今シーズンは全国的にあたたかい秋が続いており、シーズン終わりかけだけどまだ行けそう!ということで11月の最後の三連休を使って雲取山に行ってきました。
コースは奥多摩駅からバスに乗って鴨沢バス停で下車、七ッ石山を経由して雲取山へ。登頂後、雲取山荘に泊まって翌日は白岩山、霧藻ヶ峰を通って三峯神社へ抜ける合計22kmちょいの縦走コースをチョイスしました。なお三峯神社からはバスで西武秩父駅まで降ります(1時間15分くらい)。
詳細は以下のような感じ。相変わらずコースタイムがおかしな事になってますが(一時停止して翌日に再開すると時間がおかしくなるのかな?)気にしないでくださいw
いつもの山と高原地図。紙と電子書籍版を持っていると便利です。
山と高原地図 雲取山・両神山 2015 (登山地図 | マップル) | |
クリエーター情報なし | |
昭文社 |
ガイドブックはルートが往復ルートなので今回は参考程度に使いました。
日本百名山 山あるきガイド下 (大人の遠足BOOK) | |
クリエーター情報なし | |
ジェイティビィパブリッシング |
11月21日(土)、8時35分のバスにのって奥多摩駅から鴨沢に移動しようとしたらなんですかこの長蛇の列は…。いままで何回も奥多摩駅に山登りに来たことがありますがこんなにバスが混んでるの初めてでした。写真左側は並んでる列が並びきれずにU字状になった最後尾の人達です。
バスも増便してくれていたのでなんとか座れました。で、出発したところ。駅前も登山客で大変なことになってます。
鴨沢バス停で下車し、登り始めたところ。バスは当然のごとく満車でしたが、その8割9割は鴨沢で下車してました。
舗装された民家の間を抜ける道が終わると、山道らしくなってきます。
しばらく歩くと村営登山者駐車場に到達。こちらも車でいっぱいです(写真は駐車場を抜けて振り返ったところ)。駐車場からまた舗装された道をちょっと歩いて、急に舗装路脇から山道に入ります。注意してないと通りすぎてしまうので注意です。
山道に入ってからは延々と、黙々と杉の樹林帯を通ります。山陰にある道なのでぬかるみやすく、乾きにくいので足下注意しながら進みましょう。
んで、コースタイム2時間半くらい山道を登ると七ツ石小屋に到着。このあたりまで来ると富士山の眺望が得られる所がちょいちょいあります。
ここからも雲取山まではまだ距離があるので、七ツ石小屋で水分補給、栄養補給をしっかりしておきましょう!(ろくに補給せずに進んであとで軽いシャリバテ起こしました(´・ω・`)
小屋を出てちょっとの所に水場が。水が豊富な山、大好き。
冷たくて気持ちいい。
道自体はよく整備されているので問題ないですが、足下には気をつけて進みましょう(奥多摩・秩父でも滑落・行方不明者は多いみたいです)。
ようやくブナ坂に到着。ここからは広い登山道になり開放感が増していきます。
こんな感じです。傾斜もゆったりで歩きやすい。
日差しを浴びながらゆったりと進んでいきます。
左手には常に富士山が。ちょっとガスってるかな?
所々ジグザグの登りがありますが、まだまだ距離があるので無理は禁物。
奥多摩小屋近くのヘリポート。このあたりからテントがちらほらと。眺望最高のテン場すなぁ。
左手はこんな感じですが、右手の林側はもっと沢山のテントが張られていました。風避けのためかな。
んで小雲取山を経由して、ジグザグジグザグ急登を繰り返すと雲取山避難小屋へ到着!山頂ポストらしきものがありますが、ダミー?ですw山頂はもう少し先になります。ゆっくりとは言え食糧補給に失敗して若干バテ気味だったのでここで昼食を取りました。いかんですね。行動計画はきちんとたてて実行しないと…。
富士山を眺めながらの遅い昼食。周囲に遮るものがないので風が冷たかった…。
歩いてきた道はこんな感じ。案内標識のとおり、山頂はもうちょい左手に行ったところにあります。
別ルートで来ると途中に三条の湯とテン場があるので次に来るときはそちらにも行ってみたい!
んで、こちらが本当の?山頂。人もちらほら。
三角点と山頂標識。
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山頂標識と富士山。
しかしほんと人のこと言えませんが登山する人多いですねぇ。楽しいので無理もないけどw
んで、山頂から三峯神社方向に降りていき、本日宿泊予定の雲取山荘へ向かいます。
下りはこんな感じ。山荘から空身で雲取山へ登ってくる人がいるのでゆっくり譲り合いながら行きましょう。
倒木も結構あったりする。これもまた魅力。
てくてく降りていくとやっとこさ小屋が見えてきました。
15時くらいに到着!つかれた!w
受付を済ませているときに一応今日の混み具合を聞いてみました。
sohgoh「今日はやっぱり一杯ですかね-?寝床のスペースありますかね?」
山荘の人「今日は人いっぱいなので覚悟しておいてください」
sohgoh「」
まあ、三連休なので仕方ないですねw
食事も3回転(3交代)で人一杯。でも15時前にチェックインしたので初回にご飯にありつけました。
ご飯食べてものすごい濃厚な山話を同室の人達とビール飲みながら豆炭こたつでしていると、同室で最後の夕飯を食べた人が戻ってきたので布団敷きタイム。ちなみにまだ19時過ぎたところです。
チェックイン時の会話の通り、今日は人が一杯です。大部屋20畳に詰め込まれた人は24人(点呼して確認w)。布団は28枚あるので問題ないとして、スペースがなさ過ぎる。ということでこんな感じになりました(´・ω・`)
#ちなみにそれでも布団が入りきらないので、2名ほど廊下で寝ることになりました。実はそっちの方がゆったり寝られるんじゃないか疑惑
はい、ひとり一畳のスペースありません。寝返り?打てるわけありません。
同室の人達と笑いながらやれ〇〇室だの××船だのと愚痴っておりましたとさw
ちなみにこの雲取山荘、トイレがなんと外にしかないので、夜行くのが大変です。しかも部屋はビッチリ人が埋まっているので暗闇の中行って戻ってきて、かつ自分の寝床に入るのはまあ無理ゲーです。結果、深夜にトイレに行きたくなっても我慢するしかないという結果(※)に。なんだろうこの理不尽さw
(※)別に行ってはいけないわけではないのでヘッドライト付けて行くことは可能です
んで翌日。2、3時間おきに目が覚めつつ迎えた朝…というか、未明の3時半に部屋の電気が点灯し、4時半には部屋に「朝ご飯できたよ!今なら並ばずに食べられるよ!」と叩き起こしに来てくれます。
やっぱり人いっぱいすな。右側には見えてませんがストーブがあります。このスペースもまあ空かないです。
朝食はこんな感じ。ひさびさに食べた玉子かけご飯がうまかった。焼き魚は冷え冷えになってて(´・ω・`)
今日の行程はだいたい3時間半から4時間でかつゴールの三峯神社内の日帰り温泉がウェブサイトによると10時半から(※実際は10時のようでした)のようだったので身支度を済ませながらゆったりと。
と、トイレがこんな状態に…。えー、トイレの個室が男女別で2つずつしかないので朝はこんな感じになるようです。こちらは早めに動いたほうが良さそうです(仕方ないので並びました)。
んで、のんびりしてたらそろそろ7時。ちょうど良さそうなのでお世話になった山荘の方々に挨拶して出発です。
山荘Tシャツもゲットしました(2500円也)。
今日は霧が立ちこめていて、寒い。昨日はロンT一枚で行動してましたが流石に今日はロンT+サーモライトシャツ+ジャケットの晩秋仕様の装備で出発です。
三峯までは10km。奥多摩からここまで12〜13kmくらいなので、昨日よりは短い行程。
テント撤収してる人達。
こちらは雲取ヒュッテ跡。完全に廃屋になってますが、いつくらいまで営業してたんだろう…。
雲取ヒュッテを通ると道が二股に分かれていて、男坂ルートと女坂ルートの二択になります。地図によると女坂の方が通りやすいそうですが、今回は男坂をチョイス!
途中こんな看板も。今年は暖かいので凍結している箇所はまったくありませんでした。
悪路ということで注意しながら通過。時折雨?が降ってきたのでザックカバーを付けてから進みます。
悪路とは言っても整備はきちんとされているように感じました。
左手に落ちたらアウト、みたいなところがチラホラあったので注意は必要ですが。
芋ノ木ドッケを通過して、
白岩山に到着。といっても道の途中にある感じ(しかもちょっと奥まった所に標識あり)なので、誰も人がいませんでした。
白岩山から下るとこちらも廃屋と化した白岩小屋。晴れていれば和名倉山の眺望が望めるとのこと。
ゴールまだまだ先。アップダウンを繰り返すので焦らず進みます。
前白岩山、
お清平を通過して、
霧藻ヶ峰へ到着!こちらの小屋はシーズンオフは週末だけ営業しているようです。ペットボトル飲料か、歩荷で持ち上げてきた清水を使ったコーヒーが注文可能。
ちょうど今日(11月22日)がストーブの火入れ日だったようです。
ストーブに暖まりながら行動食を摂りながらコーヒーを頂く。500円也。トイレも隣接しています。
さて下山の続き。ここからはアップダウンではなく単純な下りになってきます。
登山道に濃霧が立ちこめてなんというか幻想的。別世界に行ってしまうのでは、と思わせる雰囲気が良かったです。
ゴールに近い三峯神社の奥宮。これなんかもう別世界へのゲートにしか見えませんw
んで、ゴールの三峯神社へ。
三峯神社は初めて来ましたが立派な神社ですね。広いし。
無事下山できたお礼をして、これで登山は完了!
神社敷地内にある興雲閣(ホテル)さんの日帰り温泉で登山の汗と疲れを落とします。途中から誰もいなくなって貸し切り状態の風呂を堪能しました。大変気持ちよかった。
んで、ビジターセンターまでもどって蕎麦を頂き、その後バスにのって西武秩父駅まで戻ってから帰途に着きました。バスはここでも大混雑するので、40分前にはバス停に行くようにしましょう。(特に特急に乗って帰る場合、追加増便のバスの場合予定時刻に間に合わなくなる可能性が高いです)
さて、次はどこに行こうかな?