Voljushka 微可動

「ヴォーリュシカ」 目覚め中です。

飲みたいときが美味しいとき

2006-07-30 23:47:20 | CD

こんばんは

昨夜はブログの更新のあと
ネット巡回(巡礼ともいう・笑)をしてたら
突如麦酒を飲みたくなってしまった
テレビで深夜とかにラーメンを食べているのを
見て食べたくなるのと同じか!?
ホントは白昼に飲むのが好きなんだけど(笑)

一番搾りだけでは物足りなかったので、
ウォッカも切らしてたし
リビングのサイドボードにあった
不味いからと誰も飲まない○○○のブランデー
(名を秘す・笑)も少々

冷やしたビールは冷房の効いた部屋よりは
冷房なしでちょっと生暖かい部屋で
飲んだ方が何故か美味しく感じる。
昼間だったら窓を開け放って熱気を
入れるんだけど…

麦酒のお供に聞いた曲が…
以前に某ネットショップに注文したら
在庫なしと言われた(今年発売なのに…(^^;
と書いた↓のもの


幻の歌謡タンゴVol.1&Vol.2(JXCP-1012,JXCP-1013)
結局石丸電気系の「Refino」より購入

古い歌謡曲(むしろ流行歌と言った方が合ってるかも)
をタンゴ編曲(一部ワルツ編曲)のインスト曲にしたもの。
マイナー過ぎるというか道楽過ぎるというか(笑)
こんなの聞く人はほとんどいないと思うけど…

元のアルバムが発売されたのが1960年代前半で
このCDはその復刻版だとか。
だから編曲に使われているのはそれ以前の歌
ということになる…実際戦前の曲も多い。

σ(・_・)が影も形もなかった頃の曲ばかり(笑)
でも半分くらいは元歌を聞いたことがあった

このアルバムでは
「夢去りぬ」「月の砂漠」「北上夜曲」「夢淡き東京」
あたりが特にお気に入り。

軽い酩酊気分で聞いていると
未生の時代のメロディーなのに何故か懐かしくて
センチメンタルな気分に…もしかして前世の記憶?(笑)

解説も何だかマニアック
タンゴ編曲のものは
「0'00 前、0'17 旋1、0'57 間…」と秒単位で
前奏、原曲の旋律、間奏などが現れる箇所を示し
その簡単な説明がそれぞれに付いている。
元の歌を知らないものもあるから
結構聞くときの助けになる…
製作者のこのこだわりようが好ましい(笑)

ところで↑の美味ではないブランデーの
つまみはハーシーのキスチョコ。
先日ムッターが一番館でフルーツゼリーと
一緒に買ってきた…
オリジナル以外も売ってるの知らなかった。

両親は味が甘すぎるってほとんど食べず
国産の方が上だって言ってた(笑)

確かにちょっと野暮ったい甘さなんだけど
σ(・_・)は何故か気に入った。 
このハーシーって進駐軍が配ってたものなそうな
「ギブ・ミー・チョコレート!」の頃の話ですね。
これも前世の記憶か?(爆)

では。Gute Nacht!


おフランスはまだ十四日

2006-07-15 02:35:44 | CD

こんばんは

今日も温度湿度共に高かった
たぶん不快指数もうなぎのぼり
でもσ(^ー^)はメンタル安定で気分は良かった(笑)
白い雲がむくむくと湧いてもう真夏の雰囲気。

騒音女の次は全裸&罵倒男か
暑さのせいかとも思ったけど
昨日今日始まったようじゃないし…十年近くって
身体は筋肉質なのに中身は粘着質か(失笑)

まあこんなつまらないマクラは置いといて…

日本では日付が替わってしまったけど
7月14日はフランスの革命記念日
巴里祭の日。
おめでとう>フランス

(為念)表題の「お」付は別に悪意ではなく
多少の揶揄と残りは親しみからの呼称です(^^ゞ

【 ところでフランスさん(って誰?)
ぜひ日本のあんぽんたんな左巻き
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」は軍歌だと
勇ましい旋律と好戦的な歌詞を持つ軍歌だと
教えてやって下さい

第二次大戦中の最も名の通ったプロパガンダ映画
「カサブランカ」でのドイツの軍人とフランス人
との歌合戦(文字通りの意味で)の場面。
あれは荘重なドイツの軍歌「ラインの護り」が
血の気の多い軍歌「ラ・マルセイエーズ」の歌声に
かき消されたんだと…

「君が代」は非民主的な曲で
「ラ・マルセイエーズ」は自由と平和の歌だと
思い込んでいる徒輩が
驚くことに日本には少なからずいるんです
だからぜひ教えてやって下さい】

こんなこと書いたけど
σ(・_・)はどちらの国歌も好きです。

ラ・マルセイエーズについては
吉田進「ラ・マルセイエーズ物語」(中公新書)がオススメ。
その誕生の瞬間、作曲者ルジェ・ド・リールについて
音楽自体の分析、その後この曲がたどる変遷、
チャイコの「序曲1812年」はじめこの旋律が
使われている曲についても詳しい。

また「ラ・マルセイエーズ」と同じくフランス製で
世界中で歌われた「インターナショナル」との
類似点などの興味深い話も。
「インターナショナル」の歌詞は「ラ・マルセイエーズ」
の替え歌として作られたという説もあるとか。

巻末には7番までの歌詞の訳が掲載。
リフレインのあの有名な部分は
『不浄なる血が我らの田畑に吸われんことを』と。
この本残念ながら今は品切れのようだけど
興味のある方は古書や図書館でどうぞ。

前に久世光彦の「マイ・ラスト・ソング」に
自分はアカい人や団体は苦手だけど
革命歌とかは結構好きだという意味のことが
書いてあって「同じだ」だと思ったことが…(笑)

少しお気に入りのCDの話を…


初めて自分で買ったCDがマラ5で
これもその頃('90年代前半)に購入。国内盤。
邦題は「歌でつづるフランス大革命」(笑)
1989年の革命200周年に録音。
ちゃんと対訳の歌詞カードが付いていて
「ラ・マルセイエーズ」も「出陣の歌」も「サ・イラ」も
このCDでその詳しい内容を初めて知った。
たぶんもう品切れだと…


Marches et Fanfares(2枚組)
フランスの行進曲の有名どころが一杯。
「ラ・マルセイエーズ」「出陣の歌」は歌入りで
特に前者は絶品!
他には「サンブル・エ・ミューズ」「サン・シール」
「ミシェル・ストロゴフ」「Quand Madelon」とか良い♪
これは今でもタワーなどで廉価でよく見かける。


白いケピ帽と赤い肩章のフランス外人部隊の
アカペラ軍歌集。
無骨な歌声がときたま無性に聞きたくなる(笑)
「Ich hatt' einen Kameraden」「谷越え山越え」
のフランス語版がレアで外人部隊によく合ってる。
前者のドイツの軍歌は、戦後外人部隊が多くの
実戦経験のある元ナチスをリクルートした関係か?

後者も不思議な曲。
元はロシアの内戦期の赤軍の軍歌。
白軍の行進曲にもこの旋律が使われたし、
赤軍や白軍とも戦ったウクライナのアナーキスト
ネストル・マフノの軍隊も歌詞を変えて歌った。
その関係でスペインの内戦(共和国側)でも歌われた。
ここのフランス語版はまったく別の歌詞になってる。
これも好きな曲の一つ。
「MBレコード」さんで購入(但し現在品切れ中・汗)

もうすっかりマニア話になってしまって御容赦(^^;;
では。おやすみなさい。

【付けたり】
入手不可なCDを紹介して失礼m(__)m
語りたかったもので…
代わりといってはなんですが、このブログのブックマーク
の「Russian Anthems museum」というサイトさんには、
「インターナショナル」の各国版の音源が嫌というほど
有ってDL出来ます。
TOPの上のほうの「Internationale」へのリンクをクリック。

またTOPページの下のほうの
"La Marseillaise" in Frenchにある
Mireille Mathieuの歌唱のものが↑で絶品と
書いたものです。 これもDL可。


20世紀は病気です

2006-02-26 20:56:05 | CD
こんばんは、ひさしぶりのCDカテゴリ。

昨日は、日向はぽかぽか、風はひんやりで、
外に出ていて気持ちの良い天気だった。
帰りに注文してたCDを受け取ってきた。

昨晩から何度も聞き返している…楽しいアルバム。
バートン・クレーン作品集」(NEACH-0123)
画像はジャケの表裏に縦帯。

バートン・クレーン(1901-1963)はアメリカ人、
1925-1936年に新聞記者として日本に滞在した。
宴席の座興で、外国の歌に妙な日本語の歌詞を付けて
歌っていたのを、日本コロムビアの米人社長にスカウト
されて30曲以上の吹込みをしている。
内25曲がこのアルバムに収められている。

私が知っていたのは「酒がのみたい」をはじめ2.3曲くらい、
その「酒がのみたい」で…
「♪~万歳!乾杯!養老の瀧(*)が飲みたい」
(*)居酒屋にはあらず、為念(笑)
と外人さんがなかなか流暢な日本語で歌うのを
初めて聞いたときはかなりぶっ飛んだ(笑)

解説によると、この歌を聞いたサトウハチローが、
歌そのものが酔払ってる、俺もこんな酔払った歌が
作りたいと、泥酔して(笑)言ったとか。

外人さんが日本語でコミック・ソングを歌うって、
ちょっと反則っぽい(笑)けど、時々わざと可笑しな日本語や、
「お弔い」「武士は食わねど高楊枝」「君なくて何の己が桜かな」
なんかの古風な言葉遣いが可笑しい(やはり外人さん有利・笑)

歌詞は、ナンセンスもの・応援ソング・ブラックなもの
諦めやヤケクソ・ラヴソング風なものまで、実に多様だけど
どの曲も聞いているだけで楽しい。

曲は、アチラの俗謡の他に「月光値千金」「コンスタンチノープル」
「リパブリック讃歌」「アルプス一万尺」「ティペラリーの歌」などの
メロディーが使われている。
もしかして勝手にカヴァーか(笑)…戦前では珍しくなかったらしい。
「コンスタンチノープル」なんて宝塚も拝借して「おゝ宝塚」になったし。
「すみれの花咲く頃」(名曲!)も元はアチラの曲のカヴァー(余談でした)

このアルバム、発行・販売は「バートン・クレーン発行委員会」、
好事家さん達の自費出版なので、興味のある方はお早めに。
お酒に、特にビールにはよく合いますよ(笑)

σ(^_^;)もこんなすごいものの発売を全然知らず、慌てて注文。
ブリッジで取り扱っているようだけど、
「Amazon」「セブンドリーム」でも取り寄せてくれます。
私は「セブンドリーム」で一週間弱で入手出来ました。

表題は、「仕方がない」の歌詞の一節。
このあとは「確かに病気です…」と続く。
いやあ21世紀だってたぶん病気だと思うけど…(笑)

ちなみに今日は「2.26事件」から70年。
2.26関連の本で一番興味深かったのは…

岡田貞寛「父と私の二・二六事件」(光人社NF文庫)
著者は首相岡田啓介の息子で、事件当時は海軍経理学校生徒。
父が殺害されたと帰宅させられた著者は、叔母からそっとその
生存を聞かされる(首相の義弟が誤って殺された)。
秘書官達が憲兵と協力して、首相を弔問客に紛れて脱出させる
様子がスリリングに描かれている。
直接著者が立ち会っていたわけではないが臨場感あり。

海軍の反応も詳しく書かれている、事件直後に参謀達から
行動を起こした陸軍部隊を何と呼ぶべきかと聞かれた米内光政が、
少しもためらわずに「叛乱軍」と言ったのが印象的。
陸軍は態度が定まらずふらふらしていた(大臣告示等)

当時は政官財の汚職や醜聞が蔓延していた時代。
青年将校達は「君側の奸」を取り除いたつもりが、
昭和天皇は「股肱の臣」を殺害されたと激怒した。
ここが一番の誤算だろう。

山本夏彦翁の↓の言葉も思い出す。
「汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす」

では。Auf Wiedersehen!

大人の趣味

2005-10-12 22:19:07 | CD
こんばんは

昼間は結構暑かったけど夕方になるとすっかり
秋らしい感じに、外は風もあっていい気持だった。
…やっと庭の金木犀が匂いだす。

現在「日暮聊飲酒」状態(^^;;
ちょっと飲んでます…虚報巨峰割り
某ニュース番組見てたので間違えた(^O^)呵呵

↑は李賀の有名な詩の一節を借用。
そのあとは
「(人生の)道がふさがってしまった、何も行き詰まる
のは白髪頭の年寄りになるのを待つこともない」
と続く(適当訳w)
昔からこの「陳商に贈る」は好きだった。
やはり冒頭にガーンとやられたのだと思うけど。
「長安有男児 二十心已朽」
(長安に男児あり、二十歳にして心既に朽ちたり)
σ(-_-;)も朽ちてたから…大汗
でも他には共通点はないな…李賀の年を越したし【´_`】

閑話休題
先日深夜に注文したCDが先週末に到着。
4枚ともミリタリー・バンドによる演奏(^^;

画像の上2枚がロシアもの、左下が(旧)東ドイツで、
右下がチリ海軍の軍楽隊によるもの。
【全部「MBレコード」のサイトから購入できます】

ロシアものは、どちらもサンクトペテルブルクに
あるロシア海軍の軍楽隊(The Saint Petersburg
Admiralty Navy Band)の演奏で秀逸!

「Music of the Russian Glory」は今年3月録音の最新盤。
ちょうどコンサートのような並びで、勇壮な帝政時代の
マーチの合間に、当時盛んに演奏されたワルツが挟まり、
最後はグリンカのオペラ「皇帝に捧げし命」のフィナーレ
「栄光あれ!」でしめ…(全部インスト曲)
「満州里の丘の上に立ちて」や「アムール川のさざなみ」など
のワルツもインスト版はほぼ初聞き、優雅でノスタルジック
でちょっとリラックスタイムのような感じ(笑)が良い。

ココの演奏は他にも帝政時代の近衛連隊や大隊の行進曲集
(最近第2集がリリース)を2枚持っているけどハズレがない、
演奏は迫力があるし録音状態も良好。

「Im Paradeschritt」は東独人民軍(Nationalen Volksarmee)
の行進曲集の第3集(他のは持ってないけど…(^^;
東独版の大帰営譜が聞きたかったので購入、買ってよかった♪

帰営譜は古くからあったようだけど、だんだんセレモニー化
されてちょっとした芸術作品のように…
ロシア軍のものが優れていて、19世紀の初頭に野営に招待されて
その式典に感激したプロイセン国王が自国の軍隊でも行うように
命じた、第二次大戦後に分裂した東西ドイツにも受け継がれた。

西ドイツのものとは使用される音楽などかなり違うが、
号令や儀式の厳かな雰囲気などはやはりドイツ人という感じ…
(↑のジャケも白黒だったらきっとナチスっぽい・汗)
ロシア時代からの「大帰営譜行進曲」も流れ、なにか感動(^^ゞ

儀式中の荘厳な音楽集ではソビエト・ドイツの革命歌のメロディー
がふんだんに登場…「ワルシャワ労働歌」「クロンシュタットの水兵」
「Die kleine Trompeter」「憎しみのるつぼ」「Lied der Partei」等々
「ファシズムと軍国主義の犠牲者を讃える式典」では「同志は倒れぬ」が
…(東独も軍国主義で全体主義だろうとのツッコミはなしで・憫笑)
そのあと東ドイツ国歌が、ラッパも仰々しくて迫力あり…
アカい新聞社とか大嫌いなのに(笑)自分でも呆れるほど聞き覚えの
あるものばかり(苦笑)

むかしネットで毎晩のようにグーグって革命歌・ソビエトの軍歌
やらナチス・イタリア・スペインとかの軍歌をたくさん落として
聞いていたから…σ(・_・)の中では左右は関係なくて
「プロパンガンダ・ソング」というカテゴリを勝手に作ってた。
そしてこれは妙なもの(笑)にかぶれない大人だけが楽しめる
高尚な趣味だと思っていた(いや今でもそう思っているけど・笑)

もすこし飲もう、ではAuf Wiedersehen!(^0^*)/

時節外れの短棒

2005-09-20 21:27:08 | CD
こんばんは~ 

今日は家族がお墓参りへ行く日だったけど、
σ(^_^;)も時間があいていたので一緒に来いと言われ
急遽同行することに…まあ普段罰当たりだし(汗)
先日のゴタゴタ↓もあるので神妙に手を合わせて
こようということで…(^^;;

お盆に続き今年二度目のお参り。
お盆のときに除草剤を撒いたので雑草は全く無し、
草抜きはしないで済んだ…墓石をお磨きしたくらい。
右隣のお墓は相変わらず放置中、左隣は花が供えられ
お参りした跡はあるのに何故か雑草茂り放題。

お墓参りの代行サービスとかがあるらしい…
松竹梅みたいに(笑)ランクがあって値段の高いのは
お参りの外掃除もしてくれるらしいけど、安いのは
お参りだけだとか…もしかしてこれか(^^;
___________________________φ(`∇´)

ここは孤島ブログなのでバトンが流行っていた6,7月頃は
当然来なくて…ミュージカルバトンならやってみたいと
思っていた。
今回、よくコメントを頂くかるみなさんのところ
から貰って来ました(笑)

いまさらという感じかもしれませんが…
σ(・_・)2,3年前に数十年遅れでスイングがマイ・ブームに
なったことがあるので、これくらいの遅れは遅れじゃないです(笑
回す所は無いのでここで終了ですが…ご容赦。

『ミュージカルバトン』

【今パソコンに入ってる音楽ファイルの容量】
自分でCDから吸出し・エンコしたものが12.9GB
3000曲ちょっと(^^ゞ
クラシックはなるべくCDプレイヤーで聞く方なので
PCに入っているのは行進曲、洋邦のかなり古い曲(^^;
企画もののオムニバスなど…

【今聴いている曲】
「THE UFA YEARS」(SFCD33542)というアルバムを…
ドイツの1930-1944年のウーファ映画の主題歌集(サントラ版)
知らない映画ばかりで見たことあるのは「会議は踊る」だけ、
でもオペレッタ風の曲やジャズ風の曲が多くなじみやすい。
今は丁度ハンス・アルベルスが何故かドイツ語で歌う
「ラ・パロマ」(ラテンの名曲)のところ…ムードたっぷり。
「Grosse Freiheit Nr.7」(1944)という映画で歌われたらしい。 

【最後に買ったCD】
チャイコフスキー「バレエ3部作」(CDVE84001)Venezia
あの有名な「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」
…3作とも全曲版で8枚組(^^; タワーで6000円弱。
(スヴェトラーノフ&ソビエト国立交響楽団、1980/1988)
「白鳥の湖」は例外的にパソコンに入れてPC作業中によく聞いてる。
リアルではあまり好きだとは言いにくいけど…(^^;;
誰でも知っているあの主題もかなりはまる。

【よく聴く曲、または自分にとって特に思い入れのある5曲】
どちらも多くて絞れそうにないのでロシア限定で思い入れの
ある曲…そのジャンルを聞き出すきっかけとなったような
ものを選びました。やっぱりロシア馬鹿>(^▽^;)
交響曲・ピアノ曲・オペラ・行進曲とヴォーカル曲…
ロシア民謡にでもしようかと思ったら革命歌に(汗

(1)ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」
マーラーの次に聞き出したのがショスタコ…特にロシアもの
という意識は無く、「ポスト・マーラー」といわれていたので
何となく購入(^^;…(確かハイティンク&コンセルトヘボウ)
初聞きで一番インパクトあったのはやはりあの重々しく
始まる第4楽章、「証言」を読んだのはもっとあとだった。

(2)ブルーメンフェルト「練習曲『海にて』Op.14」
最初に買った「マルコ・ポーロ」レーベルのロシアもの3枚の内
の1枚(ちなみに他はアレンスキーの2台のピアンのための組曲集
とグレチャニノフのピアノ・トリオ1番&2番)
このアルバムの中で一番気に入ったのが↑と「演奏会用練習曲
Op.24」…かなりうっとり、美旋律好きに(笑)
メトネルやリャプノフのピアノ曲を聞きだすきっかけにも…

(3)グリンカ「ルスランとリュドミラ」
浪漫的で夢幻的なオペラ。
猛スピードの序曲、吟遊詩人の予言、フィンのバラード、
ルスランが野原をさまよい巨人を倒して剣を得る場面
など好きな曲が目白押し…
魔法で眠らされたリュドミラがフィンの魔法の指輪によって
少しづつ生命を取り戻して最後の大合唱(序曲の第1主題の
メロディー)になだれ込むシーンが特に好き♪
他にはリムスキー=コルサコフの「サトコ」「キーテジ」
ボロディンの「イーゴリ公」などがお気に入り。

(4)イズマイロフスキー連隊行進曲
帝政時代の近衛連隊のマーチ、優雅な響き。
最初聞いたのは録音状態が良くなかったけどお気に入りに。
その後「ロシア海軍ペテルスブルク本部軍楽隊」によるかなり
ゆっくりめで堂々とした演奏を聞いてさらに好きになる。
「Music of the Russian Imperial Guard Vol.1」(ANB 005)
(「MBレコード」で購入)

(5)ワルシャワ労働歌
アカいものは基本的に苦手だけど(笑)…音楽になるとあまり
気にならない(特に外国のものは)
独特の旋律にすぐはまった…洗脳されるんじゃないかと思う
くらいリピートしてた(汗)…ロシア語版で、解説の対訳を
見たらかなり過激なのに驚く、ロシア民謡集に混じってた(^^;
ショスタコの11番でもこの旋律が使われている。

グーテン・モルゲン!

2005-07-26 10:07:16 | CD
「おはようございます」って挨拶するのはこのブログ
開設以来たぶん初めて…(^^ゞ
もちろん昨夜から起きているわけではない(苦笑)
ちゃんと寝て今朝は6時ごろに起床。
今日は時間があるので…台風だから勝手に罷業(死語w)では
なくて、元から休み♪ でも家でしなくてはならないこと
もあるし、図書館に本を返却する日…@風雨なのに(汗

昨夜はまたウツで何をしていても没興味状態でどうにも
しようがなかったのでさっさと零時過ぎに寝た。

今朝は目が覚めて何か曲が聞きたくなったので
ベッドに寝転んだままヘッドホンで聞く。
ベルリオーズの「葬送と勝利の大交響曲」(チェコ・フィル)
1830年の7月革命の死者を悼んで10年後の記念日のために
作曲された。…朝から何か濃い選択(^^; 

久しぶりに聞いた。
小気味よい小太鼓とともに葬送行進曲が始まる、
怒りが渦巻いているような表現、適度の悲壮感も良い。
追悼の第二楽章は荘重さの中に幾分甘いメロディーも…
そして最終楽章の讃歌になだれ込んで行く。
最終楽章の合唱は省略されているのが残念。
(まだ合唱版聞いたことがない)

苦悩から勝利へという交響曲ではありがちなパターンだけど
σ(^_^;)のような後ろ向き人間にも働きかける力があるみたい。
軽く興奮…少々盛り上がり過ぎた。

その後クールダウン(笑)のためマーラー5番の「アダージェット」
(バーンスタイン&ニューヨークフィル)
これは生まれて初めて買ったCD…最初聞いた10年以上前はこの
緩い第4楽章が退屈でしばしばとばして聞いていた。
最近はハープの音色も心地良いしアダージェットだけよく聞く。
聞けば気分はアッシェンバッハなんてことはないけど(笑)…
あんな役回りはいやだ(爆)

由無し言

2005-07-23 01:23:33 | CD
こんばんは (^^;)

一昨日からまた安定剤を飲みだした…現在小康、
低値安定と言う感じwで気分は落ち着いている。
昨夜は普段服用している就寝前のお薬(笑)を錯覚で
二度飲みしてしまったらしく…
リビングでドーナツを食べて、腹筋背筋をしたところ
までは覚えてるけど…後は記憶が曖昧。
でもちゃんと自分の部屋のベッドで寝ていた(-_-;)

このブログはよしなしごと(笑)を書いているけど…
もやもやとしたものや感じたことを、拙くても言葉に
して自分自身に説明するといくらか気分が楽になる。
本当に自己満ですみませんm(__)m

ああ、またロンドンでテロが相次いでいる。
小規模なものでも続けば脅威となりそれがテロリストの
狙いなんだろうが、こんな連中には三分の利もない。
イギリスがイラクに派兵したから狙われたとは思えない。
あまり報道されないけどイラク国内でも毎日のように
自爆テロが起こり多くのイラク人が死傷している。
自分たちの主義主張のためには同胞だろうと躊躇無く
殺害する…混乱状態を維持したいのだろう。

ネチャーエフの時代から変わってない、彼は人間は耐え難い
状態でなければなかなか反抗心は起きないから、自分たち
革命家の仕事は人々の苦痛を取り除くことではなく、
その苦痛を耐えられない状態にまで高めることだという
意味のことを言っている。
【注】ネチャーエフ…19世紀ロシアの革命家。
ドストエフスキー「悪霊」のピョートル・ヴェルホベンスキー
のモデルとなった。怪物。

何かいいBGMはないかと探す。
PCの中の音源は少々飽き気味、CD収納タンス(笑)を見ていると
購入以来ほとんど聞いた覚えのないものがいくらか出てきた。

そのうちの2枚。
N.Tcherepnin「Le Pavillon d'Armide」MARCO POLO(8.223779)
Tcherepnin「Narcisse et Echo」CHANDOS(CHAN9670)

ニコライ・チェレプニンはロシアの作曲家、日本に長期滞在
したことのあるアレクサンダーの父親。二曲ともバレエ音楽。
マルコ・ポーロから出ていた「アルミーダの館」を買ったのは
例によってカタログの宣伝文句に乗ってしまったから(^^ゞ

ディアギレフ・バレエ団とニジンスキーがこのバレエで
パリ・デビューを果たした。
この舞台を観たジャン・コクトーが『ハイネの詩よりも、
ポーの物語よりも、どんな夢よりもよい』と評したとか…

「ナルシスとエコー」の方は単にチェレプニンの作曲だった
からどんなものかと買ってみた…
その割には2枚とも最初聞いたきりで長らく放置(汗

もうすっかり忘れていたけど、聞いてみるとどちらも
何も考えずに音楽に浸っていたいときにはよく合っている。
どこか陶酔感もある(マルコポーロの型録からの借用・w)し
とにかく心地良い…バレエの筋を気にしなくても十分楽しめる。

ジャケはマルコ・ポーロの方はパッとしないのでシャンドスの方。
右がナルシス(自分が大好きで堪らないという人達の語源と
なった方ですねw…池に自分の顔を映して恍惚となっている)
左がナルシスに相手にされず悲しんで声だけになってしまった
エコーです。エコーの足元にあるのはたぶん水仙(ナルシスは
自分に恋焦がれて憔悴して死んでしまったあと水仙に姿を変えた)

おやすみなさい~
今日は薬の分量間違ってない…大丈夫大丈夫(^_^;)

モン・シュヴァリエ

2005-07-12 00:40:50 | CD
こんばんは (^^;

明日までに図書館へ返さなくてはならない本があるので
今夜はずっと読書。もちろんTVもつけて9時からは
何となく「スローダンス」を見る(ながら族…死語w)
シチュエーションやセリフが「既視感」の塊のようなドラマ
だけどその分安心して見れるのか最後までチャンネルは
そのままだった。

やはり深津絵里が良かった。深津さんといえば思い出すのが
映画「1999年の夏休み」…古いしマニアックだけど(^^ゞ
この映画見たのはリアルタイムではなく、8年ほど前に
地元テレビの映画劇場とかで…この濃いものを朝の10時から
放映していた(笑) 録画して今でもたまに見ている。
その後DVDも発売。

少年に扮した四人の中では深津さんが一番少年らしかった…
利発でちょっときかん気なところもあって。
四人の中で一番有名になったのも深津絵里。
でも最初見たとき一番カワイイと思ったのは大寶智子が演じた
和彦だったけど(笑)…
出で立ち(コスチュームと言うべきかw)もなかなかマニアック。
ソックス止めとか(笑)

この映画ではクラシックをはじめ色々な曲が使われていた。
その中ですごく気に入って曲があった。でもエンドロールに
使用曲が並んでいたけどどれかわからずw

月日は流れて(笑)インターネットを始めるようになってから
中村由利子の「私の騎士」(アルバム「風の鏡」所収)と判明。
中村さんのピアノの他にアルパ(小型のハープ)とフルートが
入ってとにかくロマンティックな曲で、どこかへ連れて行かれ
そうな感じ、曲名や全体のイメージからこの騎士というのは
「白馬の王子」らしい(汗)…解説には曲毎に詩が付いているけど、
やはりそのようなイメージが前提になっている。

そんな曲をあまり好き好きというのも何か痛いwので、
知り合いにこのアルバムを紹介するときは全体に癒し系の
曲が入っているからとか無難なことを言っている(笑)

表題は「私の騎士」の副題、フランス語で同じ意味です。

おやすみなさい~

海行者

2005-06-30 00:33:11 | CD
こんばんは (´ー`)
気分は小康状態、薬のせいか少しふわふわしてますが…汗

「軍艦マーチのすべて」から始まったキングのすべてシリーズ。
前回の「ラジオ体操のすべて」はスルーしたけど、今回の
「海ゆかばのすべて」は発売早々に購入、何度か聞いてみた。

海ゆかばのすべて(KICG3228)

私のイメージとしては「軍艦マーチ」が勝ち戦だとすると、
「海ゆかば」はどうしても負け戦と関連付けてしまう。
実際に戦死者のレクイエムとして使われることが多く、
戦後は「玉砕のテーマ」のレッテルを貼られたこともあった。
だらか初めから終わりまでこの曲が次々出てくるなんて、
気が滅入ってしまうかもと思いながらも買ってしまった(笑

この歌詞は元々、奈良時代に大伴家持が聖武天皇の詔を受けて
作った長歌の一節で、神代の時代から皇室に仕えた古い氏族の
大伴氏の誇りが込められた言立てだった。
これが昔からの日本人全体の精神というわけではない。
「…大君の辺にこそ死なめ…」も大君自らが戦士(例えば壬申の乱
における大海人皇子など)だった時代の名残りという説もある。

カッコ内の数字はトラック番号。
まず(01)パイプオルガンによる演奏で始まる。
荘重な響きだ。作曲者の信時潔はキリスト教に親しむ環境に育ち、
作曲を始めてからも讃美歌に関心があったそうだ。
(02)友竹正則の歌唱によるもっともオーソドックスなVerで、
私も最初に聞いたのがこれだった。
(03)東京音楽大学の先生方による男声合唱(ピアノ伴奏)
(04)は「東京100年」とかいう映画の中で使われた弦楽四重奏版。
編曲は林光。心を鎮めるような演奏。

(05)からはこの曲が現役だった時代に引き戻される。
藤井典明(+国立音楽学校生徒合唱)や柴田睦陸の歌、
チェロ版、管絃版と続く。(1941-42年録音)
音は悪いが時代の熱狂のようなもの(特にvocal版)が感じられる。

(10)「決戦生活訓」と題して「海ゆかば」をバックに当時の標語
らしいものを朗読してゆく(かなり押し付けがましい・汗)
「強くあれ、必勝の信念持って職域を守れ…
流言に惑うな、当局の指示に信頼して行動せよ…」
こんな感じ…う~んという感想しか思い浮かばない。
(11)真珠湾攻撃で戦死した九軍神を讃える言葉を当時のアナウンサー
が美文調の名調子で読み上げ、合間に海軍大臣の弔辞が挟まる。
私が当時の人だったらやはりこの熱狂に「感染」しただろうか、
などと考えながら聞いていた。
感染したとしても半ば酩酊半ば覚醒で「完全酩酊」はしなかった
だろうと思いながらも、「ゴタイショウ」「ミイツ」「テンユウシンジョ」
などという音がすぐに頭の中で「御大詔」「御稜威」「天佑神助」と
漢字に変換されてしまって不気味(汗)…まあ私が「死語マニア」
だからだろうけど…(^^;;

(13)は奥田良三(テノール)によるもの、伴奏は海軍軍楽隊。
このCDの中のヴォーカル版ではこれが一番気に入った。
高音で綺麗な声だが雄々しさが感じられる、以前の「軍艦行進曲」
でもこの方の歌がすごく良かった。(4/28のブログ参照)

(15)~(17)は最新録音によるヴァイオリン版・チェロ版・ピアノ
変奏曲と続く。特に最初の二曲は曲の表情がよくわかる。
チェロ版(1940年前後にドイツ人が編曲)は素晴らしい、チェロの
音色が時に人の声のようにも聞こえる。鎮魂の曲に聞こえるが
悲しんでいるばかりではないどこか強さも感じられる。
ピアノ変奏曲も在日のドイツ人による作曲…変奏部分の多くは
元の面影があまりなく、日本臭がすっと抜け落ちたようで
不思議な感じ。でも刺激的な選曲だと思う。

(18)~(21)は信時潔作曲のものではなく、軍艦マーチのトリオの
部分で使われた東儀季芳の作曲になるもの。海軍の儀制曲であり、
何故か(18)保育唱歌(幼稚園で歌われたらしい)にもなった。
この中では海軍軍楽隊の演奏(合唱も)によるもの(20)が良い、
このVer.は初めて聞いた。

(22)(23)は「陸軍礼式曲」と「陸軍喇叭譜」でこれまでのものとは別曲。
2曲ともごく短いものだがこれも初聞き(^-^)

渥美清による「美しい虚構」という詩の朗読と歌(24)、
パイプオルガンの演奏(25)で幕。

表題は「海ゆかば」の万葉仮名表記。
このあと「美都久屍 山行者 草牟須屍 ~」と続く。
画像はジャケとオビ。 

ちょっと長くなってしまいましたが…(^^ゞ
おやすみなさい~

週末は療養w

2005-06-24 23:45:18 | CD
こんばんは ( ̄~ ̄;)
風邪みたいだけど具合が悪くなって早々に帰宅、
お医者さんにも行って来た。
日曜まで引きこもって養生の予定(汗

よくおじゃまする軍楽系のサイトで、以前から品切れになって
いたCDがタワー新宿店でバーゲン価格で発売中との情報が…
メーカーのデッドストックを引き取ったものらしい。
残念ながら地元のタワーにはなかったのでタワーのサイトへ
注文(ただし定価だった;) 本日到着(*^^)

蘇る獨逸ポリドール軍楽隊~黄金時代の行進曲集(POCG-3951/3)

1927~30年録音のSP盤からの復刻。まあ音は悪いけど…(^^;
聞いていると何となく良い気分に。
「バシッ」という重々しいシンバルの音も良いし、
豪快なラデツキーも聞き応えあり。

面白い曲があった…「アンドレーアス・ホーファー行進曲」
前に同名異曲のコムツァーク作曲のものを聞いたときには驚いた。
トリオの部分のメロディー(明るくて親しみやすい)どこかで聞いた
ことがあると思ったら「Dem Morgenrot entgegen」というドイツの
革命歌だった。意外なところで意外な人にあったような気分(笑

このアルバムではブランケンブルク作曲のもの、こちらもいいなあ。
解説によるとこのトリオの曲「ホーファーリート」というものらしい。
「Dem Morgenrot entgegen」との関係はよくわからない…
(もちろんホーファーの方がオリジナル)
勝手に別の歌詞を付けられ盗られたのかも、そんなことよくあったから(笑

どうでもいいことだけどこのアルバムタイトル「獨」は「独」の旧字、
じゃあなぜ「楽」は旧字の「樂」を使わないのか?
それから昔の(?)ポリドールのマークかなり不気味(^^;;