エコな有機肥料を使ってお手軽・身近なSDGs

今回、滋賀県の地域に眠る有機資源を有効活用し、有機肥料を製造しました。

【詳細版】地域資源循環型の有機肥料でお手軽・身近なSDGs(12: 持続可能な消費と生産)

2023-02-14 13:27:55 | 有機肥料

 

■持続可能な社会へ貢献

私たち株式会社SOFIX*¹においては、農業を起点としたサステナブルな社会への貢献をめざしております。

滋賀県に拠点があり、琵琶湖に象徴されるように、自然資源が豊富で農業や畜産業などの一次産業が盛んな県として知られています。

そこで、私たちはパートナー各社(NTT西日本グループ等)とそれぞれの強みを活かしながら地域資源を使って循環型農業を進めていくことにしました。

 

※1 株式会社SOFIX:立命館大学生命科学部生物工学科 久保幹教授が代表を務める会社

 

■どんな循環型農業なのか

農業を行う上で、その基礎となる土づくりは欠かせません。

効率よく土をつくり、作物を育てるためには農薬や化成肥料が使われておりますが、

使い続けることで植物が吸収しきれずに地下水に流れ環境汚染につながることが懸念されています。

また、日本は肥料原料のほとんどを海外に依存していますが、これらの資源は限られた国に偏在しています。

そのため世界情勢に影響を受けやすく、現在も肥料価格の高騰が農家にとって大きな負担となっています。

 

 

そこで我々は、地域に点在する自然資源(畜産糞や伐採した木材の炭化素材・食品残渣等)などを活用し

その土地にあった配合で地域資源循環型の有機肥料を作り、農家への提供を実験的に始めました。

そして、その栽培した作物を皆さんにお届けしその過程で出てくる産業副産物をまた資源として活用し一部を循環させようとしています。

 

ここでポイントになるのが、株式会社SOFIXで研究している土壌分析の技術を取り入れているところです。

通常、畑や田んぼの土の中には、無数の微生物存在し有機物を分解する働きをしてくれています。

この微生物が活性化している状態であれば分解する量も増えるので良い土壌と言われており、食物も良く育つのです。

株式会社SOFIXで独自に研究している「SOFIX*²」技術活用し、土壌に生息する微生物の状態を分析し最適な土壌づくりのお手伝いをしております。

 

*2:SOFIX(Soil fertility Index:土壌肥沃度指数)
有機栽培をはじめとする物資循環型農業に望ましい土壌成分の量とバランスを数値化する診断指標

 

 

「SOFIX」を活用した食料農業のメリット

  • 土や堆肥の状態を数値で見える化し、再現性のある有機農業や循環型農業ができる。
  • 土壌を豊かにすることで、農産物の収量を増やし、品質向上を図れる。
  • 適切、適量の施肥によって、肥料にかかるコストを低減できる。 
  • 豊かな土壌でつくった農産物や食品として、高品質化・ブランド化できる。

 

■今回一般の家庭菜園向けにもお届けできるように!
今回は滋賀県の地域に眠る有機資源を有効活用し、循環型社会へ貢献することをコンセプトに、

上記で記載した研究技術と組み合わせて作った地域循環型土壌をSOFIX肥料*³として一般のご家庭菜園用にカスタマイズしご提供することになりました。

是非、みなさんも日本の循環型社会の活動に参加してみませんか?

 

持続可能な“食と農”の地域資源循環システム構築に向けみなさまにも当取り組みに共感いただけますと幸いです。

これらの活動を通して、日本ではまだまだ低迷している有機農業の広がりに貢献したいと考えております。

 

※3:SOFIX指標を用いて製造した有機肥料

 



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