焼き芋マニア on マニアフェスタ

みんなが知ってる焼き芋の見たこと無いカタチ、「未来系焼き芋」を紹介!

お芋で作った天然グミ?! 「燻製丸干しやきいも」

2020年09月27日 05時13分35秒 | グルメ

山形県鶴岡市の焼き芋店「DOCO?弐番館(どこ?にばんかん)」さんから「新しいタイプの焼き芋を開発したので、ぜひ食べてみて!」と連絡が。

それがこちらの「燻製丸干しやきいも」

じっくりと壺で焼きあげたさつまいもをさらに干した、いわゆる「焼き干し芋」をさらに燻製した一品です。

袋を開けると…なんともたくましい外見が。皮はギッチリとしまって重厚な色使いに。まるで革製品のようなシックな雰囲気です。もはやお芋には見えない。

断面も見てください。乾燥と燻しの2工程を経て水分が抜け、ムキムキの外観です。これにオトナな雰囲気のスモーキーフレーバーが加わって…うーん、たくましい!

ひとくちかじると、歯がゆっくりとお芋に沈んでいく感覚を覚えます。その触感はお芋というより、ゼラチン質。濃厚な豚足かグミキャンディを食べているような、モッチリを通り越した驚きの濃厚な舌触りに驚きます。

焼き干し芋はその濃厚な甘さから根強いファンを抱えていますが、さらにそれを燻製にすると「これは本当に焼き芋なのか?!」と思うほどの新食感が生まれることを知りました。

DOCO?弐番館さんの「燻製丸干しやきいも」。通販で購入できますので、ぜひぜひいちど体験してみてください。
https://nibankan.base.shop/items/28413881


時代は”未来系焼き芋”!食べてほしいトップ3

2020年09月27日 04時10分40秒 | グルメ

はじめまして。焼き芋マニアの天谷窓大(あまや・そうた)です。

甘くて栄養満点、まるで太陽を食べているような元気を与えてくれる焼き芋の魅力にとりつかれること36年。「焼き芋愛」が高じるあまり、2017年に焼き芋専門のフードフェス『品川やきいもテラス』を立ち上げてしまいました。

■焼き芋専門フェス『品川やきいもテラス』

品川やきいもテラス 公式サイト

毎年1月下旬から2月上旬にかけての1週間、東京・品川シーズンテラスに全国各地の焼き芋専門店が出店。めったに食べられない貴重な品種から、ブリュレにコロッケ、ステーキなど「こんな食べ方ができるの?!」とビックリするような斬新アレンジの「未来系焼き芋」たちを味わうことができます。

2017年の第1回開催には2万人だった来場者は(これだけもすごい数ですが)2019年には6万人と、まさに日本中の焼き芋好きが1ヶ所に集まっているのでは…と思ってしまうほどの賑わいです。

いやぁ、焼き芋ブーム。来てます。しかも年々その勢いはますばかり。

自己紹介もほどほどい、いま私がハマっている絶品焼き芋を3つ紹介しようと思います。

■これはもうフルーツだ!果汁のような蜜があふれる「なんたん蜜姫」

なんたん蜜姫

和歌山県串本町でのみ生産されている超激レア品種のお芋。水分が他のお芋に比べて多めで、まるで新鮮なフルーツを食べているかのようなジューシーな食感と、甘酸っぱいトロピカルな味が特徴です。

じっくりと焼き上げることでお芋の甘味成分が蜜となってあふれて出てくるのですが、この蜜がまるでシロップのように透明でサラッサラなんです!

焼き芋から出る蜜の主成分は、お芋のでんぷん質が酵素によって変化した「麦芽糖」。その性質上、多くはカラメルのような色で水飴のような粘り気をもつのですが、この『なんたん蜜姫』の蜜は、まるでガムシロップのように透明でサラサラとしていて、透き通るような甘さなんです。

生産本数が少なくほとんど市場に出回っていないので、もし売っているのを見つけたら、迷わずゲットをオススメします!

■冷やしてスプーンで召し上がれ!「超蜜焼き芋」

超蜜焼き芋

レアな品種に続いては、焼き芋の甘さを極限まで引き出すワザが光る、「技巧派」の焼き芋をご紹介。

東京都品川区の住宅街「西大井(にしおおい)」にある民家のガレージで営業している、知る人ぞ知る焼き芋の名店『超蜜焼き芋pukupuku(ぷくぷく)』『超蜜焼き芋』

焼き窯の設計からこだわった、門外不出の技術によって焼き上げられた焼き芋は、中からあふれた蜜で手がビショビショになってしまうほどです。

気になるお味ですが、まるでレアチーズケーキのような、しっとりモチモチとした食感。初めて食べる人はみんな「これシロップに漬けてるでしょ!」と疑うのですが、正真正銘、焼いただけなんです。 すごくないですか??

焼き芋といえばアツアツを食べる印象ですが、この『超蜜焼き芋』のいちばんおいしい食べ方は、「冷やして食べる」こと。蜜が水飴のように結晶化して、甘さがよりビビッドになるだけでなく、お芋全体がシャーベットのような食感になるんです。スプーンですくってほおばると、まさにスイーツ!!最高の甘みが口のなかに広がります。

■最近の紫芋もスゴイ!

あやむらさき

日本最大の焼き芋の祭り「栗源(くりもと)のふるさといも祭」で知られるさつまいもの名産地・千葉県香取市産のお芋。紫芋のホクホクとした食感と甘い香りはそのままに、より甘さを増した品種です。

「品川やきいもテラス」でも「紫芋、ありませんか?」とたずねてくるお客様が毎年いるほど、根強い人気を持つ紫芋。甘さ控えめという性質から、お菓子の原料につかわれることが多いお芋でしたが、最近は改良が進んで、より強い甘みをもつ品種がつぎつぎと登場しています。

透明感のある紫色が特徴の「パープルスイートロード」はかなり浸透してきた感じはありますが、「あやむらさき」も徐々に市場で存在感を発揮してきました。最近はより甘みを強くし、モチモチとした食感をもつ「ふくむらさき」という品種も登場しています。 いま、紫芋の世界が、大変盛り上がっていますよ〜!

こんな感じで、オンラインマニアフェスタでは、未来系の焼き芋の魅力をご紹介していきます!