またオールドスクール、ディスコラップを取り上げます。ジミー・スパイサーの1980年のデビュー盤、なぜか名義は Jimmy Spleer となってリリースされた12インチ。同年の同レーベル同曲同内容の色つきレーベルではしっかりジミー・スパイサー名義となってます。そちらの曲のタイトルは若干違ってアドベンチャー・オブ・スーパー・ライムとなっとりますが、まあ何かあったんでしょう。アドベンチャーとつけたタイトルには、バック・トラックのモチーフのキャプテン・スカイから拝借あるいはリスペクトを感じたりします。いやまた何か言われたりしたからだったりして…まあ黎明期だからこそのもろもろですかね。そしてこの曲サウンドとしては、ヴォーン・メイソンまたはキャプテン・スカイのベースラインやらリズムを引用しビリー・ニコルズらの手によってバック・ディスコ・トラックは制作されとります。ナイスゥです。が、やっぱりこのレコードに関しては、切れ間なく捲し立てるラップが胆。いかにもなオールドスクール・ディスコラップでしょう。そういえば、YouTubeでこの曲のコメント見たら懐かしがるアメリカのオッサンたちが大挙しとりました。50台半ば以上のニューヨークの黒人には特別なようです。38年も前のレコードですもんね。40年近くたったヒップホップのレコードってのも何だかすごいもんです。
