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ウィルソン・ウイリアムスのアルバムにも含まれる2曲を。まずこのアルバムについては、すでにソウルファンの中では良く知られているだろう。USブラックディスクガイドでも取り上げられてもいたし、何よりそのシンガーとしての素晴らしさと70年代デトロイトサウンドとで作り上げられた世界はこの上ないものだと、異を唱える人はソウルファンに有らずとまで言いたいほどである。そしてそのアルバムの代表曲がこのシングルと12インチ盤の2曲。まず上記シングルはミッドテンポのもの。染み入るように歌い上げるヴォーカルが最高。そして下記12インチはアップテンポのナンバー。愁いを帯びたヴォーカルとメロディー、タイトなデトロイトビート、ダンスナンバーという次元を超えて迫るものを感じにいられない。まさに名作の2曲であると断言したい。