1
お父様!
この民族は飢えた民族でしたし、頼る所のない民族でしたし、希望のない民族でしたし、誇るもののない民族でした。あるもの一つに頼る度ごとに、この民族はそれに捕らわれ、それに蹂躙されてきたのです。
そのような訳で、この民族に対されるお父様の悲しみが大きかったことを、私達は否認することができません。
この民族の歴史を見つめてみるとき、他の民族達の侵略によって数多くの曲折がごちゃごちゃに絡まり、その時ごとに民達は引き裂かれ、蹂躙され、追われ、凄惨な立場に処したことをあなたはご存じです。
ここにこの民族の血肉を受けた私達が集いました。
私達がこの民族の恨みを解くために、天の前に訴える時が来ました。
この民族が凄惨な境地に置かれ、生死の岐路で右往左往しているこの局面におきまして、中心となる者が誰でしょうか。
今、解放の歌を歌うことのできる時が来ましたし、新しい心情ののろしを揚げ、行軍のラッパを吹かなければならない時が来たことを知りましたので、お父様、志のある青年達を集めてください。
血の涙を流しながら、この民族のために泣き叫ぶあなたの息子・娘達を集めてください。
私達はある主義に従って訴える群れではありません。それよりは私達が先に死ぬことをもって肥やしとなり、この民族の上に新しい芽として芽生えることができるよう待ち焦がれています。
そのような私達になろうと、あなたの前に誓うものです。
ですので、お父様、語る前に前もってあなたの心情を体恤することができるようにしてくださり、あなただけが懇切なる心で私達の胸を占領してくださり、私達の心情を溶かしてください。
私達が自分自身を再鑑定し、自己の存在位置を確定して、新しい復活の姿として現れるよう許諾してください。
すべてを主のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1958.6.19)
お父様!
この民族は飢えた民族でしたし、頼る所のない民族でしたし、希望のない民族でしたし、誇るもののない民族でした。あるもの一つに頼る度ごとに、この民族はそれに捕らわれ、それに蹂躙されてきたのです。
そのような訳で、この民族に対されるお父様の悲しみが大きかったことを、私達は否認することができません。
この民族の歴史を見つめてみるとき、他の民族達の侵略によって数多くの曲折がごちゃごちゃに絡まり、その時ごとに民達は引き裂かれ、蹂躙され、追われ、凄惨な立場に処したことをあなたはご存じです。
ここにこの民族の血肉を受けた私達が集いました。
私達がこの民族の恨みを解くために、天の前に訴える時が来ました。
この民族が凄惨な境地に置かれ、生死の岐路で右往左往しているこの局面におきまして、中心となる者が誰でしょうか。
今、解放の歌を歌うことのできる時が来ましたし、新しい心情ののろしを揚げ、行軍のラッパを吹かなければならない時が来たことを知りましたので、お父様、志のある青年達を集めてください。
血の涙を流しながら、この民族のために泣き叫ぶあなたの息子・娘達を集めてください。
私達はある主義に従って訴える群れではありません。それよりは私達が先に死ぬことをもって肥やしとなり、この民族の上に新しい芽として芽生えることができるよう待ち焦がれています。
そのような私達になろうと、あなたの前に誓うものです。
ですので、お父様、語る前に前もってあなたの心情を体恤することができるようにしてくださり、あなただけが懇切なる心で私達の胸を占領してくださり、私達の心情を溶かしてください。
私達が自分自身を再鑑定し、自己の存在位置を確定して、新しい復活の姿として現れるよう許諾してください。
すべてを主のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1958.6.19)
2
お父様!
哀れみのみ手と慈悲の恩賜をこの民族に許諾してください。
しかし、追われ追い回される群れを通じて成さなければならないあなたのみ旨があるなら、この民族をさらに追われ追い回されるようにしてください。
そのような中でこの民族の苦痛を身代わりし、の民族の困難を身代わりして、責任感を持っていで立とうとする若い群れ達が出てくることを、望んでおられるということを知るものです。
死亡の一線であえいでいる人類を見つめ、涙されるお父様の物悲しさとこの国この民族の物悲しさを、私達が分かるようにしてください。
その物悲しさが心情的に結ばれ、天の恨みが血に連なった泣き声とともに、ため息とともにこの民族の前に訪れる、恐ろしい時が来ることを私達が分かるようにしてくださいますことを、お父様、懇切にお願い申し上げます。
民族が困難にぶつかる前に、私達がまず困難にぶつからなければならず、人類が困難にぶつかる前に私達がまず十字架の道を越えていくべきことを知りました。
イエス様も混乱した環境の中で、天城に向う道を先に歩んだあとで、その道を行けと言われました。
それがイエス様がお残しになった福音の内容であることを私達が知っていますので、この歴史路程の先端に立って、すべてのものに責任を負うことのできる者達となるようにしてください。
ぶつかって壊れて倒れる者達となることなく、ぶつかる度ごとにお父様と心情的な因縁をしっかり結び、お父様の前に立つことのできる者達となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、主のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1960.12.11)
3
この三千里半島を訪ねてこられるまで、ご苦労なさった歴史路程には、あなたの血と汗と涙の歴史が染み付いていることを私達は知るものです。
人知れずこの民族をお選びになって、かわいそうな立場に追い立てたのも、あなたのとても大きな摂理のみ旨があったからであることを私達は知るものであり、あなたに万民の前でお父様として侍ってさしあげなければならないことをよく知るものです。
悲しいそのお父様が私達のお父様であり、苦痛をお受けになったそのお父様が私達のお父様であり、この民族が困難な歴史路程を歩みくる度ごとに、血と涙をのんで、倒れる数多くの子供達をつかみ、痛哭されたそのお父様が私達のお父様であることを、知らなければならない私達であるのをもう一度悟るようにしてください。
あなたは親しく愛と生命のみ手を連ねてくださって、あなたの息子・娘達を捜してこられましたし、開拓者の中の開拓者、開拓の王として親しく役事してくださいましたが、今日この三千万民族はあなたを知らずにいるのです。
あなたに侍る日を待ち焦がれるべき民族とならなければならないのに、そうすることができずにいるのです。
お許しください。
昔も今も、お父様のみ旨の前に召命を受ける民族が時代時代を経てくるとき、歴史的な汚点を残したことをよく知っています。
今日この民族の過去の路程を悔いれば悔いるほど、あなたの心情を一層奉るべきであるにもかかわらず、そのような立場にいることができないことをお許しください。
かわいそうなこの民族を探し出してくださったときまでの、あなたのご苦労が大きければ大きいほど、それを知っている私達は、あなたの前に面目のない姿であることを感じないわけにはいきません。
お父様!
かわいそうなこの民族の上に、生命の因縁を結んで役事してください。
全人類の前にかわいそうな民族であったことを誇ることができ、苦痛を受けた民族であったことを誇ることができるようにしてください。
この地上の何ものにも頼ることができず、誇ることができなかったこの民族が、天と共に誇り得るひと日が早く早く臨むよう許諾してください。
懇切にお願い申し上げ、主のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1961.1.1)
4
今日、この世界を眺めるとき、お父様がお喜びになり得る所がどこにあるでしょうか。
そのような中心の基がどのようなものになるのかを、人類は考えることができずにいます。
その上、歴史的なすべての問題に責任を負って指導すべきこの国この民族も、知らずにいるのです。
お父様!
数多くの人間は、自分だけの幸福を求めていて、数多くの国々も自分の国の国益だけを望んでいますので、そのすべてのものがお父様のみ意のまま成されるのではなく、かえってお父様に悲しみと恨みを加えるものであり、心情を蹂躙するものです。
分からずにいるこのすべての国家と民族を哀れにお思いくださいますことを、お父様、懇切にお願い申し上げます。
歴史的な悲しみと歴史的な恨みが、この民族と私達に染み付いていることをあなたは知っておられます。
このような歴史的な悔しさを解くべきあなたの願いが残っているがゆえに、これを知る私達がいで立たなければならないことを知っています。
この国とこの民族のために涙しながら、この民族の新しい歴史のために何かをしてみようという者がいないことを私は知っています。
しかし今、この仕事を担おうとする統一の役軍達を呼び集めましたので、お父様、この者達を通してあなたの摂理を収拾してください。
たとえ頼もしい姿は備えられなかったとしても、お父様がお呼びになる新しい時代のみ声を聞いて真摯でありながらも震える心、もどかしい心を持って、再び願わざる恨みの土台を残すのではないかと心配していますので、お父様、哀れにお思いください。
お父様!
この民族の恨みを記憶してくださらなければなりません。
この民族の凄惨な姿にあなたが責任を負ってくださらなければなりません。
この民族と共にあなたが約束されたその約束を、この民族から奪われることのないよう懇切にお願い申し上げながら、この民族の涙とこの民族の苦衷が、残された復帰の恨みを解怨する条件となりますことを、お父様、懇切にお願い申し上げます。
お父様!
最後のひと日をおいてお望みになるそのみ旨と理念が、私達によって判定されるべき時が近づいていますので、残された復帰の路程で民族的な使命を果たすのに不足がないようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを主のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1964.12.27)
5
お父様!
数多くの民族を記憶してくださらなければなりません。
その上、この韓民族はかわいそうな民族ですので、この時間あなたが祝福してくださり、この荒廃した三千里半島をあなたがいたわってくださり、新しい世界に向かって前進することができるよう、天的な圏内に追い込んでくださいますことを、お父様、懇切にお願い申し上げます。
韓国はお父様がお訪ねになることのできる新しい約束の国であり、新しいみ旨に対してアベルの祭壇を備えるべき国であることを知っています。
お父様の前に忠誠を尽くすことがこの国に対するお父様の望まれるところであり、お父様に対するこの国の本分であり、この地と数多くの国と数多くの善霊達に対する本分であることを知っていますので、お父様、哀れみの愛を施してくださり、この民族とこの国がお父様のみ旨の前にふさわしい民族となり、希望の第三イスラエルとして天国を建設するにおいて、なくてはならない民族となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
この国が立てた天に対する忠孝の道理を万国が見習い、お父様の前に忠誠を尽くすことのできるその日が来ることを、お父様がどれほど待ち焦がれておられるかを私達は知っています。
ここに集った多くの子女達はそのようなことを心深く感じながら、そのみ旨が成されることを懇切に願っています。
お父様、あなたが保護してくださり、はぐくんでくださいまして、最後の闘いに勝利してお父様の栄光の場に参席することのできる、この民とこの民族となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
そうして、韓国を通して成される世界的な新しい歴史が全人類に捧げられるようにしてくださり、同時に人類が望んできた目的を達成し、お父様が望んでこられた目的を達成することができるようにしてください。
この国、この民が責任を果たして、人類の行くべき道を開くことができるようにしてくださり、そのようなこの国、この民となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
この地の人間はもちろん、霊界の数多くの霊人達も地を中心として再臨復活して、自分達の解怨成就を待ち焦がれていることを知っています。
お父様、彼らの願いを聞いてくださり、この地球星が彼らの願いを成すことのできる勝利の基となるようにしてください。
そうして、彼らの協助のもと、お父様の栄光の世界を成したその場、カイン・アベル全体が一つとなるその場でお父様に侍らなければなりません。
お父様!
全天地がお父様の愛と幸福の中で生きることができるようにしてくださり、平和の場でお父様の栄光を賛揚することのできるそのような国、そのような天宙を成してさしあげられるよう、力と能力を加えてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを主のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1966.1.2)
6
お父様!
韓国の歴史は悲しみの歴史として続いてきたということを知っています。
それがこの国の運命だったので、出発の時から今まで、あなたが志向なさる最高のゴルゴタの道を歩んできたことを知っています。
お父様!
この民族が願う度ごとに、この民族が悟り得る度ごとに、へし折られる歴史として続いてきたこの民族史を思うとき、八・一五解放から今まで、困難な環境を克服し、私達自身を完全にお父様に捧げることのできる圏内にまで入ってきたと思うものです。
この民族の前に新しい希望がなく、この民族を立てる出発の起源がお父様からでなかったなら、この民族において神様はいなかったでしょうし、この民族は悲惨な終末を迎えたことでしょう。
お父様はこの民族に国を失うようになさり、義も失うようになさり、またこの民族を三八度線ですっかり引き裂いてしまわれました。
しかし、これが私達にすべてのものを完全に取り戻させるための、あなたのみ旨であったことを知るものです。
お父様の摂理のみ手がこの民族の背後に介在していることを知っていますので、今、もう一度私達が姿勢を整え、お父様の前に贖罪の祭壇を築き、先祖達のすべての罪の許しを受けて、この時代の前に新しい正装をし、いで立てるようにしてくださり、福地が呼ぶこの時代の勇士としていで立てるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真のご父母様のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1966.3.13)
7
お父様!
三千万民族を記憶してください。
この民族は事情と事情が絡み合っている内情的な民族であり、お父様を慕い、お父様の愛に和合することのできる民族です。
お父様、幼い子女達が三千里の津々浦々で冷遇されながら注いだ血の涙の跡が、サタンに呪いの基盤として占領されることのないようにしてください。
聖なるその基盤の上にお父様が名をお呼びになり得る後世達をお立てになって、栄光のひと日を迎えて聖なる至聖所を備え、お父様に侍って幸福の勝利を賛揚することができるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
これが願いですので、今日もそのために、あすもそのために、余生の全部もそのために捧げられなければなりません。
ですので死んでも、捧げられたその場で死ぬべきです。
しかし生死の問題は自分が案ずべきではないことを知っていますので、残されたみ旨のための心配だけが私達の全部となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1967.8.13)
8
お父様!
数多くの民族と数多くの地の中で追われたかわいそうなこの民族を記憶してくださり、三千里半島の寂しいこの山河を選定され、摂理の焦点をお立てになろうとされるあなたの聖なるみ旨の前に、まず感謝を申し上げます。
このみ旨の前に忠誠を尽くし得る群れがとても貴いということを考えれば考えるほど、一層面目のなさを感じずにはいられません。
しかし、お父様の愛の心情は、完全な子供よりも不具の子供に一層宿るということを思うとき、お父様が心配なさるしかない歴史的背景を持ったこの民族をお許しくださいますことをお願い申し上げます。
お父様!
統一の子女達は今日まで七年という限界線を掲げ、人の知らない中で血の涙の出る闘争の歴史を歩んできました。
時には追われ、時には胸を打って痛哭し、時には飢えたはらわたを抱え、お父様の事情を論議してとめどもない涙も流しました。
このようにすべての過去のことが涙で始まりましたが、それが涙で刈り取られるのでなく、笑いで刈り取られ、お父様の前に感謝を申し上げ得るひと日を持てるようになったことは、すべてお父様のお助けと保護ゆえだということを考えるとき、一層感謝を申し上げずにはいられません。
お父様に侍り、私達が誇りたい心をすべて吐露することのできる自由天地が早く早く成されますことを私達が一心で哀訴いたしますので、お父様の前に身をかがめて敬拝を捧げた、私達のすべての事情を受け入れてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
誰が何と言いましても、私達は何も持たない寂しい者達です。
あなただけが私達の味方であり、あなただけが私達のものであり、あなたのために生きているというその事実が、世の中の億千万金を与えても取り換えられない貴いものであることを知る私達とならなければなりません。
お父様!
足らない私達ですが、先祖達が全生涯を通して築き上げた功の基盤と時代的な恵沢により、今日このような立場に立てられましたことを、心から感謝に思えるようにしてください。
その感謝する心が、私自身だけの立場でない、過去と現在と未来を通した歴史的な立場で感謝することができるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
万々事にあなたの恩賜と勝利の栄光があるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1967.12.24)
9
愛のお父様!
アダムを失ってしまったその日から、あなたはあなたが信じることのできる一人を探すためにどれほどご苦労なさいましたでしょうか。
また、お父様を身代わりして責任を負い、闘ってくれる者をどれほどお探しになり、お父様の全権を相続することのできる一人をどれほど待ち焦がれつつ探してこられたでしょうか。
これを考えるとき、この地上にそのような人がいなかったことがお父様の悲しみであり、人類歴史の恨みだったということを、私達はもう一度痛感せずにはいられません。
お父様はこのように悲しい歴史の峠道を、六千年という長い長い歳月の間歩んでこられました。
悲しいときには悲しみをこらえ、すべてのことに責任を負われた立場で今日まで少しも休むことなく来られました。
人間達は暗い夜道であえいでいますが、お父様はそれよりもひどい暗闇の中で、人類歴史を摂理してこられるために心労し心を砕いておられるということを、私達がもう一度思い起こすようにしてくださり、私達がお父様の前に面目なく心苦しい自分達となっていることを、悟るようにしてくださいますよう懇切にお願い申し上げます。
またお父様が六千年間歴史の裏道をさまよいつつ探しこられたその歩みが、どれほど悲しかったかを悟るようにしてください。
数多くの民族と国家の前に追われながら、この国あの国、この都市あの都市をさまよいながら探しこられたお父様の苦労の歩みが、今日この韓国の山河にとどまるようになった事実を私達が知るとき、私達がお父様の前に真実に面目ないことをまた感じるものです。
この三千里半島と三千万民族を中心としてお父様の摂理のみ手があったという事実を、この民族は知ることができませんでした。この地に来ては逝った私達の善なる先祖達も知ることができませんでした。
しかし今、時を迎えてみると、お父様の摂理のみ手がこの民族を中心として動いてきたという事実を知るようになりました。
このようなことを考えるとき、この民族は過去から現在まで、お父様の前に面目なかったことを申し上げずにはいられません。
その上、お父様の哀れみと愛のみ手におそれ多くも対することさえ不足な私達を、お父様がその愛の恩賜圏内に立ててくださいましたので、私達が真実なる心でこの民族とこの山河と万民を代表した立場で、お父様に謙遜に敬拝を捧げるあなたの子女達となるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真のご父母様のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1967.12.31)
10
お父様!
高く貴く聖なるあなたの摂理歴史は、長い長い人類歴史を手探りで来たのです。
お父様、今日も私達を立ててくださり、世界的な責任を追求なさるあなたの立場がどれほど凄涼で哀れかを、私達が感じることができるようにしてください。
はるか遠くのこの韓国の一角を慕いながら、今この時間にもこの師を案じつつお父様の前に涙で懇切に訴える群れが世界に散らばっているという事実を思うときに、この韓国の地の統一祭壇の責任がどれほど恐ろしくとてつもない立場であるかを私達はよく知るものです。
お父様! 韓国を慕う統一の群れの上に祝福をお与えください。彼らは韓国を自分の祖国だと心で仰ぎながら、この地のために血と汗と涙を流しています。
この地のためには骨でも埋めたいと思う数多くの群れが統一の理念とともにあるということを思うとき、彼らを一か所に束ねてあなたが願われる一つの国を建てなければならず、一つの世界的な理念を成就しなければならないので、そのみ旨を成す時まで、私達は耐えて耐えてまた耐えながら行かなければなりません。
六千年のうんざりとするような歴史過程を黙々と耐えてこられたお父様に倣い、私達は無言で耐えながら行かなければなりません。
お父様!
私達は今また行かなければなりません。
この民族の寂しい事情を抱いて行かなければならず、この国の荒廃した実情をもう一度手探りして行かなければなりません。
この民族はかわいそうな民族になるしかない成り行きでした。
そうですが、世界の万国に誇るべきお父様の摂理のみ旨が統一の群れの中にあるという事実を、誰も知らない中で私達が先に知るようになったことを、お父様の前に真実に感謝申し上げます。
お父様!
その間あなたがどれほど苦労してこられたかを、私達が分かるよう許諾してください。
お父様に向かう慕わしさに徹し、お父様の心情を感じながら、民族を抱き締めて身もだえする彼らの懇切なる願いが決して無駄にならないようにしてください。
そうして、この民族がこのひと時を克服して越えて、世界に向かって駆けていくことのできる解放の民族となるようにしてくださり、ひいては全世界に天国を創建することのできる第三のイスラエル民族となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、このすべてを真のご父母様のみ名によって懇切にお祈りいたしました。
アーメン。
(1969.5.2)
お父様!
数多くの民族と数多くの地の中で追われたかわいそうなこの民族を記憶してくださり、三千里半島の寂しいこの山河を選定され、摂理の焦点をお立てになろうとされるあなたの聖なるみ旨の前に、まず感謝を申し上げます。
このみ旨の前に忠誠を尽くし得る群れがとても貴いということを考えれば考えるほど、一層面目のなさを感じずにはいられません。
しかし、お父様の愛の心情は、完全な子供よりも不具の子供に一層宿るということを思うとき、お父様が心配なさるしかない歴史的背景を持ったこの民族をお許しくださいますことをお願い申し上げます。
お父様!
統一の子女達は今日まで七年という限界線を掲げ、人の知らない中で血の涙の出る闘争の歴史を歩んできました。
時には追われ、時には胸を打って痛哭し、時には飢えたはらわたを抱え、お父様の事情を論議してとめどもない涙も流しました。
このようにすべての過去のことが涙で始まりましたが、それが涙で刈り取られるのでなく、笑いで刈り取られ、お父様の前に感謝を申し上げ得るひと日を持てるようになったことは、すべてお父様のお助けと保護ゆえだということを考えるとき、一層感謝を申し上げずにはいられません。
お父様に侍り、私達が誇りたい心をすべて吐露することのできる自由天地が早く早く成されますことを私達が一心で哀訴いたしますので、お父様の前に身をかがめて敬拝を捧げた、私達のすべての事情を受け入れてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
誰が何と言いましても、私達は何も持たない寂しい者達です。
あなただけが私達の味方であり、あなただけが私達のものであり、あなたのために生きているというその事実が、世の中の億千万金を与えても取り換えられない貴いものであることを知る私達とならなければなりません。
お父様!
足らない私達ですが、先祖達が全生涯を通して築き上げた功の基盤と時代的な恵沢により、今日このような立場に立てられましたことを、心から感謝に思えるようにしてください。
その感謝する心が、私自身だけの立場でない、過去と現在と未来を通した歴史的な立場で感謝することができるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
万々事にあなたの恩賜と勝利の栄光があるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1967.12.24)
9
愛のお父様!
アダムを失ってしまったその日から、あなたはあなたが信じることのできる一人を探すためにどれほどご苦労なさいましたでしょうか。
また、お父様を身代わりして責任を負い、闘ってくれる者をどれほどお探しになり、お父様の全権を相続することのできる一人をどれほど待ち焦がれつつ探してこられたでしょうか。
これを考えるとき、この地上にそのような人がいなかったことがお父様の悲しみであり、人類歴史の恨みだったということを、私達はもう一度痛感せずにはいられません。
お父様はこのように悲しい歴史の峠道を、六千年という長い長い歳月の間歩んでこられました。
悲しいときには悲しみをこらえ、すべてのことに責任を負われた立場で今日まで少しも休むことなく来られました。
人間達は暗い夜道であえいでいますが、お父様はそれよりもひどい暗闇の中で、人類歴史を摂理してこられるために心労し心を砕いておられるということを、私達がもう一度思い起こすようにしてくださり、私達がお父様の前に面目なく心苦しい自分達となっていることを、悟るようにしてくださいますよう懇切にお願い申し上げます。
またお父様が六千年間歴史の裏道をさまよいつつ探しこられたその歩みが、どれほど悲しかったかを悟るようにしてください。
数多くの民族と国家の前に追われながら、この国あの国、この都市あの都市をさまよいながら探しこられたお父様の苦労の歩みが、今日この韓国の山河にとどまるようになった事実を私達が知るとき、私達がお父様の前に真実に面目ないことをまた感じるものです。
この三千里半島と三千万民族を中心としてお父様の摂理のみ手があったという事実を、この民族は知ることができませんでした。この地に来ては逝った私達の善なる先祖達も知ることができませんでした。
しかし今、時を迎えてみると、お父様の摂理のみ手がこの民族を中心として動いてきたという事実を知るようになりました。
このようなことを考えるとき、この民族は過去から現在まで、お父様の前に面目なかったことを申し上げずにはいられません。
その上、お父様の哀れみと愛のみ手におそれ多くも対することさえ不足な私達を、お父様がその愛の恩賜圏内に立ててくださいましたので、私達が真実なる心でこの民族とこの山河と万民を代表した立場で、お父様に謙遜に敬拝を捧げるあなたの子女達となるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真のご父母様のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1967.12.31)
10
お父様!
高く貴く聖なるあなたの摂理歴史は、長い長い人類歴史を手探りで来たのです。
お父様、今日も私達を立ててくださり、世界的な責任を追求なさるあなたの立場がどれほど凄涼で哀れかを、私達が感じることができるようにしてください。
はるか遠くのこの韓国の一角を慕いながら、今この時間にもこの師を案じつつお父様の前に涙で懇切に訴える群れが世界に散らばっているという事実を思うときに、この韓国の地の統一祭壇の責任がどれほど恐ろしくとてつもない立場であるかを私達はよく知るものです。
お父様! 韓国を慕う統一の群れの上に祝福をお与えください。彼らは韓国を自分の祖国だと心で仰ぎながら、この地のために血と汗と涙を流しています。
この地のためには骨でも埋めたいと思う数多くの群れが統一の理念とともにあるということを思うとき、彼らを一か所に束ねてあなたが願われる一つの国を建てなければならず、一つの世界的な理念を成就しなければならないので、そのみ旨を成す時まで、私達は耐えて耐えてまた耐えながら行かなければなりません。
六千年のうんざりとするような歴史過程を黙々と耐えてこられたお父様に倣い、私達は無言で耐えながら行かなければなりません。
お父様!
私達は今また行かなければなりません。
この民族の寂しい事情を抱いて行かなければならず、この国の荒廃した実情をもう一度手探りして行かなければなりません。
この民族はかわいそうな民族になるしかない成り行きでした。
そうですが、世界の万国に誇るべきお父様の摂理のみ旨が統一の群れの中にあるという事実を、誰も知らない中で私達が先に知るようになったことを、お父様の前に真実に感謝申し上げます。
お父様!
その間あなたがどれほど苦労してこられたかを、私達が分かるよう許諾してください。
お父様に向かう慕わしさに徹し、お父様の心情を感じながら、民族を抱き締めて身もだえする彼らの懇切なる願いが決して無駄にならないようにしてください。
そうして、この民族がこのひと時を克服して越えて、世界に向かって駆けていくことのできる解放の民族となるようにしてくださり、ひいては全世界に天国を創建することのできる第三のイスラエル民族となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、このすべてを真のご父母様のみ名によって懇切にお祈りいたしました。
アーメン。
(1969.5.2)
11
お父様!
数多くの国の中で、この韓国が今後人類の心の中に宿る国となることを私達は知っています。
今日私達が世界人の本郷となり得るこの地に生まれ、ここでお父様を慕いながらみ言を聞き、教育を受け、またここで涙しながら鍛練されるというこの事実が、どれほどとてつもなく貴いものであるかが分かるよう許諾してください。
お父様!
今、このような事実が、言葉だけでなく私達の目の前に現実として展開される時が来ました。
今、数多くの人々が本郷を慕う心にあふれてここを訪ねくるようになるとき、彼らの心に新しい炎を加えてくださり、この本郷のために骨髄が溶けるほど精誠を尽くし、もう離れたくなくて、足が離れずに涙し得るようにしなければならないという事実を、ここにいる子女達が分かるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
彼らがここに来て帰ってからは、ここを観念的に慕い想像する立場ではなく、実際に見て感じた体験を根本として、もう一度実感を持って慕うことができるようにしてください。
そうして、また訪ねてこようと、再度決心することのできる動機と因縁をここで彼らの前に残してあげることのできる、加えてあげることのできるあなたの子女達とならなければならないということを、この本郷の地、韓国の食口達がはっきり分かるようにしてください。
言葉が通じず、生活環境が互いに違うとしても、私達は表情と感覚でもって彼らをしてこの本郷の地が一層慕わしく、一層見たく、一層暮らしたい内情的な因縁を感じることができるようにしなければならないことを、もう一度悟るようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
本郷がどれほど貴く、どれほど価値があるかということを分かるよう許諾してください。
本郷に暮らしながら、お父様が記憶することのできる歴史的な価値を千倍万倍賛揚し、また、万民の前にこれを誇ることができ、現すことのできる息子・娘とならなければ、私達は悲しみの対象として残され、またその本郷は本郷としての価値を失ってしまうということを分かるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
私達は韓国民族を中心としてだけみ旨が成されることを望む立場で働いてはなりません。
自分を中心として、自分と関係している人々にだけ幸福の基盤が築かれなければならないという観念を持ってはなりません。
民族と国境を越えに越えて、世界人を抱き、世界人と共に授け受けることのできる因縁を結ぶため、心におきまして、生活におきまして、鍛練するようにしてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1969.5.11)
12
お父様!
永遠に安息できる本郷の国がどこなのかを知ることのできない人々がどれほど多いか、言葉では言い尽くすことができません。
数多くの人々が自分の国が本郷だと賛揚しながら生きていますが、子孫万代に永遠なる幸福と安息の土台であると誇ることのできる国がありませんし、お父様が永遠に安息できるであろうと主張することのできる国がこの地上にありません。
お父様!
あなたが待ち焦がれ訪ねてこられた本然の国と本然の世界が、あなたの苦労された基盤として残っていますが、その基盤の上にあなたの苦労の代価として立てようとされた一つの中心、全歴史と共に、全時代と共に、また未来と共に誇ることのできる真なる息子・娘がどれほどいるかを考えるときに、あまりにも不足な数にとどまっていることを私達はよく知るものです。
あなたが誇り得る一つの国を建てるために、数千年の歴史過程を通して先知先烈達の口を通して証しましたが、イスラエルの国家はイエス様に悲運のひと日を迎えさせることによって、痕跡を失ったまま数多くの国家と民族の前に追われ追い回されました。
今、遅まきながらお父様の祝福の因縁に従う数多くの人々を中心として、一つの祭壇を束ねて、イスラエルとエルサレムを再びお父様の前に奉献することができるよう民族的な解放を受けたのです。
そうですが、その民族は世界の前にお父様の祭壇を備えてお父様に侍り得る使命を果たせなくなったことを私達は知るものです。
現時代の実情を推し量ってみるとき、お父様の摂理歴史はどのような立場、どのような国、どのような人々をして始まり、運行され終結されるかを考えてみるとき、この地上の数多くの民族を主導している先進国家ではないことを、あなたの心情の歴史を通して如実に知っています。
世界のどのような民族より悲惨な歴史過程を通じながらも、お父様に向かう一片丹心、忠誠の心と志操を備えた民族、あなたのために生きるにおいて不変の姿を備えたそのような民族、時期と環境は変わっても、お父様に対する忠誠だけは変わらないそのような民族、そのような国でなくては、あなたと人類が求めている理想の民族と国になることができないという事実を私達はよく知るものです。
第三イスラエルの顕現を私達はみ言を通して知り、その第三イスラエルの民達は歴史的などのような偉人よりも、時代的などのような有名人よりも貴い立場にとどまるようになるという事実を私達は知っています。
しかし、真なる意味でそのような価値を骨肉に染み込むほど知り、お父様の前にそのような立場を探してさしあげるためにあらゆる精誠と犠牲を尽くし、その国とその民を成すために忠誠の道理を尽くそうと、いで立つ人々がどれほどいるかということを考えるとき、この時間、私達はもう一度反省しなければなりません。
お父様!
この韓国を中心とした新しい歴史的な因縁を、今日私達を通して証し、私達を通して表し、私達を通して成就なさりたいお父様の内的な事情があるとするなら、今日私達の個体がどれほど慎重でなければならない立場であるかを知り、お父様の前に忠孝の道理を尽くすことのできる子女達となるべきことをはっきり知るようにしてください。
すべてを真のご父母様のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1969.5.25)
13
恨み多い復帰の峠をそれほどまで越えることが難しいとは誰も知らなかったのです。
その道を今までお父様はどれほど往来されたでしょうか。来られるときは、希望の息子を見いだそうという希望を持って来られ、帰られるときは、ひどく落胆して行かれるあなたの姿、何をもって形容し、どのような言葉で慰労することができるでしょうか。
お父様!
私達はあなたがこのかわいそうな韓国の民を、哀れにお思いくださっているということを知りました。
今までは誰も知りませんでしたが、今私達は悲惨な歴史過程を通じ、涙と血の歴史を編んできた倍達民族(=韓民族)の背後にお父様がおられたということを知りました。
今、私達は歴史を回顧するとき、この民族の悲惨な歴史はお父様の悲惨さを象徴したものであり、この民族が世界の強国に囲まれて侵略されたのは、お父様の寂しい立場と似ていたことを思うものです。
お父様がそれを痛嘆なさってお訪ねになった一国がありましたが、それはその国に因縁づけられた一人のお方を祝福なさろうというものであるのを私達は知っています。
私達は大韓民国の歴史と因縁づけられたお父様の心情を中心として、突撃し得る立場に立ったことが不幸だと思ったのです。
しかし今、私達はそれがとても幸いであることを知りましたので、お父様の前に感謝を申し上げずにはいられません。
この民族は解放以後に行くべき道を行くことができませんでした。
この民族を代表したキリスト教が責任を果たすことができず、この民族はいまだに国連に加わることのできない名のない国です。
ですのでお父様、この国の苦難が終わるようにしてください。
私達はお父様の子女でもあり、この世の国々がこの国に対して頭を下げ得るその日のために、厳粛な天の密命を受けたあなたの密使達でもあることを知らなければなりません。
お父様!
私は五十年の生涯を通して、死んでもこの民族を捨てられない運命を持って生まれたということを知りました。
それゆえ、今日まで排斥される道にあっても、悲しく寂しく悔しい立場にあっても、かえってお父様をつかんで慰労したのです。
私にそうすることのできるひと時を持てるようにしてくださったお父様の恩賜に感謝を申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1969.10.4)
14
お父様!
恨みが積もった天の歴史的なみ業を相続させ得る課題が残っている現実におきまして、厳粛にこの業績を賛揚し、引き継ぐことのできるあなたの息子・娘であることを自任し、いで立つ群れとなって、あなたが満足に思うことのできる子女達となるよう許諾してください。
八道(韓国全土)から群がってきた大学街の若いあなたの子女達です。
この者達が行く道がどのような道でしょうか。今後、大韓民国の運命に責任を負うべき大学街が混乱状態にあります。
しかし、今はここに突撃戦を提示して勝利の立て札を立てるべき時代ですので、このような時代に私達は使命を成すべきお父様の密命を受けた者として、責任を果たすことのできる天の王子王女達となるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
ここに来た時は、ただ流れていく若者の姿として、意志なき歩みで来ましたが、今帰っていく胸には誰も運ぶことのできない荷を抱いて行かなければなりません。
民族の恨みを踏み越えていくことのできる祭物として、血涙の祭壇を経なくては統合の因縁を結ぶことが難しいということを、私達は歴史を通して学びました。
また、私達は今日私達の時代にそうしなければならないことを学びました。ですので、時々刻々とその使命が促されるこの時代に、ここに集った若者達が彼らの血と肉をこの民族の前に、この国の津々浦々にいかりとして下ろすべき責任を果たすために、お父様に順応しながら、のろしを揚げていで立つことのできる天の勇者達となるよう許諾してくださいますことを、お父様、懇切にお願い申し上げます。
これが私達の時代において越えなければならない、これがこの時代の若者達の使命であることをはっきり知りこの責任を果たすために力の限りを尽くすことができるよう許諾してください。
こぶしをぐっと握り、新しい光明の朝を建設しようと、いで立つことのできる天の息子・娘となるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
残された日々が私達を呼び、かわいそうなこの民族が私達を呼んでいることを知っていますので、学びの環境においてもその責任を果たそうと、ありとあらゆる精誠を尽くすあなたの子女達となるよう許諾してください。
きょうのために生きるのでなく、あすのために生き得るあなたの子女達となるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
あすの希望の前に小心者となることなく、強く雄々しい天の勇士達となるよう許諾してくださいますことをお願い申し上げます。
世界の前に勝利を残し、また勝利を引き継がせてあげ、行くことのできるあなたの子女達となるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
今、決心した心を強く雄々しく持つことができるようにしてくださり、岩にぶつかるなら岩が砕け、鉄鋼にぶつかるなら鉄鋼を断ち切ることのできる心で、全生涯をお父様の前に捧げようと誓うようにしてくださり、その信念を固くして帰っていくことができるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
あすの天国でお父様の保障を受けることのできるあなたの子女達となり、あなたの称賛を受けることのできる子女達となるよう許諾してくださいますことをお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1964.10.4)
15
お父様!
この民族を天が刈り取ってくださったことに感謝を申し上げます。
今、私達は天の新しい中興の機会がこの領土の上に訪ねてくるという事実を知らなければなりません。
お父様の隠れた歴史がこの民族の上に共にあった因縁を知るときに、私達はこの民族がかわいそうな民族ではなく、世界のどのような民族よりも貴い民族であることを知るものです。
この民族の姿が見た目には傷だらけであり、この領土が見た目には荒廃した三千里の領土ではありますがこの領土とこの民族の中に天が染み入っているという事実を知り、私達はこの民族を愛さなければなりません。
この三千里の領土をつかみ、お父様の聖なる祭壇としてすべてを捧げ奉ろうと、血涙を注いで神聖に聖別することのできるあなたの息子・娘とならなければなりません。
お父様!
この国この民族を私達は守っていかなければなりません。
私達が番人となって、この国この民を守らなければなりません。
現在この国この民族を守ることのできる人がいないことを知っていますので、私達が血涙を流すことを覚悟してこの国を守ろうと身もだえしてきましたし、この民族を世界的な民族にしようと、先頭に立って叫んできました。
ですので、このみ業が偽りとして烙印を押されてはなりません。
聖なる天のみ業が善として出発しましたが、結果が悪として結ばれるようになるときに、天が行く道はすべてそうだと、サタンが讒訴した事実がどれほど多かったでございましょうか。
それを私達が知っていますので、きょう統一の子女達が歩んできた道も、ただ単に過ぎていく私的な事件として残してはならないことをはっきり知るよう許諾してください。
お父様!
今、私達はこの民族を愛し、この三千里半島を防御しなければなりません。
私達の体が防弾となり、私達の体が土城となって、これを守って保護すべき責任を感じることのできるあなたの息子・娘となり、そのような統一教会となるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1964.12.14)
16
お父様!
人々はこの世の環境で天を忘れてしまい、あなたのみ名を忘れながら不幸にもみ旨と遠ざかった生活をしています。
このような事実がこの堕落した人間世界におきましては、あまりにも客観的になっているということを知るとき、私達が天の使命を忘れる立場に立つようになるまいかと心配です。
自分自身の前に近づく環境の誘惑に怨讐のように対することのできる心を持ち、名誉も権威もすべての全体的な威信も完全に忘れなければなりません。
お父様!
私達は誰のために涙し、誰のために苦労をしたのでしょうか。
あるいは自分のために流した愚かな者がいましたでしょうか。
自分の出世の方便としてこの道を行く人がいるとするなら、この者は遠くない将来に必ず失敗するということを私は知っています。私達はこのような愚かな人となってはなりません。
自分が滅び得る立場でも、祖国を思いながら祖国の主体であられるお父様と共に責任を負ってきながら、「私がこのような境界線を越えますので、お父様、勝利の跡をここに残してください」と言えなければなりません。
すべての民族と心情を通じることができず、連結することができないこのような哀切な立場においても、これを克服し、民族のために奉仕することのできる息子達となるようにしてください。
私達がそのような立場に立つとき、誰も受けることのできない全体の心情をすべて引き継ぐことができるという事実を知らなければなりません。
そのような内的な因縁を通してのみ、お父様の前に祝福を受け、保護を受け、愛を受け得る立場に立てるということを知っています。
自分がそのような立場に立ったとしても、先祖の歴史的な功績の土台があったがゆえにそのような立場に立ったということを知り、謙遜な姿勢を持つ私達とならなければなりませんし、先祖がそのような使命を果たせなかったならば、私達が身代わりして千万倍その使命を果たそうと、身もだえすることのできるあなたの息子達となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げ、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1970.2.16)
17
お父様!
最後の祭壇を決定するための立場は、祭物を必要とする立場ですので、死ぬか生きるかという民族の悪と善を判決すべき摂理のみ旨を中心として、善悪の基準点が備えられなければならないということを知るものです。
私達は国家の運命を中心としてこのような立場にあります。
私達には既に南北が分かれたことをどのように今後一致させるかという障壁が残っていますので、私達三千万民族の心深く根付いた天のための民族精神を中心として、新しい国民運動として挙国的な思想運動が必要だということを知りました。
ですので、この国、この民族が生きるためには私達が先に「統一思想」で思想武装をしなければならず、力の武装をしなければならないということを私達は知っています。
悪は力の対決を中心として相対的な権限を備える前には、議論できない立場に立っているということを歴史を通して学びました。
悪は歴史を通していつもそのような結果をもって現れたのです。
それゆえ、私達が彼らを凌駕することのできる力の基準を立てなければ、絶対に彼らは相対的に運行することのできる環境を譲歩しないということを知りました。
これが悪が歴史的に歩んできた歩みであることを知るものです。
お父様のために内的に心情一体を成し、外的に力の基準を備えなければならないと考えたことが、今現実として近づいています。
このようなときに、私達はアジアを中心として結束させるべき使命に責任を負っているので、この使命を成就させるためには一身の疲れを超越しなければならず、持っている物質もすべて投入しなければなりません。
私達はお父様のみ旨のために生命まで捧げることのできる導火線とならなければならず、そうすることのできる動機とならなければなりません。
怨讐の国をお父様に帰し奉ることができ、その国を好きになることができなければなりません。
その国のために、かいのある仕事をするために日本の統一戦線で苦労しているあなたの息子・娘がいます。
そこには霊界があり、統一教会があり、勝共連合があるのです。
この者達を中心として挙国的な活動を開始していますので、お父様、祝福してください。
懇切にお願い申し上げ、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1970.3.8)
18
今後現れる民族の運命を見つめるなら、絶望が漂っています。
あすのアジアの運命の中で、最終の使命を決断すべき線上に置かれているのが、きょうの韓国の運命であることを思うとき、私達の運命が世界人類の中で最高に悲惨だとしても、ここに訪ねてきた歴史的な秋の節気の限界線を越え、あすの希望にあふれて春を迎えることのできる生命力を持ち、新しく生きていくことのできる歴史的な生命力を持った一つの結実体がこの地上に現れたとするなら、私達に絶望はなく、あすの新しい朝を迎えることのできる希望にあふれた巨歩の出発をなすことができるという事実を、思い起こすようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
悲しみと喜び、死と生命が交差しながら、堕落世界が今まで歴史的に編まれてきたことを推し量るとき、この民族が処した悲惨な運命を悲惨なものとして受け継ぐのではなく、喜びの歴史として連結させ得るあすの寵児の姿を慕わなければなりません。
今まで追われ追い回される中でも耐えてきた群れ、闘いの路程で残された群れが、この韓国に集まってきたあなたの子女達であり、統一の勇士達であることを思うのです。
私達には民族のために流した涙があり、世界のために流した涙があり、未来の世界のために案じる涙があります。
お父様がそうされたがゆえに、主体であられるお父様の前に対象の価値を持ち得る自らの姿であることを自負することのできる実体の権限を持ち、私達でなければならないという自我の信念を自覚し、再闡明し得るこの時間となるよう許諾してくださいますことを、お父様、懇切にお願い申し上げます。
今まで経てきた歴史を回顧してみるなら、悲しみの歴史ではない、お父様の保護の歴史でした。
私達の悲しみ以上にお父様の悲しみが残されたことを感じれば感じるほど、あすの希望の前に自信を持っていで立つために、お父様に侍って行かなければならない私達の立場です。
その立場は怨讐の矢を受ける立場であり、悲しみの闘いが漂う立場ですので、お父様を栄光の中で迎えることができずに嘆いています。
しかし、お父様、
耐えてください。
あすの希望の基盤のために冬の節気を克服して越えるべき運命の道に立ちましたので、私達自体が結合して生命の代価を損傷させることなく大切に装い、大切に結集しなければなりません。
このような私達が春の節気の限界線を越えて立つことのできるその瞬間のために、生命力を集結し、外的な実力を備えるようにしてください。
一つの生命を結合してその限界線を越えてこそ、天と地が保障することのできる主体的基盤となるように、そのような基準を備えて新しい春の日の起源を願うことのできる群れとなるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1970.5.3)
19
お父様!
この国は南と北に分かれています。
民主主義と共産主義の対決の起点になっています。
ですので、大韓民国が必然的に行くべき運命の道をあなたが守ってください。
私達はお父様の血の十字架を背負っていくべき受難の道に踏み入ったのです。
まず打たれる立場に立って悲しみと寂しさを抱き、身もだえしながらもあすの勝利を前においていますので、お父様、この民族に強さと雄々しさを許諾してください。
落胆と絶望のようなものは一瞬も許さない、緊張した時点だということを私達は知っています。
外的に全国的な情勢がそうですが、内的に教会のみ旨を中心としてもそのような時点が私達の目前に見えています。
私達がカイン国家を屈服させ、アベル国家の使命を果たさなければ天国に行くことはできませんので、このような運命の道を行く私達を、お父様、お守りください。
民族的正気が堕落した世界を脱して、あなたの心中に埋められていた愛国愛族の心情を持って現れるべき時が私達に近づいてきました。
しかしお父様の心を引き継いで国を愛し民族を愛する息子が何人ほどいるかと尋ねるとき、私はお父様の前に涙を流しつつ悔い改めなければならないことを感じなければならないのです。
お父様、お許しください。
今まで数多くの血のにじんだ途上において、民族の恨みを解こうと、先頭に立って進むその歩みに従ってくる群れ達を眺めるとき、お父様の心配の対象となる数は多いのですが、お父様の心配に責任を負うことのできる者は多くないことを知るものです。
このような者達を眺めるとき、私が行くべき未来に十字架の道がまだ残っているということを感じるものでございます。
お父様!
行くべき十字架の道が残っているために、今後の路程で力強い歩みでもって、民族を身代わりして闘いの道を開拓しなければならず、私達が行くべき運命の道を開拓しなければなりません。
民族が南と北に分かれており、民族の分裂とともに悲しい心情の因縁を持つしかない恨みがありますので、この恨みを解き、南と北を糾合すべき責任が私達にあるということが分かるようにしてくださり、その責任を果たすようお導きください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。
アーメン。
(1970.5.31)
20
お父様!
取るに足らない私達を、あなたの聖なるみ旨の前に立ててくださいますことに感謝を申し上げます。
あなたのみ旨の前に立った私の一存在が、歴史的な一つの時点で責任を果たして残され得る人となるようにしてください。
私達はひと時来てはそのまま流れていく者ではなく、歴史的な現時点に影響を及ぼすことのできる内容を提示して、時代、時代を新しく呼び起こすことのできる主体的な使命を果たさなければなりません。
お父様が私達を呼び立てておき、任せたいと思われるその懇切な心情的事情を感じられない私達の姿であるなら、勧告してください。今まで捜してこられたあなたの事情を、愛する子女達の心の奥深くに感じるよう許諾してください。
お父様!
この民族はかわいそうな民族ではないでしょうか。今後この民族が行くべき道はただ一つの道だけですが、その道を知ることのできない立場に立つとするなら、この民族は真実にかわいそうな民族であり、この民族の将来は暗澹となるのです。
このような現実的な情勢を把握し、未来のアジアと世界の情勢を眺るとき、私達はこの民族と大韓民国が行く道を心配せずにはいられません。
お父様!
今までの歴史が、この民族を通してアジアと世界の前に顕現なさる、蕩減の路程を終わらせるために訪ねきたあなたの歩みであるなら、この民族の心に生きていてください。
また、この民族の心にあなたの願いが復活し、あなたのみ旨とともに一つとなった民族として立ててくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
お父様!
この民族をして国を愛すまいとしても愛さざるを得ない心を持つようにしてくださり、また北韓も愛すまいとしても愛さざるを得ない心がほとばしるよう役事してください。
自分自身のために生きる人は歴史でただ流れていってしまいましたが、後孫のために、後代の民族のために、世界のために生きようという人は一つの勝利者の姿で現れ、その歴史を主管する中心として残されるようになるという事実を知りました。
ですので、私達は歴史時代で涙の路程、血のにじむ闘争の路程を避けようとする群れとなってはなりません。
どのような困難の中でも私でなければならないという主体的な責任を負い、この民族とこの国をつかんでアジアに影響を及ぼすことのできる新しい群れが、私達統一家の群れ達とならなければならないということを知っています。
そうすることのできる私自身をお父様の前に呼び立て、そうすることのできる私だということを覚醒するためにこの場に参席した私達だとするなら、自らの姿があまりにも足らないということを悟るようにしてください。
かわいそうなこの民族は、過去に血をたくさん流しました。
誰も願わない犠牲の道をこの民族が行ったのは、この民族をアジアに残そうとしたあなたのみ旨があったがゆえであることを知っています。
そのようなお父様の願いに、私達の願いが一致するようにしてくださり、統一されるようにしてください。
そうして、あなたがこの民族に対して願われたそのみ旨の前に、忠誠を尽くし得る者達を統一の群れの中で見いだしてください。
お父様、
あなたが親しく望み、捜してこられたそのかいを感じることができ、安息なさり得るこの場となるべきことを、新しく感じることのできるあなたの息子・娘達となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1970.6.21)
21
お父様!
この民族を哀れにお思いください。
解放以後、あなたがこの地上に摂理のみ旨を表されたその日から今まで、この民族は行くべき所を知ることができず、あなたの前にどれほど多くの悲しみを残したかを考えるものです。
お父様、この民族をもう一度受け入れてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
地で解くことは天でも間違いなく解かれると語られました。
同じように、この民族に対する私達の念願があり、世界人類に対する私達の悲しみがあるとしても、あなたが望みをおいているこの国この民族であり、この世界であることを考えるときに、私達も新しい望みを持たなければならないということを感じるものです。
今までの足らなさと過ちに対して、身代わりして贖罪の祭事を捧げるべき責任者がいなくてはならないので、悲しみの姿を押さえて祭司長の血のついた服を着て、至聖所に向かってお父様の前にひれ伏さなければならない私達だということをもう一度感じなければなりません。
お父様!
この民族を愛されるあなたの深い心とこの民族のために訪ねこられたあなたの苦労多き路程を奉り、今日私達がどれほどお父様を賛揚することができ、侍ることができるかを考えるとき、いつも足らなさを感じるべき私達自身であることを悟らないわけにはいきません。
私達は天のお父様を信じていくにおいて、この民族とこの世界を忘れてしまったのですが、あなたはいつこの民族とこの世界をお忘れになった時があり、いつ人類をお忘れになろうとした時があったでしょうか。
寂しさに胸が痛む度ごとに、前では人類から否定を受けますが、後ろではその人類をまたつかもうとするお父様であられました。
これがまさしく父母の心情を持ち、父子の因縁を探してこられたお父様の立場であることを、私達は言葉だけではなく、直接体恤しなければならないので、これを私達一人一人がもう一度悟るようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1970.6.28)
22
お父様!
この国の運命をお守りくださったことに感謝を申し上げます。
北傀が侵略してきて、この地を荒れ地にした六・二五事変により、この国の数多くの民達が犠牲を払い、この国を案じた友邦の多くの青年達までもこの国で血を流しました。
それは一時代の環境と政治的な変化による闘いではなく、あなたの経綸なさるみ旨がこの地上にいかりを下ろさなければならないがゆえに起こった、勝負を決める闘いだということを知るものです。
このようなことを知る私達、今内心の決意と覚悟を再びすべき時が訪れたことを、もう一度感じるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
大韓民国がこのような過程を経て、主権を所有したその日から今まで受難の道を繰り返すのは、背後にお父様のみ旨と願いの一起点を立てるためのあなたの経綸があったからであることを私達はよく知っていますので、大韓民国の行くべき道を、お父様がお守りください。
今後、この国の三千万民族がお父様を見つめ、お父様のためにアジアの前にいで立つことのできる民族となるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
そうするためには、私達があまりにも遠い距離にいることを知っていますので、この距離を短縮させなければなりません。この責任がまさしく私達にあるということを考えてみるとき、足らない者達をご覧になりながら願われるお父様に、
心苦しく、おそれ多い心ばかりです。
わが民族は自体で解決することのできない非運の歴史の中にいることをよく知っています。
それを解決するために、この民族はアジアの列国と手に手を取って和合しなければならないので、体に体を結んでくださり、心に心を結んでくださいまして、一つに団結するようにしてください。
今後来る数多くの受難の道を克服すべき責任が私達に残っていることを知っていますので、どうぞお父様が経綸なさり、望まれるみ意のままにすべてのことが成就されるようにしてください。懇切にお願い申し上げます。
お父様!
ここにあなたの息子・娘だと命名してくださり得る子女がいますなら、彼らが心の奥深くあなたを欽慕するようにしてくださり、あなたのすべての事情を自分の事情として心に刻み込むようにしてください。
この者達の心情があなたの心情と一致するようにしてくださいまして、思慕の恩恵が激しく降るようにしてくださり、完全にあなたの力で導いてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
あすのために準備せず、きょうの無事安逸だけを追い求める群れは滅びるしかないことを知っていますので、この場に集った私達はあすの世界のために、後代のための勝利の基盤を立てるために集まりましたので、きょうの困難を、あすの望みに変え、きょうの悲しみを、あすの希望として克服することのできる者達とならなければなりません。
そうして、お父様の願いのままみ旨の前に勝利の基盤を備え、お父様に捧げる時まで耐えに耐え、闘いに闘って残される群れとなるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1971.8.16)
23
お父様!
三千万民族の今後の行くべき道をお守りください。
南韓と北韓が分かれて、悲しい血の歴史を編んできたこの民族の凄惨な姿をあなたは知っていらっしゃいますので、この者達が三八線で分かれたこの国を愛する心が、三八線より高く深くなければなりません。
北韓の地を自分の手足のように考える心の姿勢を持たなければなりません。
この国に責任を負うべき者は何も知らない統一教会の群れであり、この者達でなければならないということを考えるとき、私達は恨み多いこの民族の恨みをつかみ、切り開いていく群れとならなければなりません。
今後、三千万民族が残されるかどうかの運命を案じながら、私達が精誠の期間を定めて精誠を尽くしていますので、この民族をお守りください。この国この民族は誰を信じるのではなく、お父様を信じなければなりません。
お父様の前に近く立たなければなりません。
誰よりも私達がそうすることのできる統一の群れになろうと、身もだえしなければなりません。
お父様!
かわいそうなこの民族をお守りください。
希望を訪ねていかれるお父様の前に、恨みの歴史を残したこの民を哀れにお思いください。
人間の誤ったことが、人間の生活におきまして、いつもサタンに引っ掛かる材料のようになっていることを私達が知っていますので、この民族の過ちをお許しくださらなければなりません。
今、あなたが訪ねてこられるその道に、対備することのできる群れとならなければなりません。
他の人々の前に軽蔑されるとしても、涙をもって過去を悔い改め、現世におきまして新たにあなたの前に一つとなることのできる心で、あなたをもう一度求めるこの民族となるようにしてください。
いまだにそのような民族になっていないので、この民族をそのような民族にすべき統一教会の使命が残っていることを私達は痛感しなければなりません。
統一教会、この教団を中心として私達が最後の死の道を越えていくその瞬間、お父様の前に何を残してから逝くべきでしょうか。
自分の息子・娘を集めて、あるいは自分に従っている弟子を集めて、あるいは同役者と民族に対して何を残すかと言いますときに、私はこれこれのことを残した息子だと、娘だと言うことのできる私達統一教会員となるようにしてください。
お父様!
私達はこの時代の環境にむやみに従っていく人ではなく、この時代を導いて新しい歴史を創建すべき群れですので、私達を記憶してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
今まで歩んできた私達の足跡と、今まで闘ってきた私達の姿があまりにも貧弱であったことを私達は知るものです。
疲れてつらい私達の体と心を再び収拾して、あなたの前に帰っていく姿になるべき私達だということを知るものです。
それにもかかわらず、自分自ら一身の気力も備えることのできない立場にいるなら、お父様、あなたが責任を負ってくださり、再び気力を備えられるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真のご父母様のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1970.9.27)
24
今、私達の教会が個人的には勝利したかもしれません。
家庭的にもある勝利の基準を持ったかもしれません。
また、教会的にも勝利的な基盤を立てたかもしれません。
しかし、このようなことが私達の目的ではありません。
私達は国を救い、南北を統一するために祭物が要求されているという事実を知らなければならず、祭壇を備えなければならないという事実を知らなければなりません。
お父様、かわいそうなこの韓民族をお守りくださり、愛してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
この者達を愛してください。南韓と北韓にお割きになったあなたのご経綸の中には、歴史的な悲しみが宿っているということを私達が知らなければなりません。
私達の先祖達と私達の先輩達が責任を負った使命を果たせなかったことにより、数十年苦難の歴史が延長されたという事実を考えるとき、私達はヨナが悔い改めたのと同じ心情を持ち、この民族の将来のために責任を果たさなければなりません。
南北に分かれている民族全体を、お父様の懐に抱いてください。
私達は愛の心情を持ち、あなたの権限を広げることのできる勝利の国を見いだすときまで行かなければならないのです。
ただお父様のために生きる私達の心が懇切になるようにしてくださり、世界のために生きる心と国のために生きる心が懇切になるようにしてください。
私達が逝き、また私達の後孫達が逝くとしても、その国とお父様の愛だけは残して逝かなければなりません。
このような歴史的な使命が私達にあるということを考えるとき、私達は千回万回滅びて死ぬとしても、あなたが願われる創造理想の国を成さなければなりません。
これを願われたイエス様であるので、私達に勧告なさるのに「あなたがたは何を食べようか、何を着ようか、何を飲もうかと思いわずらうな。
これらのものはみな、異邦人が願っているものである。
あなたがたはまず神の国と神の義とを求めなさい」とおっしゃいました。
切望されたその国を残すべき使命に対する、燃える願いと切ない心情を通告なさったその事情を身代わりすることのできる、孝子孝女の忠節と志操を持ち得る私達となるよう許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。
アーメン。
(1970.11.1)
25
南北が行き違う悲惨なこの韓半島の運命を、あなたは既にご存じです。五千年の歴史を歩んできながら、いまだに受難の道を抜け出せないまま暗い終わりの日の最後の障壁に対しているこの国を、お父様、哀れにお思いください。
南と北が分けられ、互いに一つになろうとしても一つになれない立場に置かれていて、互いに慕いながらも会うことができず、行きたくても行くことのできない障壁にふさがれているこの国の運命を、お父様、哀れにお思いください。
ここではただあなただけが勝敗を主管なさることができるということを私達は信じるものです。
この民族の将来のために、この民族の統一のひと日のために、数多くの人々の中から取るに足らない私達を選んで育ててこられたことを思うものです。
そのような歴史的な運命を前にして、私達の心がお父様の心と一致しなければならず、私達の願いがお父様のみ意と一致しなければならず、私達の理想がお父様の創造理想と一致しなければなりません。
孝子となれなかった歴史を越えて立ち、あなたの前に真実な孝子とならなければなりません。
あなたが主管なさることのできる国を持つことができず、忠臣の道理を果たすことができずに逝った、歴史的な私達の先祖達がいることを私達は知っています。
お父様、あなたが主管なさることのできる国におきまして、私達が忠臣になり得る道があるとするなら、その道は人間として生まれて最高の望みを成すかいある道であることを知っていますので、国と主権のために一身をすべて捧げ、その国をあなたの前に探してさしあげる忠孝の道理を果たすことができるよう、そのような道を私達に開いてください。
私達は誰よりも天を愛する立場でこの国を愛さなければならず、この民族を愛さなければならず、この国の主権を愛さなければなりません。お父様が親しくこの国全体を主管してくださり、あなたに侍ることのできる聖なる韓国となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げます。
この民族があなたの民としてお父様の前に捧げられ得る民族となるようにしてくださり、この国があなたの地としてあなたの前に永遠なる勝利の足場として捧げられ得る領土となるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によって懇切にお祈りいたしました。
アーメン。
(1971.1.1)
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