Wandから2枚のシングル、その後の12インチシングルもシングル・コレクターに人気のグループの73年のデビュー盤に当たるのがこのシングル。それ以上にガラージュ・クラッシックとしてのほうが有名なシングルかもしれない。つまりは以下のような理由があるから参考までに。
70年代に入ってニューヨークのクラブ/ディスコ・シーンが一部ではあるが徐々に沸きあがっていく。そこで一つの現象が起こる。DJが当時主流の3分弱の曲単位ではなく長く曲を提供しフロアを盛り上げたい楽しみたいという要望が出てきたのだ。まだ12インチ・シングルが無い時代、いやこのことが切っ掛けとなったのと、次第にマーケット足り得る状況になったことで後に12インチが登場することになるのだが、それはここでは割愛し、では前述の要望に関して。まずはDJは曲の盛り上がりといった面を考慮し、インストゥルメンタルのトラックを欲しがった。イントロをインストのトラッックで引っ張って劇的に演出したいというものだった。そしてそれに対してレコード制作側からの回答となった最初のレコードとなったのがこのウルトラ・ハイ・フレケンシーのこの盤、もちろん裏面にはこの曲のインストゥルメンタル・バージョンが収められている。DJはこのシングルを2枚使いドラマチックに演出しフロアを盛り上げていった。故に、その後こういった裏面がインストのダンス曲のリリースが始まった。DJのリミックスの起源を見ることもできよう。とにかく、この盤がクラッシックといわれるのもこういった理由だ。
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