ただのShizyu-看護師が不妊→里親→特別養子縁組を経験したら?

40歳にして本格的な不妊治療、なんやかんやで特別養子縁組まで。ぶっちぎりの息子くんから育てられたり、育てたりの毎日。

ナンジャソラ

2022-05-15 01:57:42 | 日記
キツネ医院では、子宮筋腫や腺腫の手術までして着床を試みた。

結果、できなかった。

私は諦めきれず、キツネ医院よりさらに遠いところにあるイノシシ医院へ通うこととなる。

このイノシシ医院の先生から、内診後、「子宮筋腫をもう一度、タカ病院で診てもらいなさい。」と言われた。

…え?前回の手術から半年しか経ってないけどなに?

タカ病院での結果は、「筋腫がかなり残ってるので、このままでは着床は難しいと思う。妊娠を望むならもう一度手術したほうがいいかもよ。」

…いやいやいやいや、半年前に開腹して手術したのに、かなり残ってるってなに?

私は先生に遠回しに、「ここだけの話なのですが。前のキツネ医院の先生にはお世話になったので、言うことはしませんが。こんなことってあるんですかね?。」と聞いてみた。

先生は、「まぁ、正直、驚きはしましたね。でも、うちでしっかり治せますから安心して!。」

なんじゃそら。

今思い返せば、入院していたのは2〜3人で、手術をやっているような医院ではなかった。

そもそも、子宮筋腫の手術には別の病院を勧められたが、天下のキツネ医院に任せたほうがいいのではないかと思い、お願いすると、確かに「デキナクハナイガ。」と言われた。

麻酔も下手だったし、術後の痛みも強かった。

もう一回…

なんじゃそら。



グーニーズ並

2022-05-15 01:32:51 | 日記
そして、いよいよ、いよいよ妊娠しているかチェックを行う。
このときの気持ちは、私の場合、着床している希望の方が多かったと思う。

ケッカハ、マイナス。

これをキツネ医院では、3度経験した。

人間、そんなものなのかはわからないが、この時の記憶は、チェッカーの表示結果を見た映像しか覚えていない。

次の記憶は、夫に大きな声で泣きながら背中をさすってもらっているところだ。

こんな経験をあと何度すれば良いのか?こんな時、良く「暗いトンネルを歩いているようだった」などと表現される。
私の場合は、妊娠から出産までは程遠く、着床さえできない(ファミコンで言うところのグーニーズ並に序盤で躓いて、先の見えない)もどかしさを感じていた。

タリナイ

2022-05-14 20:46:15 | 日記
ひつじ医院でチェックし、子宮内膜の厚みにOKが出れば、キツネ医院へいそいそと出向くことになる。

しかし、キツネ医院へ行っても「マダデスネ…。アシタ、マタ、キテクダサイ。」
子宮内膜の厚さが足りないと言うのだ。

???またあした???
当たり前のように言われるのだが、ひつじ医院で見てもらってますけど?
また、2時間かけて帰り、また、2時間かけてキツネ医院へ行き、また2時間かけてカエルの?
まぁ、当たり前であり、自分が選んだ道なのだが、何か少し、もう少しだけ労い風な言葉が欲しくなるのだ。

名だたるキツネ医院にそんなことは、おくびにも出せず、すごすごと帰ったのであった。




ひつじ医院

2021-01-21 02:50:19 | 日記
「こちらで子宮の厚さを測定しても良いですが、通うことが大変であれば近くの医院にチェックしてもらい、電話で教えてください。」

と、「キツネ医院」から、私の住んでいる県下の産婦人科医院リストを見せられた。

「リストの中で印がついているところは、引き受けてもらえない所です。もしこの中にめぼしい医院がない場合は、ゴジブンデ デンワヲシテ オネガイシテクダサイ。」
と、一通の紹介状をもらった。 

早速、Yahoo!検索し、口コミを入念に読み込む。そして産婦人科「ひつじ医院」を見つけた。
ホームページからお問い合わせができるようになっていたので、事の経緯を説明し、連絡を待つ…

すると翌日「大丈夫ですよ。来てください。」と、返事をくれた。

ひつじ医院に到着すると、妊婦さんが待合室で待っているところだった。それを見て「私も早くああなりたいなぁ」なんてふわっと考えていたころだ。

順番が来て診察がすみ、子宮の厚さを測定してもらったらメモを取る。それをキツネ医院に電話で報告するのだが、電話が繋がらない。30分くらい繋がらないのはザラで、長いときは1時間近く待つこともあった。

その間、ストーカーのようにスマホを机の上におき、リコールしまくる。これをひつじ医院の待合室で行う。

そして報告次第で移植するかしないかが決まる。移植できない状態であれば、次の測定日を告げられ、追加の注射をひつじ医院に処方してもらう。

これを3回ほど繰り返したが、結果、私はこの測定もキツネ医院でおこなうことになる。それは、ひつじ医院とキツネ医院の測定値に差があることでズレが生じるからだ。





朝イチ朝ニ朝サン

2021-01-19 02:48:37 | 日記
「キツネ医院」までは、新幹線と電車を使って2時間近くかかるところにある。
始発に乗れたとしても、乗り継ぎ時間を入れると受付が10時ごろとなる。

10時に受付をしようものなら、帰りは夕方の4時5時になってしまうほど、「キツネ医院」は大盛況だった。

そこで私がとった行動は、「朝イチに受付をする」。

朝5時に自宅を車で出発し、7時に到着。事務の人が受付シートを出してくるのを待って、出てきたところですかさずサインする。
朝イチといっても、私と同じように考える人は当然いるわけで、朝ニ、朝サンになることもしばしばだった。

それから採血→診察→説明を終える頃には、もう12時をとっくに過ぎている。コンビニで買ったパンを妙に豪華な控え室で食べながら、会計を待つこととなる。