そらだより

 ~ただいま日本との時差、30分♪~

人間って

2017-10-19 22:01:16 | ひとり言
体験を重ねて強くなっていくものなんだと改めて感じている
今日この頃。


最近の私は、自分を取り巻く環境を受け入れるのに必死で
その中でいろいろもがいている感じだったけど、ここ数日、
確実にサヨナラを告げようとしているスーキー(猫)の姿を
見ては涙が止まらなくなって泣いてばかり。


そんな私に対して、彼女の飼い主である前の前の前の前の
大家さんはすっごく冷静で、何だか冷酷非情過ぎるように
感じるくらい。


今日も約束の時間より遅くに帰ってきた彼女が、玄関先で
待っていた私に対して「前もって忠告しておくけど、今日は
家に入ったら猫の死体を発見するかもしれない」と言い、
いつもは玄関の鍵を開けてもらった瞬間にダッシュで奥の
リビングまで扉を開けて突き進む私を静止したんだよね。


動物が死ぬ時、排泄物が出たりするから大切なカーペットに
被害が及ぶと困る、という理由で、一日中、洗濯室に一人で
閉じ込められていたスーキー。


人間が大好きな彼女を一人で、それも窓の無い洗濯室で
旅立たせるなんて、って思う私は現実を分かっていないって
ことになるらしい。


今日は生きていてくれたけど、まっすぐに歩くことも出来ず
いつもの場所へトイレに行ったものの、排せつ後に力尽きて
動けなくなってしまった彼女。


そんな彼女を見ながら泣き続ける私とTVで連続メロドラマを
見続ける大家さん。


よく考えたら、70歳を超えている彼女は比較にならないほど
「死」を経験しているんだよね。


両親はもちろん、旦那さん、下の弟などの家族以外にも
日常的にクライアントさんが亡くなっている。


それに対して、同居していた祖父母ですら、老いていく姿を
見ることが無かった私。


ある意味、幸せなことなんだけど「死」に対する耐性が全く
無い自分にビックリしています。


年老いたマイ・ベイビー達を看取るまではアデレードから
離れられないって思っていたけど、覚悟すら出来ておらず
ただただ途方に暮れている感じ。


ほんの少ししか食べないけど、それでも食べるってことは
生きる意志があるってことだよね。


頑張っているスーキーの姿を見て、泣いてばかりいる自分を
恥ずかしく感じたよ。


あと何日あるか分からないし、大したことはできないけど、
少なくとも自分が後悔することだけは無いよう、毎日、
スーキーに「ありがとう」を伝えに行くつもりです。



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