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そううつの日記の付け方 その二 『うつヌケ』より

2021-02-17 10:26:40 | 躁鬱豆知識
『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』(田中圭一)によると、
「鬱の渦中で毎日つけていた気温と精神状態の記録を
グラフ化してみたところ、3、5、11月に大きな谷がある」(P.20)
とあります。
そうして、田中さんは
「一般的なイメージとしてうつ病は冬に重くなり夏に軽くなる」
と思いがちだけれども、田中さんのうつを重くしているのは
「激しい気温差」だと気づくのです。

精神状態を10段階の数値で残しておくことを前の記事に書きましたが、
自分の状態を把握し、主治医に伝える際にとても役立ちます。
気温は、精神疾患を持たない人にさえも影響を及ぼすと思います。
病気になる前でも、季節の変わり目には体がついていかない、なんてことがありませんでしたか?
私は、これから先も自分がグラフを作るとはなかなか思えませんが、
一度元気のあるときにやらなきゃな、と思っていることの一つでもあります。


『うつヌケ』には、もう一つ、認知の歪みをなおすために
日記を書くことを勧められているページがあります。
客観的事実「何が起こったか」準備不足で商談に失敗した
主観的感想「それを自分はどう感じたか」もう会社にいられないと思った
このふたつを1:1の比率で書くんです
一ヶ月後などに読み返し、
時間を置くことで悩みがさほど大きなものではないと実感できるんです(P.102)

うつの時だけとはいえ、寝てばかりいると悩みもパターン化してきますが、
それでも10年前と今とでは、少しずつ変わってきていると感じます。
私は気力がないのと、予定のない手帳を見るのが虚しくて記録していませんでしたが、
毎日、何か一言だけでも残しておけば、
続けるということが自信になっていたかもしれないとも思います。
そう思い、去年は良かったことだけを残す日記を書いていましたが、
今年は認知の歪みをなおすための日記も付け足そうと思いました。

今日は読み返す気力がないので、いつもに増して分かりづらいかもしれませんが、
参考になるところがあれば幸いです。