この人は凄い。
これほど責任感が強い人間を、私は見たことがない。
土曜日の午後11時、ぼんやりとテレビを眺めていた時のことだ。
3チャンネルに替えた瞬間、私はハッと目が覚めた。威勢のいい声を放つのは誰だ?
テレビ画面を見ると、眼鏡をかけたひげ面の中年男性が目に飛び込んできた。
どこかの中学校で講演している。流暢で魅力的な語り口、誠に雄弁である。
それが水谷修という男の第一印象であり、出会いだった。
光があれば、闇もある。
それは日本社会だって例外ではない。
薬物乱用、性的虐待、リストカット、いじめ、自殺、不登校、ひきこもりetc.
これらの問題が示す通り、薄暗く、貧しく、汚れた世界が現実に広がっている。
社会の闇の部分に対して無知であれば、光の世界に住む私達の大半は幸せに暮らせるだろう。
世の中、知らない方がいいことだってある。たとえ知ってしまっても、目をつぶっていればいいだけだ。
しかし、どうだろう。助けを求めている声に耳を塞ぎ、それを無視する行為は許されるものだろうか。
例えば、ドラッグに犯された人間、麻薬常用者。
人格をなくした人間は、やがて周囲の人さえも傷付けていく。
だが、彼らの本心は自傷行為でも殺傷行為でもなく、生への欲求にあることを見抜かなくてはならない。
生きたいのだ。クスリに溺れるのは、ただひたすらに生きたいから。その感情が根底にはある。
VSドラッグ。
では彼らの欲求に応え、彼らを闇の世界から救い出すために我々がすべきことは何か。
まず、彼らが不満や疑心から現実逃避に走っていることを、我々が理解することが先決だ。
そして、本来の人間性を回復するために、誰かが彼らを更生させていく。専門家の力が必要だ。
更生したら、実社会に再配置する。眩しい太陽の下、彼らは新たな人生の一歩を踏み出すだろう。
以上の手順を踏むことで、ピースの欠けたパズルはようやく完成に近づく。決して焦ってはならない。
歯車は既に狂っている。
凶悪な事件、犯罪が起きないことを祈るだけでは何も解決しない。
防衛策や予防策をいくら講じたって、根本的な原因を排除しなければ無意味に近い。
もはや日本は、暗黒の時代に突入してしまったと言える。闇の部分を見れば明らかだ。
闇には実体がない。それでも我々は連携、協力して、この問題に挑んでいく必要がある。
我々は今こそ、社会の闇と向き合う必要性を自覚し、悲痛な叫び声に耳を傾けるべきだ。
早ければ、早い方がいい。「遅かった・・・。」では済まされないのだから。
水谷先生のように情熱的、尽力的に生きてみたい。私にも出来るだろうか。
★いいもんだよ、生きるって~夜回り先生・水谷修のメッセージ~(ETV特集)
今回はアンコール放送だったようだ。再放送のチャンスはまだ残されていると思うので、
未見の方はNHKに問い合わせ、ご要望してみて下さい。番組を録画することを、強く勧めます。
(追記)同番組はDVD化されています。余裕のある方は、DVD版をご覧になってみて下さいm(__)m
【水谷修関連ウェブサイト】
★夜回り先生(公式ホームページ)
★水谷修先生の夜回り日記(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
★水谷修の春不遠(サイバー高文研)
★水谷修インタビュー(ふらっと)
★水谷修インタビュー(Yahoo!ブックス)
★水谷の遺伝子-DNA of yomawari-sensei
NHKスペシャル「インド洋大津波~映像で迫るその全貌~」も見ました。
海岸から高台へと逃げ惑う人、濁流に飲み込まれる人、そして叫び声、泣き声etc.
恐怖以外の何物でもありません。津波の圧倒的な破壊力に、私は言葉を失いました。
死者、行方不明者あわせて30万人という未曾有の大災害となった今回のスマトラ沖地震。
津波に対しての危機管理、危機意識の欠如が被害をさらに拡大させたと分析されています。
とはいえ、日本に住んでいる私は、その悲惨さや影響力に対して、実感を持つことが出来ません。
しかしながら、多くの人命が犠牲になったことがどれだけ凄いことなのか、改めて危機感を覚えます。
生存しているべき人間が亡くなったことで、21世紀は大きく内容を変える(変えられた)ことでしょう。
彼らの死を無駄にしないためにも、いい方向に傾いてくれる(くれた)ことを私は望みます。
これほど責任感が強い人間を、私は見たことがない。
土曜日の午後11時、ぼんやりとテレビを眺めていた時のことだ。
3チャンネルに替えた瞬間、私はハッと目が覚めた。威勢のいい声を放つのは誰だ?
テレビ画面を見ると、眼鏡をかけたひげ面の中年男性が目に飛び込んできた。
どこかの中学校で講演している。流暢で魅力的な語り口、誠に雄弁である。
それが水谷修という男の第一印象であり、出会いだった。
光があれば、闇もある。
それは日本社会だって例外ではない。
薬物乱用、性的虐待、リストカット、いじめ、自殺、不登校、ひきこもりetc.
これらの問題が示す通り、薄暗く、貧しく、汚れた世界が現実に広がっている。
社会の闇の部分に対して無知であれば、光の世界に住む私達の大半は幸せに暮らせるだろう。
世の中、知らない方がいいことだってある。たとえ知ってしまっても、目をつぶっていればいいだけだ。
しかし、どうだろう。助けを求めている声に耳を塞ぎ、それを無視する行為は許されるものだろうか。
例えば、ドラッグに犯された人間、麻薬常用者。
人格をなくした人間は、やがて周囲の人さえも傷付けていく。
だが、彼らの本心は自傷行為でも殺傷行為でもなく、生への欲求にあることを見抜かなくてはならない。
生きたいのだ。クスリに溺れるのは、ただひたすらに生きたいから。その感情が根底にはある。
VSドラッグ。
では彼らの欲求に応え、彼らを闇の世界から救い出すために我々がすべきことは何か。
まず、彼らが不満や疑心から現実逃避に走っていることを、我々が理解することが先決だ。
そして、本来の人間性を回復するために、誰かが彼らを更生させていく。専門家の力が必要だ。
更生したら、実社会に再配置する。眩しい太陽の下、彼らは新たな人生の一歩を踏み出すだろう。
以上の手順を踏むことで、ピースの欠けたパズルはようやく完成に近づく。決して焦ってはならない。
歯車は既に狂っている。
凶悪な事件、犯罪が起きないことを祈るだけでは何も解決しない。
防衛策や予防策をいくら講じたって、根本的な原因を排除しなければ無意味に近い。
もはや日本は、暗黒の時代に突入してしまったと言える。闇の部分を見れば明らかだ。
闇には実体がない。それでも我々は連携、協力して、この問題に挑んでいく必要がある。
我々は今こそ、社会の闇と向き合う必要性を自覚し、悲痛な叫び声に耳を傾けるべきだ。
早ければ、早い方がいい。「遅かった・・・。」では済まされないのだから。
水谷先生のように情熱的、尽力的に生きてみたい。私にも出来るだろうか。
★いいもんだよ、生きるって~夜回り先生・水谷修のメッセージ~(ETV特集)
今回はアンコール放送だったようだ。再放送のチャンスはまだ残されていると思うので、
未見の方はNHKに問い合わせ、ご要望してみて下さい。番組を録画することを、強く勧めます。
(追記)同番組はDVD化されています。余裕のある方は、DVD版をご覧になってみて下さいm(__)m
【水谷修関連ウェブサイト】
★夜回り先生(公式ホームページ)
★水谷修先生の夜回り日記(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
★水谷修の春不遠(サイバー高文研)
★水谷修インタビュー(ふらっと)
★水谷修インタビュー(Yahoo!ブックス)
★水谷の遺伝子-DNA of yomawari-sensei
NHKスペシャル「インド洋大津波~映像で迫るその全貌~」も見ました。
海岸から高台へと逃げ惑う人、濁流に飲み込まれる人、そして叫び声、泣き声etc.
恐怖以外の何物でもありません。津波の圧倒的な破壊力に、私は言葉を失いました。
死者、行方不明者あわせて30万人という未曾有の大災害となった今回のスマトラ沖地震。
津波に対しての危機管理、危機意識の欠如が被害をさらに拡大させたと分析されています。
とはいえ、日本に住んでいる私は、その悲惨さや影響力に対して、実感を持つことが出来ません。
しかしながら、多くの人命が犠牲になったことがどれだけ凄いことなのか、改めて危機感を覚えます。
生存しているべき人間が亡くなったことで、21世紀は大きく内容を変える(変えられた)ことでしょう。
彼らの死を無駄にしないためにも、いい方向に傾いてくれる(くれた)ことを私は望みます。
この人のエネルギーは本当にすごいと思いますよ。
本当は社会全体がこの人のようになるべきなんですけど…。
そういや、金八先生でもここのところ同様の話題扱ってますね。
普段ドラマは見ないんですけど、興味深く見てますよ。
圧倒的な存在感、そして献身性。
本当に心から頼れる人物と思いました。
ただ、水谷先生自身の健康状態が心配されます。
多忙であるということは、それだけ日本社会が
荒廃しているということなんでしょう。悲しい現実です。
水谷先生が過労で倒れないようお祈り申し上げます。
一人の人間として、水谷先生を尊敬し、
応援しています。
先生を応援して下さる方が、そして、実社会において、
その方の考えるどんな形でもいいから、社会に還元して
下さる方が一人でも多くなることを節に願っています。
先生にしか出来ないことはもちろん他の誰にも
出来ることではないけれど、我々にも出来ることは
必ずあって、それは、本当に些細なことかもしれ
ませんが、そのことの重要性はまだ気づかれていない
場合の方が多いと思います。
当たり前のことすら出来なくなってしまっている
この世の中。次はどんな行動に移すかだと思って
います。
これからも宜しくお願いします。
本日、応援HP及びブログを発見致しました。
僭越ながら、トラックバックを差し上げた次第です。
水谷先生の偉大さを感じずにはいられません。
相談に当たっていた少年・少女たちが自殺してしまったことに対して
「私が殺したんだ」と断言されていたことが、何よりも印象に残っています。
ただ凄く残念なことは、先生ご自身が
「リンパ腫」に犯されている、という事実です。
先日、ガンによりご逝去された飯島夏樹さんのことが思い出されました。
http://www.shinchosha.co.jp/tenkimi/top.html
余命のことを考えてしまうと、遣る瀬無い思いに駆られてしまいます。
しかし使命感として、水谷先生の意志を受け継いでいく必要があります。
まずは、多くの人に関心を持ってもらうために行動すべきなのでしょう。
これまで水谷先生が地道に活動なされてきたように、
我々一般の大人も子供たちと向き合わなければなりませんね。
カウンセラーや精神科医の方の意見も取り入れ、
社会全体でこの問題に取り組んでいくべきだと私は思います。
今回の記事は、どちらかといえば
水谷先生をご存じない方に向けて執筆致しました。
薬物乱用や自殺未遂など現実に起こっている諸問題。そして、それに対し
孤軍奮闘する水谷先生の存在を、多くの方に知ってもらいたかったからです。
現在の私は、こうして記事を書き、世に訴えていくことしか出来ません。
微弱ながら、問題解決の糸口になってくれればと願っています。
P.S.水谷修関連ウェブサイトに「水谷の遺伝子」を追加させて頂きました。
こちらこそ、よろしくお願いしますm(__)m
私は水谷先生本人でもなければ、氏の関係者でもございません。
講演会や書籍の感想は、水谷修公式ホームページにアクセスして頂き、http://www.sanctuarybooks.jp/mizutani/
ご意見・ご感想メールをお寄せ下さいますようお願い申し上げます。
もし機会があれば、水谷先生を映像でご覧になってみて下さい。
真剣な眼差しや熱い思いが強烈に伝わって来ますので。
この度はコメント、本当に有難うございました。