今回取り上げたノースカロライナのグループ Rayfield Reid & The Magnificents は「TREAT YOU RIGHT」のアルバムがリイシューされ広く知られる事となっただろう。そのアルバムのオリジナル盤はあまり見かけなくなったが、内容としてはカロライナらしいリズム・セクションに重心を置いたファンクとソウルが収められ、質の高い演奏が特に海外で評価を得ている感がある。リイシュー盤でもいいので聞いてもらいたいほどだ。今回は、そのアルバムの一曲目に収録されているナンバーをシングルで挙げてみた。アルバムより前に出されたのかその後のリリースかは分からないが、音は断然シングルのほうが良い。ドラムの抜けもよく、パーカッシブかつアップテンポなこの曲をさらに引き立てる。ヴォーカル物としてより、疾走するドラムを中心としたバンドに耳は奪われ、途中にブレイクもあるやらで、パーティ・チューンとしてうってつけといえる曲だろう。ジェリー・ワシントンのGlades盤あたりが好きならばお勧めのシングルだ。
なお、このグループはノース・カロライナのグループ Free Spirits を前身のバンドとしているよう。ちなみに Free Spirits は、Communicators & Black Experiencesをファンク的に少々物足らなくした内容のシングルを一枚だけリリースしている。さらに、蛇足ながら80年代になってこのグループは Gaston となる。これは割と知られている事かな?
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