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今回もリズミックフリーダムのラジオショウでかけ当ブログで紹介していないレコードを取り上げます。
フォートップスの77年リリースのシングル。76年のアルバム「Catfish」よりのカットになる。この頃のフォートップスは、メンバーのロウレンス・ペイトンがプロデュースし、録音も地元デトロイトに移っていった頃だった。そうした作品群の中、非常に特徴的な曲がこのナンバー。この曲のリード・シンガーはリーヴァイではなくローウレンス・ペイトン。もちろんプロデュースもそうで、実はこの曲フォートップスというよりローウレンス・ペイトンのソロ作品といった趣のもの。グループ・コーラスがないのが特徴的だし、制作から作曲まで含めるとそう思いたくなる。しかしながら内容は文句なく、70年代のフォートップスの代表作と言いたいほど質が高い。レイドバックしたミッドテンポのサウンドにロウレンスの声が響く。この時代のフォートップスは不当に評価が低いようだが、今一度ロウレンスの非凡さと共に見直したいものだ。