寒さ厳しい冬は、寂しい季節だ。
それは自然界にとっても例外ではない。観察できる昆虫の数もグッと減ってしまう。
だが、全く生物がいなくなってしまった!という訳ではない。
活動していなかったり、姿かたちを変えているだけで、我々がただ彼らに気付いてないだけだ。
冬でも命は息づいているのである。だったら、小さな命の輝きを見つけに行こうじゃないか。
発見できる生物の種類が少ない分、見つけた時の感動は想像以上のものになるだろう。
迷っている暇はない。コタツを飛び出して、外へGO!だ。
というわけで、私は近所の自然公園へとやって来た。
もちろん昆虫を観察するためだ(これをフィールドワークと呼ぶ)。
今日はどんな出会いが私を待っているのだろうか。期待に胸が高鳴る。
小枝にぶら下がるミノムシなのか、それともコンクリート裏に潜むテントウムシなのか。
いやいや、カマキリストの僕が狙うのはカマキリだ。今日はカマキリの捕獲を試みたい。
しかし残念なことに、真冬に成虫のカマキリはいないのだった。こうなったら卵のうを狙うしかない。
そう、カマキリの卵こそが今回のターゲットである。是が非でもカマキリの卵を仕留めたい。
カマキリの卵だー!!
上の写真はオオカマキリの卵のうである。最もスタンダードなカマキリの卵だろう。
よくイメージするのはこんな形だと思う。春になると、ここから200~300匹の前幼虫が孵るという。
少年・少女時代、カマキリの卵を見つけたのが嬉しくて家に持って帰った。
けど、すっかりそのことを忘れていて気付いた時には大量孵化が始まっていた・・・、
という経験を持つ人も多いと思う。実は私もその1人だったりする。実に苦い思い出である。
カマキリの卵を改めて見つめて、やっぱりそうだ!と思ったことがある。
それは「カマキリの卵って脳ミソみたいだ」ってことだ。色や形がとてもよく似ている。
ただし、大脳のみで構成されていることになるので、やや迫力に欠けるかもしれない。
中脳、小脳、間脳、延髄と合わせた5部構成で初めて霊長類の脳が完成するのだ。
いつかカマキリの卵のうで人体模型を作ってみたい。打倒、米村でんじろうの方向で(笑)。
脳の模型が完成した暁には、全力で大脳辺縁系を愛でたいと思う。誰にも邪魔はさせない。
ちなみに、ニワトリの脳はカマキリの卵のうとほぼ同じ大きさだ。
ニワトリの頭部を解剖したことがあるから断言できる。親指大ほどしかなかったゾ。
大脳の容積、そして皺の複雑さが示す生物の上下関係。下等生物に哀れみを感じずにはいられない。
やはりこの世は「弱肉強食」の世界なのだろう。僕らは矛盾を背負いつつ今を生きていく・・・。
あ、「卵のう」の“のう”は“嚢”って漢字を書くんだ。
“脳”じゃないよ。音はなぜかリンクしちゃってるけどね。
色、形態のみならず、発音まで似ているとは。何かの因縁を察知してしまう。
個人的には、ナスカの地上絵と同等レベルのミステリーを感じるのだが・・・。

上部分が崩壊している卵のうを発見。昨年のものだろうか。
カマキリの卵のう最大の特徴は、やはりその高い断熱効果だろう。
卵を取り囲むようにして空気の層があり、断熱材の役割を果たしているため、卵は寒さに強いのだ。
キイロスズメバチの巣やダウンジャケットの構造をイメージすれば理解し易いだろうか。
その他詳細は、目がテン!ライブラリー「所興奮!必殺 カマキリ」を参照して欲しい。
カマキリの卵、略して「カマたま」。
正直、「カマキリの卵ってどうも苦手だわ~」という方も中にはいらっしゃると思う。
でも今日からは安心して欲しい。略語である「カマたま」を知ったからにはもう怖い思いはさせない。
「釜玉」、そして「かに玉」。
おいしい料理を想像できたなら、あなたの勝ちだ。
「カマたま」が放つ甘美な響きに思う存分酔いしれるといい。
また、語尾に“たま”と付くことのメリットが非常に大きいことも見逃せない。
アニメ『忍たま』、ペットバラエティー『ポチたま』を連想することで、可愛さがプラスされる。
二子玉川の通称「ニコタマ」にある「いぬたま」「ねこたま」までイメージできたら、もう完璧っ!
その時、節足動物のカマキリは脊椎動物へと跳躍進化する。いや、これは冗談だ(苦笑)。
「カマたま」ってなんて素晴らしい響きなんだろう。
クラスメイト全員に復唱させたい気分だ。どこからか希望の光が差し込んできた気がする。
カマキリの卵にグロテスクなんて言葉は似合わない。えっ、まだカマキリが怖いって!?
そんな感覚ナンセンス。「カマたま」の呪文を唱えて、今日からあなたもカマキリスト♪
以上が私からの提案である。
この際、適当な雑談場面は忘れてしまって構わない(特に後半部分)。
外に出よう。外に出て、生命の息吹を感じよう。私が言いたかったことはこれだ。
事実、私はカマキリの卵のうを5個も見つけることが出来て大満足の1日を過ごせた。
寒いとか退屈だとか、そういう感情は一切なかった。純粋に楽しむことが出来たのだ。
3月6日、啓蟄の頃には虫たちも動き出そう。
それまでに是非1度はフィールドワークを経験しておきたい。
季節の微妙な変化を感じ取り、生命の神秘を学び、深く深呼吸をする。
小さな発見が大きな喜びになる。自然の中に小さな幸せを見つけていこう。
★昆虫採集・昆虫観察のガイド カマキリの卵さがし
カマキリ専門テーマサロン、全国のカマキリスト、集まれ!。
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それは自然界にとっても例外ではない。観察できる昆虫の数もグッと減ってしまう。
だが、全く生物がいなくなってしまった!という訳ではない。
活動していなかったり、姿かたちを変えているだけで、我々がただ彼らに気付いてないだけだ。
冬でも命は息づいているのである。だったら、小さな命の輝きを見つけに行こうじゃないか。
発見できる生物の種類が少ない分、見つけた時の感動は想像以上のものになるだろう。
迷っている暇はない。コタツを飛び出して、外へGO!だ。
というわけで、私は近所の自然公園へとやって来た。
もちろん昆虫を観察するためだ(これをフィールドワークと呼ぶ)。
今日はどんな出会いが私を待っているのだろうか。期待に胸が高鳴る。
小枝にぶら下がるミノムシなのか、それともコンクリート裏に潜むテントウムシなのか。
いやいや、カマキリストの僕が狙うのはカマキリだ。今日はカマキリの捕獲を試みたい。
しかし残念なことに、真冬に成虫のカマキリはいないのだった。こうなったら卵のうを狙うしかない。
そう、カマキリの卵こそが今回のターゲットである。是が非でもカマキリの卵を仕留めたい。

上の写真はオオカマキリの卵のうである。最もスタンダードなカマキリの卵だろう。
よくイメージするのはこんな形だと思う。春になると、ここから200~300匹の前幼虫が孵るという。
少年・少女時代、カマキリの卵を見つけたのが嬉しくて家に持って帰った。
けど、すっかりそのことを忘れていて気付いた時には大量孵化が始まっていた・・・、
という経験を持つ人も多いと思う。実は私もその1人だったりする。実に苦い思い出である。
カマキリの卵を改めて見つめて、やっぱりそうだ!と思ったことがある。
それは「カマキリの卵って脳ミソみたいだ」ってことだ。色や形がとてもよく似ている。
ただし、大脳のみで構成されていることになるので、やや迫力に欠けるかもしれない。
中脳、小脳、間脳、延髄と合わせた5部構成で初めて霊長類の脳が完成するのだ。
いつかカマキリの卵のうで人体模型を作ってみたい。打倒、米村でんじろうの方向で(笑)。
脳の模型が完成した暁には、全力で大脳辺縁系を愛でたいと思う。誰にも邪魔はさせない。
ちなみに、ニワトリの脳はカマキリの卵のうとほぼ同じ大きさだ。
ニワトリの頭部を解剖したことがあるから断言できる。親指大ほどしかなかったゾ。
大脳の容積、そして皺の複雑さが示す生物の上下関係。下等生物に哀れみを感じずにはいられない。
やはりこの世は「弱肉強食」の世界なのだろう。僕らは矛盾を背負いつつ今を生きていく・・・。
あ、「卵のう」の“のう”は“嚢”って漢字を書くんだ。
“脳”じゃないよ。音はなぜかリンクしちゃってるけどね。
色、形態のみならず、発音まで似ているとは。何かの因縁を察知してしまう。
個人的には、ナスカの地上絵と同等レベルのミステリーを感じるのだが・・・。

上部分が崩壊している卵のうを発見。昨年のものだろうか。
カマキリの卵のう最大の特徴は、やはりその高い断熱効果だろう。
卵を取り囲むようにして空気の層があり、断熱材の役割を果たしているため、卵は寒さに強いのだ。
キイロスズメバチの巣やダウンジャケットの構造をイメージすれば理解し易いだろうか。
その他詳細は、目がテン!ライブラリー「所興奮!必殺 カマキリ」を参照して欲しい。
カマキリの卵、略して「カマたま」。
正直、「カマキリの卵ってどうも苦手だわ~」という方も中にはいらっしゃると思う。
でも今日からは安心して欲しい。略語である「カマたま」を知ったからにはもう怖い思いはさせない。
「釜玉」、そして「かに玉」。
おいしい料理を想像できたなら、あなたの勝ちだ。
「カマたま」が放つ甘美な響きに思う存分酔いしれるといい。
また、語尾に“たま”と付くことのメリットが非常に大きいことも見逃せない。
アニメ『忍たま』、ペットバラエティー『ポチたま』を連想することで、可愛さがプラスされる。
二子玉川の通称「ニコタマ」にある「いぬたま」「ねこたま」までイメージできたら、もう完璧っ!
その時、節足動物のカマキリは脊椎動物へと跳躍進化する。いや、これは冗談だ(苦笑)。
「カマたま」ってなんて素晴らしい響きなんだろう。
クラスメイト全員に復唱させたい気分だ。どこからか希望の光が差し込んできた気がする。
カマキリの卵にグロテスクなんて言葉は似合わない。えっ、まだカマキリが怖いって!?
そんな感覚ナンセンス。「カマたま」の呪文を唱えて、今日からあなたもカマキリスト♪
以上が私からの提案である。
この際、適当な雑談場面は忘れてしまって構わない(特に後半部分)。
外に出よう。外に出て、生命の息吹を感じよう。私が言いたかったことはこれだ。
事実、私はカマキリの卵のうを5個も見つけることが出来て大満足の1日を過ごせた。
寒いとか退屈だとか、そういう感情は一切なかった。純粋に楽しむことが出来たのだ。
3月6日、啓蟄の頃には虫たちも動き出そう。
それまでに是非1度はフィールドワークを経験しておきたい。
季節の微妙な変化を感じ取り、生命の神秘を学び、深く深呼吸をする。
小さな発見が大きな喜びになる。自然の中に小さな幸せを見つけていこう。
★昆虫採集・昆虫観察のガイド カマキリの卵さがし
カマキリ専門テーマサロン、全国のカマキリスト、集まれ!。
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で、集団じゃなくて小さいカマキリひとつひとつは、とってもかわいらしいんですけどね。
以下URLにカマキリ孵化直後の写真があります。
http://www.megaegg.ne.jp/~esu0108/Encyclopedia/birth.htm
http://www.ne.jp/asahi/kikko/living/diary-musi30.htm
うーん、ちょっとグロテスクかも(^_^;)
幼虫段階のカマキリはまだ翅がなく、
ピョンピョンとジャンプするだけなので、とても可愛らしいですよね。
春になったら小さなハンターを探しに行きたいと思います。
捕食シーンが見れたらいいなぁ。夢は膨らみます!(笑)
ワタシはどうしても寒いとおこたに篭もりきりになってしまうんです。
これではいけませんよね(笑)おかげで写真はさっぱり撮れてません。
カマキリの赤ちゃんの生まれる瞬間の画像、見させてもらいましたけどかわいいですなあ。
自宅の引き出しからもぞもぞ出てきたら悲鳴ですけど(笑)
「カマタマ」なんか、美味しそうに聞こえる響きですねっ!
明日はかに玉にしようかな。
でもコタツに引き篭もってちゃダメダメ。
厚着して構いませんので、勇気を持って外へ飛び出してみて下さい。
冬にしか見れない風景を、写真に収めましょう。Yeah!
カマキリの幼虫を「可愛い」と言い切るとは、
otarakoさん、相当度胸がありますね。心強いっ!
飼育にチャレンジしちゃいますか(笑)。
でも、PCの熱で早く孵化しちゃったりして、
たらおくん、大パニック。そこは地獄と化します。(あちゃー
「カマタマ」のアイデア、いいでしょ!!
というわけで、夕飯は「かに玉」でお願いします。
(論理が繋がってないよー
たらおは虫がすっごい苦手なんです。
文字どおり、尻尾を丸めて逃げちゃうことでしょう(笑)
今日の夕飯は、私の帰りが遅かったので旦那がデリシャススープを作ってくれていました。それに味のフライトきんぴらごぼうでしたよ。デザートはバナナの上に彩を乗せて満喫しました~
虫かごに入れていたらいつのまにか孵化していて
虫かごのあみからたくさん出てきてしまい、
あちこちカマキリだらけになってびびったことがあります。
カマキリを飼育してみたいのですが、
難しいのであきらめています。
カマキリで発狂!(笑)
虫が苦手だというたらおくん、
カマキリは別に怖くはないんだゾ
と、言い聞かせてあげて下さい。うん、怖くないっ!
ご主人様が仲良くしてれば、慣れちゃうかも!?
って、これは変換ミスですよね。味のフライト。
北海道から冬の味覚、タラバガニでも空輸しますか(^_^;)
というわけで、正しくは「アジのフライと」でしたー。
>スコタローさん
こちらこそ、初めまして。
筆箱に入れて、カマキリの卵を持ち帰る!?
それってナイスアイデアだと思います。
壊れやすい卵のうを保護するためには、ハードケースが必要。
ランドセルに入っているものといえば、筆箱!!!
ええ、筆箱の新たな可能性が見えた気がします。
新鮮なエサを必要とするカマキリの飼育、相当難しいですよね。
孵化したら元いた場所に返してあげる。そうすることにしましょう。