カルナック神殿
カルナックにはいくつかの神殿があるが、そのなかでもアムン大神殿は、エジプトで最大規模の遺跡だ。
アムン神は、もともと小でしかなかったテーベの地方神だった。だが、中王国時代からテーベが
発展するに従い、太陽神ラーと結合して国家の最高神となった。古王国時代には王自身が神であったが、
新王国時代になると、ファラオはいわばアムン神の庇護のもとにある存在となった。そのため歴代の
ファラオはアムン神信仰の地に、神殿、オベリスク、神像などを寄進し、かくしてカルナックは巨大な
建物群となったのである。
特に、その大きさに圧倒されるのが大列柱室。入り口から、スフィンクス参道、第1、第2塔門を経て
奥へ行った所にある。立ち並ぶ列柱の上部をよくみると、傘のようにひろがったものと、つぼみのような
形のものがある。中央通路沿いの12本は高さが23メートルとほかの柱より高く、外光があたるために
花が開くさまを表わしていると言われている。なお第2塔門の前の巨像はラムセス2世だ。
地球の歩き方 ルクソール カルナック神殿
入り口。右側に見えるのがスフィンクス。
スフィンクスのアップ。どうみても羊です。ありがとうございました。
ずずいっと入り口。
で、これが外壁の裏側。
これだけ高い外壁を当時、どのように作ったのかなかなか窺い知ることが出来なかったそうなんですが、
この神殿の外壁は作りかけで終わってしまったためその工法が判明したとのことです。(ガイド談)
ピヌジェムの像。小さいのは王妃だそうです。
ラムセス2世の立像。ここでも左足を前に出してますね。では前回のエントリで出したクエスチョンの解答です。
王の石像を作るとき、
・王が生きている場合は左足を前に出した状態で像を造り、
・王が亡くなった後に作る時は足を揃えて造る
んだそうです。
【正解】王が生きている場合、左足を出した状態で造る
わかりましたか?
ではさらに奥へ進みます。
だんだん先に進むと、天井がない遺跡になってきました。
ふと左を見ると...
巨大なオベリスク。ハトシェプスト女王のオベリスクだそうです。
神殿の右側に出ててくてく歩いていると「ハトシェプスト女王の倒れたオベリスク」が。
近くにある「聖なる池」。
で、これが雨蛙 ... ではなくフンコロガシ。「大スカラベ」です。
古代エジプトでは神として崇められていたとのこと。
「反時計回りに7周すると、願い事がかなう・幸せになれる」
ということで、ツアー客雄志でグルグル回りました。ええ、当然回りました。笑
で、あとは時間まで自由行動。
頭がとれちゃってますが、抱えている♀は、「幸せの鍵」といわれ、色んな石像が抱えてます。
天井に描かれた星々「☆」マーク。古代でも発想は同じなんですなー。
あとは神殿内を適当に歩きながらパチパチと。
あー、疲れた...。
暑さと一日中歩いてたせいもあったのか、かなり疲れが溜まってきたので集合時間よりも早めに
切り上げちゃいました。
他の日本人ツアーの中には一人の方がカルナック神殿の入り口付近で熱中症になってしまったようで...
日陰に座って介抱されてました。
やはりこの暑さは日本人にはツライものがありますなぁ。夏にエジプトに行かれる方は帽子、サングラス、
必要ならたたくと冷えるグッズなど準備を怠りませんよう。特に帽子は絶対に必要です。
あとは、自分の体調を踏まえてツライ時は観光をスキップすることも大事です。
「せっかくきたのだから...」と無理をすると身動きとれなくなるくらい悪化することもありますので
ご注意ください。
(胃腸の調子も度の強弱はあれど、1/3から半数の方が悪くなるようなので、整腸剤、胃腸薬もお忘れ無く!)
ということで、本日(2日目)の観光は以上です。。お疲れ様でした。
流石に疲れたのでホテル内のバーで晩飯をガイドさんとツアーの一部の方々と。
疲れた体にビールがうまい!
ここでもドル払いでOKでした。米ドルがあれば観光地はほとんど大丈夫ですね。
さて、明日はルクソールからアスワン(アスワンハイダムのアスワン)へ移動です。
2日目がキツかった上、4日目が朝4時くらいから移動ということで、3日目は結構ゆったりとした日程とのことなので、一安心。
#実は、全然そんなことないという事実がわかるのだが...
つづく
11月に同じツアーに参加予定なので続きをよろしくお願いします!。
最近は遺跡などでカメラ持ち込み料を取る所は無くなったのでしょうか?。