すっかり暑くなりつつジメジメしてます。梅雨です。忙しくしてると音楽どころじゃない日々だったりしますが、だからこそ余裕を持って生活したいところです。地味にレコード聴く楽しみくらいしかありませんが。イベント等は縁遠いし、配信でもしようかと思いつつ。ふと、たまには普通のソウルのレコード紹介でもと思った次第。でこのシングルです。
ワシントンD.C.からの7インチです。たぶん1960年代後期あたりの録音、リリースでしょう。このシングルのみの女性グループものです。インスタ見てたらヴァーチュー録音とあったけど、確かにランナウトに掘ってあった。また重要な情報としてはフォンス・マイゼルのクレジットがある事。あのマイゼル兄弟、スカイハイ・プロダクションだっけ。ソウル・ファンならば、あのホグのモーメンツの人、でしょう。あのホグのモーメンツの録音がマイゼル氏がワシントンD.C.のハワード大学に通ってたころ。1970年代は拠点を移すから、モーメンツ後のワシントンD.C.で関わったのがこのレコードと思われます。その頃はダニー・ハサウェイとも交流深かったらしく、なかなか面白い時代感があります。そしてこのレコードこの録音、女性グループものソウルです。ラブライツみたいなスムーズさは無く、ラブルズの様な熱さも無く、そんなヴォーカルですが、パタパタしたリズム隊が良いです。片面がチカーノ系ソウルコレクターのYouTubeに音源あったので、そんな趣味性に引っかかるのかも。あらためて言いますが、あのチカーノ系ソウルって日本言うところのスイートソウルでは無いので念のため。しかしカテゴライズとして面白い視点ではありますね。あの緩いビート感は広げて解釈出来そうで。チカーノ系ソウルとしてはさして興味ないですが、拡大解釈したビート感は大事にしたいです。と言いつつ、お勧め面はカッタルイ曲の方ではなくてこちら。パタパタしたビートに妙に太いベースに良く言えば浮遊感あるヴォーカルが乗った曲。レーベルのデザインもシンプルですがそそります。