1982年、コネチカットはスタンフォードのメトロ・プロダクションなるところからリリースされた唯一のレコードがこれ。コネチカットは案外ニューヨークに近いともいえる土地柄、ニューヨーク/ニュージャージー録音が経由してリリースされたり、またこの辺りから録音されたり、ソウル~ディスコものレコードでは重要地域であります。むかしレコード買い付けに行った経験ある人や、海外メールオーダーを深く知るコレクターならば、コネチカットといえばレコードの宝庫といった印象もあるかと思います。いやそうでもないか。と、そんなコネチカットのこの12インチは、ファンキーなミディアム・グルーヴが心地よいナンバー。女性リードシンガーが歌い上げるヴォーカル面より画像のインスト面の方がよりダンサブルでベター。歌が邪魔なものもあるんだよなぁ、ソウルのレコードでは。とくに中域にドラム音とヴォーカルが被ると私は全くダメです。とすると歌がどうこうより、録音に難あり…いや80sのドラム音が苦手…なんて思いつつ、このレコードはインスト面のファンキーさで80sのダメなところを全く感じませんでした。