Soul 虎の穴

roy roberts experience

シャロン・ジョーンズが闘病のすえ先日亡くなりました。デビューは1996年40歳の時DESCOレコードより、ファンク45ムーヴメントと歩調を合わせるかのような時期と音楽性、瞬く間に人気を博してからの20年の活動でした。デビューから数年後、初めて彼女の歌声をそしてサウンドを耳にしたとき、それが60年代後半や70年代前半ではなく現行のものと知った時、驚きとともに光明を見た思いでした。同様な思いのソウルファンやファンクファンは少なくないでしょう。それだけ大きなインパクトをシーンに与えた偉大なシンガーでした。
なんの因果か前述DESCOレコードのレーベルメイト、リー・フィールズが、きのう初来日ライヴを行いました。運悪く私は多忙につき行けませんでしたが、好評だった模様。良かった良かった。そして今更ながらファンクというものを振り返っています。
取り上げたのはロイ・ロバーツの1979年の7インチ。60年代半ばから活動するギタリストでシンガーで今だ頑張っています。ふと前の流れから思い出しました。カロライナ・ファンクのコンピで広く知られた人ではないでしょうか。キャリアは調べると色々出てきますが、直接話を聞きたくなるほど様々と関わっているミュージシャンです。ファンクという括りより、ソウルミュージシャンとしてブルースミュージシャンとして、またカントリーやゴスペルやら多岐に活躍しています。リリースされた自身のレコードは多く、ノーザンソウル・ファンに人気のシングル、ファンクファンに人気のシングル、1980年のレア・アルバムも好曲あってソウルマニアには知られているでしょう。そして写真の7インチはディスコブギーとして注目を浴びるレコード。途中の繰り返されるブレイクとミュージシャンの熱いプレイが素晴らしい。今はブルースシンガーなロイ・ロバーツですが、なんとかこんな感じの楽曲をやってもらいたいなぁと無い物ねだりをしてしまうほどです。
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