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スカッtoうお〜きんぐ

芭蕉ちゃんが行く!〈深川編〉

『月日は
 百代の過客(はくたいのかかく)にして、
 行かう年も又、旅人なり』

(月日は、二度と還らない旅人であり、
 これから来る年も同じである)

松尾芭蕉の有名な紀行文
『奥の細道』の序章。
ボクの大好きなフレーズです♪


ボクが、中学生だった時、
歴史のテストで、
松尾芭蕉の書いた紀行文は?の問題に
『奥の細道』と答えたのに、
❌を貰いました。

『なぜ?』
先生に聞きました。
『スカくん、見てみなさい。
 奥という漢字が間違っているよ。』

(๑•ૅㅁ•๑)エ?
『ボクは、奥の細道と分かっているから、
 字の間違いくらい、よくないですか?』
『漢字の間違いは、❌だ。』
『……』
(これは、歴史のテストであって、
 漢字の書き取りテストではない…)

時が流れて、
今の教科書では、『おくのほそ道』と
習うそうです。
(先生、今なら、
 平仮名でなければ、❌ですか?
 まだ、根に持っていますよ😝)

それにしても、
聖徳太子、源頼朝、鎌倉幕府、足利尊氏…
みんな変わってしまいました。
ボクらの習ってきた歴史って、
うーん😶
どうなのでしょう…

さて、ここは、
隅田川沿いにある芭蕉記念館。









後の世で、『俳聖』と呼ばれる
松尾芭蕉。
江戸深川にあったとされる『芭蕉庵』




『柴の戸に 
  茶を木の葉掻く 嵐かな』

(ボロ家では、北風が、
  お茶の木の葉をくるくる回す)

諸説ありますが、
40歳頃、世捨て人となって
『芭蕉庵』に篭っています。
もう、
俳諧の世界が嫌になってしまったんですね…


でも庵(サロン)では、
カエル🐸の歌会などが、
開かれたりしました♪

『古池や 蛙飛び込む 水の音』


有名ですね。
もう名は、〈はせを〉(ばしょう)です♪

そしてこれが、

芭蕉が、愛したカエル君🐸
大正時代、庵跡から出てきました。


蕉門十哲(しょうもんじってつ)
孔子にならって、
芭蕉を崇拝する優秀な弟子たちTOP10。

門下生であると共に、
芭蕉さんの生活の面倒を見る者も。

また、
みんな、芭蕉さんが、大好きなんです♪
それぞれが、
親しみを込めて、絵を描きます。
アイドルは、おじさんだけど…

夢中になって、
フィギュアを作ります♪
美少女ではなく、
おじさんの像だけど…


写実的、仙人風、
本人没後の想像絵まで…
み〜んな、芭蕉さんです😳

大好きさが伝わってきますよね😍🥰😘

館内も、
おじさん(芭蕉)で、いっぱい‼︎

↓よく教科書で見るのは、左ですね。

このへんは、まだ面影、残ってます。


高校の時に描いた
クラスメイトの似顔絵を思い出しました😓


仙人風?


下段の二人は、誰なの?😅


もう、ここまで来ると…
何でもありってカンジですね😅

絵だけではありません。
像もたくさん♪

思わず笑ってしまったのが↓
ヘンなおじさんやん!🤣
『究極芭蕉EX』とかの名で、
ネットで売っていそうですよね😂

この時、
ボクの頭の中で、
妄想が暴れ出して、
もう
笑いが止まらなくなりました。🤣

〈妄想劇場 『芭蕉ちゃんが行く』〉
松尾芭蕉:大泉洋さん
曽良(弟子):ムロツヨシさんのイメージで。

三重県、伊賀国生まれ、
農民の次男。
家は継げずに、侍大将の料理番。
趣味の連歌、俳諧に非凡な才能あり。
19歳の頃には、頭角を表し、
そして、京都デビュー。

今で言えば、シンガーソングライター?
路上ライブでバズって、
大型新人、京都デビュー!
ヒット曲連発…みたいな?

30歳頃に東京へ進出。
それが、今の文京区『関口芭蕉庵』。
オレは、ミュージシャン、
歌で、食っていきたいなぁ。
だけど、金がない…
たまにアルバイトするし。
神田用水の工事現場の事務とかで😅

10年経って、
やっと音楽プロデューサーに。
しかし、
売れる曲作りに嫌気がさして、
『やっぱ、や〜めた。
 好きなように作るわ。』
弟子の杉風〈さんぷう〉が、
用意したのが、『芭蕉庵』。

大好き芭蕉〜
出てきて、芭蕉〜
詠って芭蕉〜
キャー、キャー
(ギャルではなく、おじさん達のコール😅)

でも、当の本人は、
『芭蕉庵』から出てこない。
隠居生活で、世捨て人の方が楽みたい。

敏腕マネージャーの曽良さんは、
口説き落とします。
『先生の好きな西行さんも旅してますよ。』
『歌枕の旅なんてしたら、
 楽しくないですか?』
『お、いいね』
『あ、今いいねって言いましたよね。』
『えっ、言ってないよ。』
『いえ、言いました〜。
 言質、頂きました〜。』
曽良さん、とっとと、
『芭蕉庵』を引き払ってしまいます。
『えええぇ!』

『草の戸も
   住み替はる代ぞ 雛の家』

あぁ、もう次の家族が入ってもうたぁ。
オレ、帰るとこ、ないじゃん…

観念した芭蕉ちゃん。
仕方がないから、
東日本ツアー『おくのほそ道』が開幕〜。

ここから旅に出る訳ですが、
最初の千住での南北論争、

黒羽(栃木県大田原市)では、
まさかの14日間滞在!
(居心地良すぎたのね😁)

プレッシャーからか、
有名な白河の関では、詠えず、
須賀川での歌は、後に推敲(ダメ出し?)、
松島でも詠えず、(曽良さんが詠った)

次のBIGヒットは、
岩手の『夏草や〜』まで
待たねば、あきません😅

ね、大泉洋さんのイメージが
チラチラしませんか?😄

こうして、
二人のツアー(珍道中)が、
続いていくのです♪


さて、
準備が整いました。




さあ、出立です♪


[芭蕉稲荷神社]
ここが『芭蕉庵』跡です
赤ポスト📮には、スタンプがありました。
押さなかったけど…😅







『古池や』の石碑も建っています。



[芭蕉庵史跡展望庭園]

神社の向かいに門があります


小名木川(おなぎがわ)と
隅田川の合流地点に、彼はいます。


芭蕉さん、
どちらをご覧になっています?
ちょっと、失礼。

このへんかな?

方角的には、
うーん、新潟方面かな…
もう少し、北を向いているかと。

まあ、船着場ですかね。
曽良さんと二人、
船で隅田川を上がって行きます♪

次の地は,千住(せんじゅ)、
千住でございます。


江戸と東京、
街並みは、変われど、
隅田川の川の流れは、
悠久です♪(ですよね?リートリンさん😁)

芭蕉さんも、
きっと、この景色を見ていたでしょう。
胸にグッとくるものが、あります。

おっと、
そろそろお時間ですね。

ここまで、ご覧になって頂き、
ありがとうございます😊

それでは、また次回に。












コメント一覧

sk_oyazi
@mkdiechi ぴあ野さん、コメントありがとうございます。
ぴあ野さんに比べたら、とてもとてもです😄
ぴあ野さん達と被らないもの何か?と
考えたら、芭蕉さんがいた訳です。
ちょっと、おチャラけているんですが、
ボクの中では、そんなイメージなんですよねぇ。
mkdiechi
おはようございます、ぴあ野です。
sk_oyaziさん、守備範囲、広いですね~~
しかも芭蕉がPOPになっている!w

四半世紀以上前に、深川での芭蕉めぐりをして以来、あのエリアは、とんとご無沙汰。
続きを楽しみにしておりますね♫
sk_oyazi
@leetorinnote1110 リートリンさん、コメントありがとうございます。
こちらこそ、毎回勉強になっています。
ためになる記事を、
いつもありがとうございます♪
leetorinnote1110
時間がなくて
芭蕉記念館を見学できなかったんです。

ずっと心残りでした。

記事に書いてくださり、
ありがとうございます😭

大変参考になりました。
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