原始的な

洗濯機が壊れた。

20年近く（！）使用していた、
年代もの。

修理に出そうとも、もう部品も無いだろうし。

給料が出るまで新しいのも買えないし。

というところで、登場したのが、

昔使っていて、捨てられずにずっと家に置いてあった、

二槽式洗濯機！

これ、単純な作りがゆえに、故障しにくい。

え～っと、
どうやって使うんだっけ？
まず、洗濯槽に水を入れて
手動でタイマーをセット。

洗いが終わったら、
脱水槽に入れ替えて、
手動でタイマーセット。

その間に、洗濯槽に新しい水を溜めて、
脱水が終わった洗濯物を
洗濯槽に。

すすぎがおわったら、
また、脱水槽へ。

すすいだ後の水を流すのはもったいないので、その水で、また次の洗濯ができる。

なんとも手間だが、
なんだか楽しくなってきた。

しばらくは、原始的な洗濯機生活が
続くだろう。

風の通り道

私の職場は いつも風が吹いている。

今日のような雨風の強い日は
まさに 嵐の真っ只中、といった状態。

雨が吹き込み、倉庫の床は濡れて滑りやすくなっている。

フォークリフトのタイヤがズルズルと滑り、危ない危ない。

そして、風。

ここに来るドライバーさんたちが、
よく言う。
ここだけ風が強いね、
他の所は、こんなに風が吹かへんのに、・・。

他の所は知らないが、確かに
ここは
風の通り道。

花散らしの雨

～花散らしの雨～

分厚いコートを

脱いで

身軽になった身体に、

花散らしの雨が降る。

ひんやりした空気の中に

花の匂いが混ざり、

少しだけ心は

後ずさり。

・・桜は、咲くまでが愛おしいと、
誰かが言っていたような・・