さようならと

さようならと
言いたいが
簡単には
さようなら出来ない
わたしの心が
許可しないからだ
この文章を
書いていても
涙が
少し
少し
出てくる
心も泣いている
わたしも
泣いている
悲しいときは
泣けば良いと
言うが
悲しい感情より
自然に
わけもなく
涙が
出てしまう
夕食は
ない
水でも
飲もう
少しは
空腹から
回避されるから
あえて
食べることを
拒否してしまう
このまま
消えれば
なにも感じなくなるから
この悲痛な
心の叫びも
なくなる
そして地中に
帰る
心と共に

リサイクル品

今あるものは
リサイクル品しかない
まともな物は
ない
暖房器具も
少しだけ暖かいから
付けない
しかし
ここまで
なにかに
いじめられると
心が
なくなりそうだ
生きる力は
残っているが
その力さえも
奪われようとしている
自己責任なんだろうが
本当に
誰も
助けては
くれない
福祉関係にも
相談したが
門前払いだった
悲しいが
わたしの人間性が
悪いからだろう
この世界は
弱いやつには
容赦なく
突き放す
つまり
お前は
消えろと言う
意味だと
感じている

闇夜

まるで
闇夜の世界だ
お金もなくなり
なにも出来ない
病院も行けないから
このまま
じっとしていよう

携帯電話

とうとう
携帯電話が
なくなった
生活のために
売ってしまった
しかし
情けない
自助努力のさな
もう通信手段は
消えた