすことができるよう許諾してくださいますことを心からお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1970.2.26)
35
愛するお父様!
あなたがとどまることのできる国がこの地のどこにあり、あなたが率いることのできる民族がこの人類の中でどこにいるかと尋ねるとき、あなたがいまだにそのような国と、そのような民族に出会うことができないでいることを私達は知るものです。
国がある前にまず民族がなければならず、民族がある前に氏族がなければならないということを、氏族を編成するためには家庭が、家庭があるためには「私」個人が完成基準に達していなければならないということを原理を通して知っています。
国のないあなたの子女達がこの地上にどれだけいるかを考えますとき、お父様に対して「お父様」と呼んでいる人は地上に多くとも、あなたが慕い願われるその国と民を探し求めるために自覚し、心を砕く人は多くないことを知っています。
この地上にお父様の国がなく、民族がなく、氏族がなく、家庭がないとしましても、その国を代表し、民族を代表し、氏族を代表し、家庭を代表することができ、あなたの心の中にあるすべてのものを代表して受け継ぐことができる愛する息子・娘がいると言うときには、そのような息子・娘によって、そのような個人が連結されることをもって、あなたの心の前には希望の国が始まり、希望の民族と希望の生活的な土台が展開されるということを知っています。
そのような栄光の立場に立つことができる息子となり娘になろうと、この時間もう一度誓うことができますよう許諾してください。
お父様は数千年の歴史過程を経てこられながら、ただの一日も愛する子女を慕わない日はなかったということを私達が知り、その子女達を永遠無窮にあなたの栄光の国の民として存続させたい心が、愛したい心と共にあったということを私達が知りますとき、今日、何の値打ちもない私達自身に対するお父様の愛の心が限りないということを感じるようになりました。
そのようなことを感じれば感じるほど、お父様は体と心を通して、その国とその民を探しておられるということを知らなければなりません。
お父様のみ前に生命を捧げるのは、その国に対する忠臣の道理を果たすためであり、望みの民を編成し怨讐に籠絡される悲しみの環境を清算してしまい、あなたが栄光の父としてこの地に顕現なさることのできるその日のために探し求めてこられたのですから、今これを実際として感じることのできるあなたの息子・娘とならなければなりません。
そうですから、お父様、あなたの子女達を心にかけてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1971.3.21)
36
私達の目が、お父様を見ることのできなかったことが口惜しい事実であり、私達の耳が、お父様の聖なる愛の声を聞くことのできなかったことが口惜しい事実であり、私達の鼻が、罪のないエデンでのお父様の愛の香りと花の園に漂うすべての香りをかぐことのできなかったことが恨みであります。
罪悪圏内にある万物ではなく、善であり聖なるあなたの解放の園にある万物を食べることのできなかったこの口が恨みを抱いています。
この感情として感じた一切、この触感に感じられた一切が、あなたと反対の立場で感じ接触したという事実を思いますとき、私達は汚れ汚れた堕落人間の後孫であることを自覚し、聖なる解放された善の姿を切に仰ぐ心でそこに到達し、そこに立って天を仰ぎ見てほめたたえ、あなたの勧告を聞き、あなたの命令を受けることのできる日を慕わなければなりません。
自然を、あなたが許諾なさった香気がかおる祝福の園で眺めながら、自らが感じる一切の感情があなたのみ前に帰化することのできる立場に立てなかったことを自嘆しなければなりません。
今まで愛好した退廃的なものを捨て、自ら天が守護したかった本然の自分を慕いつつ行くことができなければなりません。
私達の一切の感情が汚れていることを知っていますので、今、私達の心と感情全体がお父様を動機とし、お父様と因縁を結び、お父様による結果を結ぶことができるようにしてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1971.10.3)
37
お父様!
この世でも自分を中心として愛そうとすれば、孤独な身として残されてしまうことを、私達の日常生活の環境を通して感じ、知っています。
しかし、人のために無限に世界的な価値の内容を提示し、人を愛そうとする人は、一人寂しい立場に立とうとしても、環境がその人を寂しい立場に立つことができないようにすることを私達は知っています。
お父様!
私達はあなたが探してこられた真の男性とならなければならず、真の女性とならなければならないということを知りました。
また、そのような男性と女性が一体化することのできる、愛の起源を成立させることのできる所が家庭であるという事実も知りました。
その家庭において上は父母に侍り、下には子女を率いる本来の四位基台圈を追求することが、原理が尋ねていく道であるということを思いますときに、この時間私達がその立場とどれほど遠い立場にいるかを知って、自らを批判しなければなりません。
神様と共に一体化できる相対的な絶対圏、その立場を通して世界的な横的国家観と世界観が形成されるということを、すなわち、天国は男性と女性が天を中心として一つとなる家庭から始められるということを知りました。
人格の価値もその立場で決定されるということを思いますときに、私達はその立場を中心として考えなければなりません。
そのような立場にいるようになるときは、「私」自体の心の中に天国があるようになるということを、「神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ*」と( *ルカ一七・二一)言われたイエス様のみ言が証しているということを知りました。
きょうこの場に来た子女達が、子女の名前を備え、天を父と呼び、地を貴い母として仕える心をもちましたなら、お父様、これからはこれらの者達が子女として行くべき道理をはっきりと悟るようにしてください。
天の父母を慕い、天の夫婦と天の子女の価値を慕わなければならないということを悟るようにしてくださり、今日、堕落した人間の後孫達にそのような価値ある立場を受け継ぐことができるようにしてくださいました恩賜は、その何をもっても返すことのできない感謝の因縁であるということを、私達が切々と感じなければなりません。
お父様!
今後の動き一切をあなたのみ前にお任せいたします。
きょうこの時間、天国の起源と私達の価値基準が一致すべきだということを改めて感じるものです。
今から家庭を中心として新しい三大愛の因縁を立てなければならず、それを全体の生活的動機として活用できる立場で、一つの世界を追求していく群れになるべきことをこの者達が既に悟ったということを知っていますので、そのような決意の上にあなたの無限なる愛と恩賜でもって共にいてくださいますことを再三お願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1970.11.21)
38
お父様!
主人のいないこの天地で、お父様が主人にならなければなりません。今後行くべきこの国の運命に責任をもち、指導することのできる中心にもあなたがなられなければなりません。
私達の家庭や個々人が望む願いの中心にもお父様がなられなければなりません。
世界でも必要とし、国でも必要とし、家庭でも必要とし、個人も必要とするのが、全天地をお造りになった主人であられるあなたであり、お父様であられることを私達ははっきりと知らなければなりません。
あなたは無限なる能力をもたれたお方であり、時間と空間世界のどのような制裁もお受けにならない全能なるお方であることを私達は知っています。
あなたによって造られなかったものはなく、あなたがすべてのものの原因となる内容をお備えになった主体であられることを知っています。
存在するものすべてがあなたとの因縁によって存在するということを私達は知り、存在するものは、主体であられるあなたのみ前に相対的目的をもっていないものがないということを知っています。
そのような立場に立った個人であり、家庭であり、国家であり、世界とならなければならないことも知っています。
日の光が差せば、すべての存在がその日の光を通じて生命を開かせ、それと一致しようとするのを見ますときに、微物も一つの中心に向かってそのように動くその現象を見るとき、私達もそのような立場で、あなたを私達の生命の主体として、私達の行く道と方向を照らしてくださるお父様として侍り、あなたと一体となり、あなたとーつとならなければなりません。
まず、あなたを主体とし、私達自身を永遠なる対象の実体として立て、主体と対象が分立できない一つの統一された姿を備えなければならないのが、私達個人の人生の願いであり、行くべき道の終着点であることを知っています。
そのような日を模索するために歴史が動員されてきたのであり、そのような自らを形成するために個々人の生活と生涯路程が設定されていることを私達は知っています。
お父様!
私達少数の群れがあなたのみ前に出てきました。
あなたが主体であられますので、私達は対象とならなければなりません。
あなたが主人であられますので、私達は主人の指示を受ける追従者とならなければなりません。
あなたが父母であられますので、私達は子女とならなければなりません。
あなたが主導的な能力とすべての生命の源泉であられるので、あなたを通す道だけが、私達においてはかいある生涯の行路であることを知り、そのように行くことができますよう許諾してください。
真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1972.7.9)
39
愛するお父様!
恨みの多いあなたの心情に分け入ってみるとき、その心には誰も知ることのできない隠れた理想的愛がわき立っていることを、私達は知らなければなりません。
人をどうしてお造りになったのかと尋ねてみるとき、神様が愛したくて造られたということを、今まで考えることができませんでした。
今日まで、人間存在の本然の価値を知りませんでした。男性として生まれたなら、真の対象である女性を永遠の女性として愛すべきであり、家庭を立てたなら、家庭を永遠なる家庭として、神様の代わりに愛すべきなのです。
愛するその基準は、氏族と民族の土台となり、その民族の土台は、自然に国家の土台となるのであり、国家の土台は、自然に世界の土台になるだけでなく、天宙的土台になり得るのです。
そのような一つの方向に一致した不変の世界があってこそ、ひとえにお父様の本然の愛を中心とした新世界が成されるはずですので、今日、堕落によって痛手を受け、堕落によって恨みの圏内であえいでいる全人類を、お父様、哀れにお思いください。
時代時代の個人を調停し、家庭を調停し、民族を調停し、国家を調停して東西四方、この世界という舞台を中心として、背景の異なる各文化圏を収拾し、統一的な一つの宗教形態を、統一的な一つの新しい愛の体系を、お父様の愛を中心として成就させようとするお父様のみ旨があるがゆえに、それに従い、それを望んでいくのが宗教の目的であることを、今私達は知りました。
お父様!
このような観点において、新しい時代の宗教、お父様の愛の深い骨髄を切り開き、万民の心情心情、事情事情に、あるいは希望の中に移してあげることのできる、その道を立てるために現れたのが統一教会であることを知っています。
ここに立っている子供が、どのように迫害が加重されるとしても、その迫害を乗り越えることができるのは、深いあなたの愛を知ったからであり、今日、疲れもせず中断しないまま、明日の希望に満ちた歩みをしているのも、あなたの新しい愛を知ったからです。
死の道を逃避せず、それを直視しながら、直行することのできるこのような権威と、そのような自らの自信を備えたのも、あなたの愛の驚きを知ったからであることを、悟るようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
統一教会を信じて、過去の自分と違うことを発見できないというのは間違いです。
そうでない統一教会員は、この統一という名詞に対して罪を犯しているという事実を、私達が悟らなければなりません。
統一の信者というのであれば、どんな所にとどまっても、その環境において愛の主体性をもって現れなければなりません。
文なにがしが本物か偽物かということをどこで見いだせるかといえば、その結果を見て分かるといいましたので、統一教会員達が天の真の新しいまた一つの愛の主体として、とどまる環境環境を輝かすことができるようにしてくださり、われ知らずほのかに、標準的な対象として、あるいは主体として現れることができる価値的な内容をもってこそ、統一教会の信者らしい権威を備えた自らであることを悟るようにしてください。
天が今までこの教会を立てて働かれたのは、このような基盤を横的に世界化するためだということを私達は知っています。
民族を超越し、国家と国境を超越して、一つの心情圏を成し、一つの新しい血族と新しい文化世界の創造を目指して前進する隊列に立ったことを私達は知っていますので、どうぞ西欧に散らばっているすべての統一教会の群れ、アジアあるいは五大州に散らばっているすべての群れが、あなたの心情に従い、このようなろうそくの光にならなければならないのと同時に、大海に対しては灯台の使命を果たすべきなのです。
そのような使命がこの者達の上に負わされていることを知り、きょう、明日、未来に向かって進む愛の化身として、あなたの深い心情を証すことのできる証し人となるようにしてくださいますことを心からお願い申し上げながら、すべてを
真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1976.3.7)
お父様!
この心が自分のとどまることのできる位置を失ってしまったことが嘆かわしく、自分の価値を全世界と全天宙とともに論議することのできる資格を喪失したことが嘆息であることを知っています。
本来の人間は、自分の行く方向を整え、天上の大主宰であられるお父様と関係を結んだ自由の環境で、お父様の価値と、高く善なることを歌わなければならず、お父様の心情を通してお父様と共に和し、楽しまなければならないことを、
私達は知っています。
失ってしまった本然の位置を再び探し出すためにさまよう人類、失ってしまった本然の価値を再び探し出すために、今日も苦しんでいる人類です。
心情を中心として、心と体が和し喜ぶことのできる目的の園で、主人と共に永遠に歌うことが私達の望みです。その園に向かって歩みを変えるその日から、どのような困難と悲しみが迫るとしても、そのすべてのものを獲得するその日まで、躊躇することを知らないあなたの息子・娘となるよう許してくださいますことを、切にお願い申し上げます。
それと同時にお父様に対する一片丹心の心情だけは、松と竹のようにいつも変わりなくわき立ち、天上、あるいは地上の全存在世界を変えてしまっても余りある、不変の価値で装わせてくださいますことを心からお願い申し上げます。
創造主がいるとするなら、そのような姿をお慕いになるであろうことを私達の推測ででも知ることができますし、あなたもやはりそれが望みであられることを知っています。
そのような基準からお父様と因縁を結び、堕落した世の中、凶悪な罪悪の世に勝ち抜くに不足のないあなたの息子・娘となるよう許諾してくださいますことを心からお願い申し上げながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1960.4.10)
24
お父様が願いに願われた望みのひと時が近いことを私達は知っています。
お父様!
ここに集まったあなたの息子・娘達が、幼子の心情に帰るようにしてください。
人間がその何を知っているとしても、それが天上のものとは比較にならないということを知りました。
あなたの懐に抱かれるその瞬間の満足があってこそ、時間の観念を超越して永遠に喜ぶことができ、時間の観念を超越して永遠に感謝することができ、永遠に幸福を歌うことができるということを知っています。
そのような世界、お父様の願われた創造理想世界がこの地の上に立てられなければならないこともまた知っています。
今日、私達は社会でつくられる曲折によって傷つけられていますが、これをふさぎ、時間を超越できる永遠の自由と幸福と平和の世界を待ち望んでいますので、そのような世界と因縁づけられるようにしてください。
そのような世界に導いてくださるお父様であられることを知っていますし、そのような世界を造るためにすべての犠牲を覚悟して行くべき私達であることを知っています。
ですから、このために行く歩みとなるようにしてください。
お父様の祝福を受けるに不足のないよう導いてくださり、お父様の子女たる名分を立てるに不足のない姿となるようお許しください。
お父様、心からお願い申し上げます。
今、私達には死が波打つ環境をかき分けていくことのできる生命の船が必要です。
その生命の船に乗り、救いを受ける恩賜を歌うことができるようにしてくださり、勝利の凱歌がこの天地に響きわたり得る日が早く早く臨むようにしてください。
主のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1960.6.19)
25
死亡の痕跡を逃れられない罪悪の後孫であるために、これほどまでも多くの曲折を天に残すようになったことを考えるとき、今また新年を迎え、お父様に壮語し建議と誓いをする資格もありません。
しかし誓って行き、また誓って行くべき復帰の恨みの山々が残っているために、この日再び、新しい光明の朝日を見る前に、明け方から、私達は新しい誓いをしなければならないことを感じるものです。
新しい年に新しい心、新しい心情でこの民族と人類に代わる先鋒者の責任と先覚者の責任と開拓者の使命を果たすという誓いを捧げますので、私達がしたこの誓いが天を動かすようにしてください。
私達が暗闇の勢力に対する時ごとに、天の権威をもち、愛の権限をもつことのできる新しい自我となるようにしてくださり、きょう誓いの一つの光を立ててくださって、一年三百六十五日のすべてがこのような日になるようにしてください。
この一年の新しい決心と新しい覚悟がお父様の栄光の基盤となるようにしてくださり、私達をして死亡の世界から苦難の川を渡る帆船のかじとなるようにしてください。
そうして、お父様が望まれる願いの園、その福地まで到達するにおいて障害を感じず、被害を被らないよう切にお願い申し上げます。
この明け方にもここに向かい、み旨を抱き、お父様のみ名を呼ぶ兄弟姉妹達がいますので抱いてください。
涙ぐむような心情で新年を迎える彼らに、新しい光明の光が宿るようにしてくださり、お父様の栄光の基盤を高め、輝かすことのできるお父様の日を許諾してくださいますことを、切にお願い申し上げます。
統一の群れをしてこの民族の過去の罪を受け入れてくださり、この民族をして世界人類の罪をお許しくださり、世界人類をして天上天下のすべての哀魂達の罪を受け入れてくださり、過去から現在まで行き来した先祖達の罪をお許しください。
お父様の喜びのひと日を、私達とこの民族が世界万邦に生命の光として表す時まで、守り保護してください。
残された勝利の日々が早く早く私達に訪れ、残った戦場の凶悪な条件が、生命の光と共に消えるようにしてくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
お父様の栄光が全天宙にみなぎり、祝福された家庭と共にこの民族と数多くの人類の上に共にあることを願いながら、聖なる真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げます。
アーメン。
(1964.1.1)
26
あなたの栄光のために天地万物を造られたお父様!
あなたの望みと喜びと愛の心が、全被造万物の中にこもっていることを、私達がもう一度感じるよう許諾してください。
高く貴いその望みのために、どの一存在でもお父様のみ手を経ない存在はないということを悟ることのできる息子・娘となるようにしてください。
あなたの永遠なる貴さと栄光のために、全被造万物をお造りになり、被造万物は恩賜の懐に抱かれるために現れたということを、そのような喜びのひと日があったことを、私達が忘れないようにしてください。
無限なる生命の源泉と永遠なる生命の権限を立てられ、あなたと造られたすべての被造物が離れようとしても離れられず、一つに集い生きることのできる永遠なる幸福の土台、無限なる愛の土台があったことを忘れないようにしてください。
あなたが願われたその望み、あなたが望まれたその栄光、あなたが切に待ち望まれたその愛が、万物の中にこもることがあなたの望みであり、創造の目的でありましたが、その望みが悲しみと落胆で結ばれるようになると、誰が考えてもみたでしょうか。
栄光をお受けになるべきあなたが、怨讐達の前で嘲弄され憤懣やるかたない身の上になると、誰が思っていたでしょうか。
あなたの無限なる愛の前に、天の栄光をほめたたえ、地の栄光をほめたたえて勝利の栄光を表さなければならないにもかかわらず、悲しみの涙とともに恨みの復帰歴史路程の上に、血と肉を注ぐようになると、誰が思っていたでしょうか。
このように、望みの世界は今日この地上に行くところがなくなり、この天地にこのような土台は余すところなく消え去り、悲しみで満ちるようになったということを私達が知るとき、今日あなたの心を慕い、あなたの心情を手探りする私達は、過ぎし日の過去を恨まざるを得ず、人類の悲惨なる歴史を嘲笑せざるを得ません。
このような立場に立ったこと自体が、どれほど無念なる事実であるかということを私達が悟るようにしてください。
あなたが抱きたかった万宇宙であり、あなたが愛したかった子女であったにもかかわらず、今日この地上に散らばっている被造万物は悲しみの象徴体となり、万民はお父様の愛に背いた後孫であり、お父様の心情の土台を蹂躙した後孫となりました。
このような事実を知るとき、お父様の悲しみを慰労してさしあげるべき各自の責任がどれほど貴重であるかということを、この時間ここに集った幼い者達が心の中で感じてひざまずき、過去のすべての罪悪を悔い改め、お父様の悲しみを慰労してさしあげることのできる自分達になろうと、誓うことができるようにしてください。
本然のお父様に侍り生きることのできる幸福なこの天地となるよう許してくださいますことを心からお願い申し上げ、このすべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1964.3.15)
27
お父様!
長い歴史路程を経てくるときに、偽りの真理の路程に逆らいくるために、今までお父様とわが先祖達が苦労してきたことを知っています。
偽りの人格基準を取り壊し、真の人格基準を立てるためのわが先祖達の苦労が、長い歴史に宿っていることを知るものです。
そうしながら、真の真理へと、真の人格へと、真の心情の世界へと、お父様が今まで数多くのわが先祖達を指導してくださったことに感謝を捧げないわけにはいきません。
お父様!
私達は真理が枯渇しているこの地上に天の真理のみ言を広めなければならず、天の真なる子女達をこの地上でたくさん因縁づけなければなりません。
あなたの愛を受ける子女達をして、新しい家庭を成し、新しい氏族と新しい民族と新しい国家を編成する過程にありますので、お父様、あなたの心情を通して因縁づけられる真なる血族を中心として、新しい世界史的な民族的出発、あるいは民族的大移動が起こらなければならないことを知っていますので、共にいてください。
今、この終わりの日にあって、私達が真の真理のみ言と真の人格と真の心情を通して、歴史的な怨讐サタンをこの地球上で屈服させ、この基準を通して社会悪を浄化させることができるようにしてくださり、天の全体的な権限を代わって担うことのできる恩賜を許諾してくださいまして、勝利的な主管者の権限を立てることができるように、力と能力を加えてくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
お父様が必ず万宇宙全体を、愛する子女達の前に譲り渡し相続させてくださることを私達ははっきり知っていますので、その過程で疲れきることなく、お父様の栄光の前に勝利の凱歌を歌い奉る時まで、耐えて残る者達となるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
今からこの一年を私達が出発しますので、福を祈ってください。
悲しいことも多いのを知っていますし、孤独な立場、あるいは困難にぶつかることもあると思っております。
この一年にあなたが勝利の栄光で私達を抱いてくださり、あなたの願うその園に私達を導いてくださいますことを、切にお願い申し上げます。
万々代に栄光が共にあり、あなたの願われる勝利の歓喜が共にあるようにしてくださいますことをお願い申し上げながら、真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1966.1.1)
28
お父様が願われる勝利、お父様が願われる喜びをお探しするために私達が存在するということを新しく認識し、自らを尊重しなければなりません。
また、すべての存在の様相を通して、お父様を称賛することのできる環境を築かなければなりません。
そのためには、私達が主体的なその何かをもたなければなりませんので、お父様、お父様の愛を感じる心を保護してください。
残された復帰の路程を見つめるときに、この路程に誰が責任をもつのかと、お父様はこの時間も気が気でなく訴えておられるということを私達が感じるようにしてください。
そうして戦場で、どのような犠牲が伴おうとも、この責任だけは最後まで負い、お父様のみ前に勝利の凱歌を歌い奉ることのできるあなたの息子・娘となるよう許諾してくださいますことを、切にお願い申し上げます。
私達が復帰の戦場で勝利の栄光を備えて、お父様が万有の前に、万民の前に立てて誇ることができ、お父様から称賛を受けることのできるあなたの息子・娘となるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
そのためには、私達がこのように座ってだけいてはなりませんので、天を動員させ、地を動員させることのできる悲壮なる覚悟と決意のもとで、闘いの行路に向けて前進しなければならないということを私達各自が感じるよう許諾してくださいますことを、お父様、心からお願い申し上げます。
本郷の地を探していくことができるようにしてくださり、本然の兄弟を捜すことができるようにしてください。
そして本然の父母と本然の子女達をもつことのできるあなたの息子・娘となるようにしてくださり、お父様が愛で経綸なさろうとされた喜びの目的を成してさしあげられるあなたの息子・娘となるようにしてください。
このすべてを真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1967.5.28)
29
お父様!
私達は空手で出発しましたが、今は何もうらやましいもののない立場に立っています。
私達はお金が必要なのでもなく、権力が必要なのでもなく、世の中のある文化が必要なのでもありません。
それよりももっと必要とし、渇望しているものは神様の愛であり、父母の愛であり、夫婦の愛であり、子女の愛であります。
慕わしい天と地が喜ぶことのできる本郷の地で、天のお父様を中心とした家庭を私達は追求しています。
お父様、そのような家庭以上に価値あるものがこの世にまたとあるでしょうか。
金銀宝物が泰山のように多いとしても、父母の愛を中心としたその家庭の因縁、父母を中心とした兄弟の因縁、それ以上価値のあるものがどこにあるでしょうか。
これをお父様が探してこられたことを知りましたので、私達がここで無限の価値を残すために、ここで楽しみ、ここで誓い、歴史を創建することのできる動機を連結させる一つの張本人となるために、統一の働き手となったことがはっきり分かるようにしてくださいますことを、切にお願い申し上げます。
お父様!
長い歴史過程において悲しみの涙を流してまいりました。
男女が出会う環境ごとに悲しい事情が触れ合い、歴史の峠道では天の嘆息を呼び起こしたことを知っていますので、今日私達は男女が真の夫婦となり、家庭を成してお父様の恨みを解き、怨讐を防衛することのできる鉄石のように固い橋頭堡となるようにしてくださいますことを心からお願い申し上げます。
そのような立場で私達自身を尋ね、家庭を尋ね、氏族を尋ね、民族を尋ね、国家を尋ねて、新しく自覚された世界に私達は駆けていかなければなりませんので、不足することがないようにしてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1968.12.8)
30
お父様!
きょうこの時間、あなたはどこに臨在なさいますか。
あの高い空間にある、ある王座でもなく、ある燦爛たる文化の歴史をもった伝統の座でもないということを知りました。
創造の当時にあなたが願われたのは、真に神様を愛し神様を思慕する一人の男性の心に臨在されることでしたし、そのような一人の女性の心に臨在なさりたかったお父様であったことを知りました。
そのような男性と女性の心に臨在なさり「あなたはわたしのすべてだ!」とおっしゃりたかったお父様であられ、新しい因縁で出会いたかったお父様であったことを知るものです。
その男性と女性が真の父母の因縁を中心として、歴史的な先祖の心情的な土台を備えた立場に立つようになれば、その上に直接臨在なさりたかったお父様であることを知りました。
そうして、その家庭の中心にあなたが臨在しようとなさったことを知りました。
そのような父母の血統的因縁を経た子供を愛したかったお父様であられ、広く高く深い愛のみ手でその息子・娘を抱きたかったお父様であられ、涙のにじんだ愛と、涙のにじんだ心情で愛することのできる立場を備えようとされたお父様であったということを知りました。
そのような平和の家庭の上に、その子女達の上に、愛を根深く植えて、その家庭を中心として四位基台を築き、福地の土台をこの地の上に築こうとされたことが、千代万代の恨みとして残されているということを、統一信徒達はよく知るものです。
このような福地の土台を築くことのできるひと日を迎えるために、六千年の間、つらい死の道が続いてきたという事実を知りました。
数多くの人々が、嘆きとやるかたない悔しさと悲惨なる立場で犠牲となったことを知っています。
「私」自体を呼んでこのすべての代価を支払うようにするのは、模範的な一人の男性と一人の女性と一つの家庭を成させるためのお父様の愛であることを知るものです。
そして、お父様がその家庭の上に主体的な中心として臨在なさり、万代万民の家庭の上に宿ろうとなさったのが、あなたの願いであることをはっきりと知りました。
ですから、私達は一万回死の道を行こうとも、お父様の慈悲を慕い、お父様の同情のみ手を渇望することのできる姿とならなければならず、天に向かって手を伸ばし、のどが張り裂けるほど、細胞が麻痺するほどに狂ったように「お父様」と叫ぶことのできる子女とならなければなりません。
あなたが願われた愛を、自ら備えた男性と女性になることができない堕落の血族であることを嘆きながら、来られるメシヤを愛し、そのメシヤを迎えるために準備することのできるあなたの子女達となるよう許諾してくださいますことを心からお願い申し上げます。
このすべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1969.1.26)
31
お父様!
あなたは聖なるお方です。
かわいそうであってはならないお方です。
あなたは創造主として、権威と永遠なる栄光の象徴であられるのに、どうしてこのようにかわいそうなお方となられたのでしょうか。
あなたにどうして敗者の苦い杯を一人飲むべき、悔しい事情が残されたのでしょうか。
人類始祖の軽挙妄動な行動が、このように億千万代の歴史を誤らせ、恨みの根源をつくったという事実を私達は知るものです。
これは、ただアダムとエバにだけ限られたことではなく、彼らの後孫である私達も代々、先祖の血を受け継いできた堕落の後裔として、同じ堕落した後継者の体をもっておりますので、それを思うとき、歯がみするほどの憤りを感じられない者は、天に帰ることができないという事実を分かるようにしてください。
朝の日の光、その燦爛たる光明の光を眺めるときには、お父様のみ前に歓喜の光となり得るあなたの息子・娘となりたく思います。
お許しください。お父様の愛の世界には、強い心情なしには入ることができないということを悟り、親不孝極まりなかった先祖達が誤ったすべての罪をぬぐうことができるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
この地上に人類がどんなに多いといっても、お父様の傷ついた胸を抱き締めて慰労してさしあげることのできる一人の息子がどこにい一人の娘がどこにいるでしょうか。
あなたに侍り、千年史の解怨成就のために精誠を尽くす人がいませんでした。
「数千万代の後孫が偉くなれ」という遺言をした人はいても、天のみ旨がこうであるから、このように生きなければならないと勧告した人は一人もいませんでした。
数多くの先祖達が、死の道でその民族を祝福する遺言をたくさん残しましたが、そのすべてが消えていくしかない遺言であったことを私達は知っています。
今日、統一の群れは、そのような群れになってはなりません。
人類が消えていっても、その遺言だけは残されてこそ、威信が立てられることを知っています。
このような道が、人類が経るべき道でありますので、今まで私達にそのような道を行くべき心を植えてくださったことを知っています。
私達は、お父様のみ旨の前において祭物となります。
目的に向かうお父様の事情の前に、最後の勝利を覚悟し、その誰よりも肯定的にその道を通過することのできる群れとならなければなりません。
そうして、天の光明たる太陽の光に代わることのできる基盤となり、千年史の恨みを抱き、その光を探し求めるにおいて一つの橋を架ける礎石になるとしても、それを幸福として受け止めていく統一の群れとなさしめてくださいますことを、心からお願い申し上げます。
このすべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1969.10.12)
32
私達が父母を見るとき、父母は全体の願いであり、慕わしさの表象であり、幸福の起源でありました。
動機にもなり、過程にもなり、結果にもなるのが父母でありました。
父母と子供の因縁を考えてみるとき動機もお父様であり、過程もお父様であり、結果もお父様であります。
お父様に会いたく思い、お父様を求め、お父様のみ旨を慕い、お父様を愛の起源とし、お父様と共に和動の因縁を結ぶ、その聖なる座に私達を抱くことのできるお父様の心情があるということを、私達は知らなければなりません。
そうして、お父様に対して言うに言えないほど喜ぶその姿、お父様の懐が恋しくてお父様の心情に深く入っていく息子・娘を、どれほど願われたかを私達は知らなければなりません。
父の懐に抱かれ、母の懐に抱かれ、父と母の生命の糧を子供が余すところなく受け、その父と母の心の座と望みの座を相続し、子供を通して未来を望むことのできる位置が、お父様が探して来られた父子の因縁が結ばれる位置だということを知らなければなりませんし、その聖なる位置を私達は追求しなければなりません。
私達は心からお父様を呼びながら、慕わしいお父様を放さず、お父様のほおに私のほおをつけ、お父様の涙と息子の涙が一つになる中で悔い改め一つの世界を探し求めるために訴えながら行く犠牲の歩みをその誰が阻むことができましょうか。
サタンもここには屈服せざるを得ず、サタンもこの場に参加しなければならないのが、本来の創造の原則であることを知っていますので、そのような息子とそのような娘になるよう許諾してください。
真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1969.11.23)
33
お父様!
あなたの聖なる生命力が私達自体に連結されるようにしてくださり、あなたの権威ある姿が私達自身と一体になるようにしてくださり、怨讐に対し耐えてこられたお父様の悔しい心を私達の心に受け継がせてください。
堕落の因縁によって失った子女を捜してこられながら、最後の勝利を望み、あえぎこられたお父様の歩みとその心情が私達の心に体得されるよう許諾してください。
お父様が私達を息子であり娘であると呼ぶことのできる親と子としての因縁を越えて、本当にお父様とーつとなり、私達がお父様の表象として現れることのできる、その位置を慕うようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
父と子は一体であると言われ、あなたは心であるがゆえに私達は体となって、私達の行いがあなたの喜びに連結されるべきことを知っていますので、この位置がそのようにできる位置となるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。
暗黒のようなこの地でありますけれど、私達があなたに向かって「お父様」と呼ぶことのできる新しい姿となるとき、初めてこの地がお父様の望まれた願いの地であり、願いの園となるのではないでしょうか。
そのような息子・娘の姿を見ることがお父様の願いではないでしょうか。
そのような願いの地で、全身全霊を込めて息子・娘を抱き、愛し、また、世界をそのように愛したかったのではないでしょうか。
そのようなお父様の愛の心が、私達の願いの園に込められていることを知るものです。
その中であなたに敬拝を捧げ、あなたの恩恵を叫び、あなたの勝利を欽慕できる姿が現れることをどれほどに待ちわびてこられたでしょうか。
また、あなたか無限に無限にほめたたえたく、無限に無限に称賛したく、全世界のすべてを相続させてあげたい愛の息子・娘が現れることをどれほど待ちわびてこられたでしょうか。
そのような姿となるには、あまりにも不足であるということを、この時に感じるものです。
ですからお父様、あなたの広いご心情と哀れみの慈悲のみ手で私達を抱いてくださり、あなたの高く深いその玄妙な道理を感じさせてください。
また、その何をもっても屈服させることのできない強い力によって、私達を縛ってください。
切にお願い申し上げます。
お父様!
この時間、私達一人ひとりを抱いてください。
困難の中に身を置くとき、あなたの能力で私達を自覚させてください。
そうして、明日の希望の世界の前に恥ずかしくない息子・娘となるようにしてください。
怨讐の前に強く雄々しい勇者の姿を備えるために、この地上に天国の理念を立てるためにこの道を踏み出した私達と、お父様、共にいてください。
開拓者としての使命とお父様の息子・娘としての使命を果たすために、備えるべきすべてのものを私達が備えることができるようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
このすべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1969.12.7)
34
お父様!
私達をお父様の絶対的な内容を分け与えることのできる一つの対象となるようにしてください。
そのような人になろうと身もだえするあなたの息子達となるようにしてくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
明日の希望の世界が、私達の前に近づいています。
明日のこの国は、どのような先進国家もできないことをする国であり、歴史を通じて誇ることのできる国として私達の前に訪れることを知らなければなりません。
また、この国の国民は、世界的な解放の旗じるしを揚げ、万国、万民の前に勝利を誓う国民になるという事実を知らなければなりません。
解放のその日を欽慕しつつ、その日を追求し提示しようとする群れがまさに統一教会員であることを悟るよう許諾してください。
私達はその中でも責任者であることを感じますときに、全人類歴史に一度しかないそのような責任をもって生まれたことを万宇宙の前に感謝しなければなりません。
また、父母の因縁をもったことを感謝しなければなりません。
私達は、行くべき道を知らない群れでしたが、新しい価値の基準を残すことのできる時代に生まれたことを感謝しなければなりません。
お父様の人格体となり、和動の中心体となるべき、このとてつもない使命を私達は知らなければなりません。
そうすることができる人格者となり、そうすることができる愛の実体となる立場に立つようになれば、お父様のみ旨が「私」のみ旨であり、「私」のみ旨がお父様のみ旨になるという事実を知らなければなりません。
このようにお父様と私達が一致し、内外に因縁を備える日には、全宇宙を解放することのできる権限が成り立つという、このとてつもない事実を知らなければなりません。
そうして、歴史的であり、宇宙史的な使命が私達の肩に負わされているということを知り、力強く行軍することのできる自らの姿を備えるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。
この道を行くにおいて、私達が和動の中心体となり、あなたのみ前に孝の道理を尽くし、忠の道理を尽くすことができるよう許諾してくださいますことを心からお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1970.2.26)
35
愛するお父様!
あなたがとどまることのできる国がこの地のどこにあり、あなたが率いることのできる民族がこの人類の中でどこにいるかと尋ねるとき、あなたがいまだにそのような国と、そのような民族に出会うことができないでいることを私達は知るものです。
国がある前にまず民族がなければならず、民族がある前に氏族がなければならないということを、氏族を編成するためには家庭が、家庭があるためには「私」個人が完成基準に達していなければならないということを原理を通して知っています。
国のないあなたの子女達がこの地上にどれだけいるかを考えますとき、お父様に対して「お父様」と呼んでいる人は地上に多くとも、あなたが慕い願われるその国と民を探し求めるために自覚し、心を砕く人は多くないことを知っています。
この地上にお父様の国がなく、民族がなく、氏族がなく、家庭がないとしましても、その国を代表し、民族を代表し、氏族を代表し、家庭を代表することができ、あなたの心の中にあるすべてのものを代表して受け継ぐことができる愛する息子・娘がいると言うときには、そのような息子・娘によって、そのような個人が連結されることをもって、あなたの心の前には希望の国が始まり、希望の民族と希望の生活的な土台が展開されるということを知っています。
そのような栄光の立場に立つことができる息子となり娘になろうと、この時間もう一度誓うことができますよう許諾してください。
お父様は数千年の歴史過程を経てこられながら、ただの一日も愛する子女を慕わない日はなかったということを私達が知り、その子女達を永遠無窮にあなたの栄光の国の民として存続させたい心が、愛したい心と共にあったということを私達が知りますとき、今日、何の値打ちもない私達自身に対するお父様の愛の心が限りないということを感じるようになりました。
そのようなことを感じれば感じるほど、お父様は体と心を通して、その国とその民を探しておられるということを知らなければなりません。
お父様のみ前に生命を捧げるのは、その国に対する忠臣の道理を果たすためであり、望みの民を編成し怨讐に籠絡される悲しみの環境を清算してしまい、あなたが栄光の父としてこの地に顕現なさることのできるその日のために探し求めてこられたのですから、今これを実際として感じることのできるあなたの息子・娘とならなければなりません。
そうですから、お父様、あなたの子女達を心にかけてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1971.3.21)
36
私達の目が、お父様を見ることのできなかったことが口惜しい事実であり、私達の耳が、お父様の聖なる愛の声を聞くことのできなかったことが口惜しい事実であり、私達の鼻が、罪のないエデンでのお父様の愛の香りと花の園に漂うすべての香りをかぐことのできなかったことが恨みであります。
罪悪圏内にある万物ではなく、善であり聖なるあなたの解放の園にある万物を食べることのできなかったこの口が恨みを抱いています。
この感情として感じた一切、この触感に感じられた一切が、あなたと反対の立場で感じ接触したという事実を思いますとき、私達は汚れ汚れた堕落人間の後孫であることを自覚し、聖なる解放された善の姿を切に仰ぐ心でそこに到達し、そこに立って天を仰ぎ見てほめたたえ、あなたの勧告を聞き、あなたの命令を受けることのできる日を慕わなければなりません。
自然を、あなたが許諾なさった香気がかおる祝福の園で眺めながら、自らが感じる一切の感情があなたのみ前に帰化することのできる立場に立てなかったことを自嘆しなければなりません。
今まで愛好した退廃的なものを捨て、自ら天が守護したかった本然の自分を慕いつつ行くことができなければなりません。
私達の一切の感情が汚れていることを知っていますので、今、私達の心と感情全体がお父様を動機とし、お父様と因縁を結び、お父様による結果を結ぶことができるようにしてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1971.10.3)
37
お父様!
この世でも自分を中心として愛そうとすれば、孤独な身として残されてしまうことを、私達の日常生活の環境を通して感じ、知っています。
しかし、人のために無限に世界的な価値の内容を提示し、人を愛そうとする人は、一人寂しい立場に立とうとしても、環境がその人を寂しい立場に立つことができないようにすることを私達は知っています。
お父様!
私達はあなたが探してこられた真の男性とならなければならず、真の女性とならなければならないということを知りました。
また、そのような男性と女性が一体化することのできる、愛の起源を成立させることのできる所が家庭であるという事実も知りました。
その家庭において上は父母に侍り、下には子女を率いる本来の四位基台圈を追求することが、原理が尋ねていく道であるということを思いますときに、この時間私達がその立場とどれほど遠い立場にいるかを知って、自らを批判しなければなりません。
神様と共に一体化できる相対的な絶対圏、その立場を通して世界的な横的国家観と世界観が形成されるということを、すなわち、天国は男性と女性が天を中心として一つとなる家庭から始められるということを知りました。
人格の価値もその立場で決定されるということを思いますときに、私達はその立場を中心として考えなければなりません。
そのような立場にいるようになるときは、「私」自体の心の中に天国があるようになるということを、「神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ*」と( *ルカ一七・二一)言われたイエス様のみ言が証しているということを知りました。
きょうこの場に来た子女達が、子女の名前を備え、天を父と呼び、地を貴い母として仕える心をもちましたなら、お父様、これからはこれらの者達が子女として行くべき道理をはっきりと悟るようにしてください。
天の父母を慕い、天の夫婦と天の子女の価値を慕わなければならないということを悟るようにしてくださり、今日、堕落した人間の後孫達にそのような価値ある立場を受け継ぐことができるようにしてくださいました恩賜は、その何をもっても返すことのできない感謝の因縁であるということを、私達が切々と感じなければなりません。
お父様!
今後の動き一切をあなたのみ前にお任せいたします。
きょうこの時間、天国の起源と私達の価値基準が一致すべきだということを改めて感じるものです。
今から家庭を中心として新しい三大愛の因縁を立てなければならず、それを全体の生活的動機として活用できる立場で、一つの世界を追求していく群れになるべきことをこの者達が既に悟ったということを知っていますので、そのような決意の上にあなたの無限なる愛と恩賜でもって共にいてくださいますことを再三お願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1970.11.21)
38
お父様!
主人のいないこの天地で、お父様が主人にならなければなりません。今後行くべきこの国の運命に責任をもち、指導することのできる中心にもあなたがなられなければなりません。
私達の家庭や個々人が望む願いの中心にもお父様がなられなければなりません。
世界でも必要とし、国でも必要とし、家庭でも必要とし、個人も必要とするのが、全天地をお造りになった主人であられるあなたであり、お父様であられることを私達ははっきりと知らなければなりません。
あなたは無限なる能力をもたれたお方であり、時間と空間世界のどのような制裁もお受けにならない全能なるお方であることを私達は知っています。
あなたによって造られなかったものはなく、あなたがすべてのものの原因となる内容をお備えになった主体であられることを知っています。
存在するものすべてがあなたとの因縁によって存在するということを私達は知り、存在するものは、主体であられるあなたのみ前に相対的目的をもっていないものがないということを知っています。
そのような立場に立った個人であり、家庭であり、国家であり、世界とならなければならないことも知っています。
日の光が差せば、すべての存在がその日の光を通じて生命を開かせ、それと一致しようとするのを見ますときに、微物も一つの中心に向かってそのように動くその現象を見るとき、私達もそのような立場で、あなたを私達の生命の主体として、私達の行く道と方向を照らしてくださるお父様として侍り、あなたと一体となり、あなたとーつとならなければなりません。
まず、あなたを主体とし、私達自身を永遠なる対象の実体として立て、主体と対象が分立できない一つの統一された姿を備えなければならないのが、私達個人の人生の願いであり、行くべき道の終着点であることを知っています。
そのような日を模索するために歴史が動員されてきたのであり、そのような自らを形成するために個々人の生活と生涯路程が設定されていることを私達は知っています。
お父様!
私達少数の群れがあなたのみ前に出てきました。
あなたが主体であられますので、私達は対象とならなければなりません。
あなたが主人であられますので、私達は主人の指示を受ける追従者とならなければなりません。
あなたが父母であられますので、私達は子女とならなければなりません。
あなたが主導的な能力とすべての生命の源泉であられるので、あなたを通す道だけが、私達においてはかいある生涯の行路であることを知り、そのように行くことができますよう許諾してください。
真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1972.7.9)
39
愛するお父様!
恨みの多いあなたの心情に分け入ってみるとき、その心には誰も知ることのできない隠れた理想的愛がわき立っていることを、私達は知らなければなりません。
人をどうしてお造りになったのかと尋ねてみるとき、神様が愛したくて造られたということを、今まで考えることができませんでした。
今日まで、人間存在の本然の価値を知りませんでした。男性として生まれたなら、真の対象である女性を永遠の女性として愛すべきであり、家庭を立てたなら、家庭を永遠なる家庭として、神様の代わりに愛すべきなのです。
愛するその基準は、氏族と民族の土台となり、その民族の土台は、自然に国家の土台となるのであり、国家の土台は、自然に世界の土台になるだけでなく、天宙的土台になり得るのです。
そのような一つの方向に一致した不変の世界があってこそ、ひとえにお父様の本然の愛を中心とした新世界が成されるはずですので、今日、堕落によって痛手を受け、堕落によって恨みの圏内であえいでいる全人類を、お父様、哀れにお思いください。
時代時代の個人を調停し、家庭を調停し、民族を調停し、国家を調停して東西四方、この世界という舞台を中心として、背景の異なる各文化圏を収拾し、統一的な一つの宗教形態を、統一的な一つの新しい愛の体系を、お父様の愛を中心として成就させようとするお父様のみ旨があるがゆえに、それに従い、それを望んでいくのが宗教の目的であることを、今私達は知りました。
お父様!
このような観点において、新しい時代の宗教、お父様の愛の深い骨髄を切り開き、万民の心情心情、事情事情に、あるいは希望の中に移してあげることのできる、その道を立てるために現れたのが統一教会であることを知っています。
ここに立っている子供が、どのように迫害が加重されるとしても、その迫害を乗り越えることができるのは、深いあなたの愛を知ったからであり、今日、疲れもせず中断しないまま、明日の希望に満ちた歩みをしているのも、あなたの新しい愛を知ったからです。
死の道を逃避せず、それを直視しながら、直行することのできるこのような権威と、そのような自らの自信を備えたのも、あなたの愛の驚きを知ったからであることを、悟るようにしてくださいますことを切にお願い申し上げます。
統一教会を信じて、過去の自分と違うことを発見できないというのは間違いです。
そうでない統一教会員は、この統一という名詞に対して罪を犯しているという事実を、私達が悟らなければなりません。
統一の信者というのであれば、どんな所にとどまっても、その環境において愛の主体性をもって現れなければなりません。
文なにがしが本物か偽物かということをどこで見いだせるかといえば、その結果を見て分かるといいましたので、統一教会員達が天の真の新しいまた一つの愛の主体として、とどまる環境環境を輝かすことができるようにしてくださり、われ知らずほのかに、標準的な対象として、あるいは主体として現れることができる価値的な内容をもってこそ、統一教会の信者らしい権威を備えた自らであることを悟るようにしてください。
天が今までこの教会を立てて働かれたのは、このような基盤を横的に世界化するためだということを私達は知っています。
民族を超越し、国家と国境を超越して、一つの心情圏を成し、一つの新しい血族と新しい文化世界の創造を目指して前進する隊列に立ったことを私達は知っていますので、どうぞ西欧に散らばっているすべての統一教会の群れ、アジアあるいは五大州に散らばっているすべての群れが、あなたの心情に従い、このようなろうそくの光にならなければならないのと同時に、大海に対しては灯台の使命を果たすべきなのです。
そのような使命がこの者達の上に負わされていることを知り、きょう、明日、未来に向かって進む愛の化身として、あなたの深い心情を証すことのできる証し人となるようにしてくださいますことを心からお願い申し上げながら、すべてを
真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1976.3.7)
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