写真 2016-10-17 15:48:14 | 心情 皆が微笑んでいる 無邪気にポーズを決めている このころは 皆人生に浮かれ それぞれに希望があった 季節の移ろいに意味があり 時の流れに一喜一憂する 写真は残酷で その頃の思いを その頃の幸福を 今に切り刻む
自己嫌悪 2016-10-15 01:16:59 | 心情 ただ可笑しくて 思わず笑ってしまった自分は 言い様のない暗く沈んだ気持ちに襲われた どう頑張っても心の底から笑うことのできない我が子が居るというのに 私だけ何故笑っているのだ 大罪を犯したような自己嫌悪感から逃れられない 我が子の苦しみに一喜一憂し 振り回され疲れ果て 本当はもう勘弁して欲しいと思っているというのに 我が子を助けられない自分は 愚かで情けないと自分を責めてしまう
告白 2016-10-14 00:14:17 | 心情 生きることが辛く息もできないぐらい苦しくなると 誰の慰めも優しさも全く救いにはならなくなる そんな時苦しみから逃れる唯一の手段として 死というものを身近に置く 死ぬ勇気がなくても できるだけ苦しまず失敗のない死に方を ネットで検索するだけでも 不謹慎ながら気が紛れた いざとなれば 死ねば良いと思う気持ちが自分を楽にしてくれるから しかし現実の私に死ぬ勇気などない この世に未練はないけれど 死に損なうことが何よりも恐ろしいのだ 失敗して障害を持つようなことにでもなったら 何のために死のうとしたのか全く意味が無くなってしまうから 恨まれることも迷惑かけることも恐ろしいから こんな私が死ねるわけがない
手紙(3) 2016-10-11 23:42:44 | 心情 あの頃、娘の心は疲弊していた 可能な限り心を閉ざし 家族と関わることを避けていた 手紙は そんな娘に自分の思いを伝える 自然なチャンスだった あなたの心が元気になりますように いつまでも 愛しいあなたを待っています そんな言葉で 手紙は終わる
手紙(1) 2016-10-08 13:39:18 | 心情 数年前、娘の誕生日に送った手紙が 今はもう使っていない机の引き出しから出てきた 誕生日おめでとう。18歳だね・・・から始まる文章 その全文は何かよそよそしく、空々しい 娘は心身の不調を訴え 学校に行けなくなった時期があった ちょうどその頃は奇跡的に進級し 元気にとはいかないまでも どうにか学校に行けるようになった頃だった