越後童子のブログ

四季折々の越後の風景

雪下ろし援護隊

2012年02月03日 23時34分05秒 | 日記
越後の当地では青空も見えていたが、時折雪が降ってくる。
日中の気温は2度C、昨日の0度Cに比べれば温度は若干上がった。
西高東低の気圧配置は崩れ寒気は北上するが、明日も雪は断続的に降る見込み。
さらに、来週後半には再び寒気が入る、らしい。

厳しい寒気と大雪の原因を気象庁は、ラニーニャ現象による偏西風の蛇行により寒気が2方向から流れ込んだ、としている。
日本付近の偏西風(ジェット気流)の蛇行が北側の寒気を呼び込むことは知られている。
しかし、今冬は中緯度を流れる亜熱帯のジェット気流が、日本付近で北側のジェット気流と合流している。
この亜熱帯のジェット気流は、西側の寒気を呼び込んでいる。
北側と西側の2つの寒気が日本を覆い、さらにベーリング海の高気圧が寒気を押しとどめている。
問題は、寒気はいつまで続くかであるが、明示されていない。
恐らく今月末まで続くと思われる。

越後では連日、各地で大雪警報が出ていた。
今日は、警報は解除され、峠を越えようやく一息ついた。
山間部が抱える過疎と高齢化は、降雪量と比例している現状がある。
積雪3mを超える雪の中で、家が潰れる不安に怯え、堪え忍ぶ生活を強いられている人たちがいる。
降り積もる雪に対して、ボランティアの「雪下ろし援護隊」の活躍が期待されている。
隊員は周辺自治体の職員、建設会社の従業員、地元消防団員、都会から応募した人たちから構成されている。
彼らの心意気に拍手を贈りたい。
想いは、助け合う心と郷土を愛する心に他ならない。


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