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ウエストバウンドから3枚のシングルを残すグループの71年リリースのデビュー盤。このグループのシングルは、片面ファンク、もう片面ソウル、といった具合になっている。そしてファンク・サイドもソウル・サイドもどちらも評価されており、そのどの曲も質が高く、ウエストバウンドを集めたコンピレーション盤が作られると、ファンク系ソウル系どちらにおいても必ずどの曲か収録される。ギター・リフも強烈な激しいファンク、流麗なテンポとメロディーのソウルと、いかにも70年代初頭の黒人音楽を象徴したグループと言えよう。そんなグループのソウル・サイドで、最もダンサブルなナンバーがここで取り上げた曲。アップテンポのビートにホーン・リフが鳴り響く。苦しげなシャウトが魅力的なヴォーカル、上手すぎるカッティングのギター等、どこをとっても聴きどころ満載。いくつかのコンピに収録されているので、ぜひご一聴を。