（無題）

昨日の書いたのが、あまりに雑だったんで、真意が伝わるように書いてみようと思います。
このところ様々なところで相談されてます。ミックスＣＤについてです。これが昨日の議題にも関わるし、根本的にはこのミックスＣＤの在り方が問題であると思っています。一括りにミックスＣＤといっても、著作権をクリアした物について問題にしているわけではありません。そうじゃない、著作権をクリアしていないミックスＣＤ、今これがあまりにも目に余る。
古い音源の権利関係を探しだしクリアし再発すること、この労力たるや利益云々以上のものがなければやれないようなことであります。私も幾度となく再発リイシューに関わり、大変さはよく知っています。そうして世に出回る再発ＣＤ、ソウルにしろファンクにしろ和ジャズにしろ、関わった人達に私は心から賛辞をおくるところです。そこでです。現在のレコード屋の売り場では、そんなＣＤよりミックスＣＤ(著作権をクリアしていない)が幅をきかせ、多大な労力の再発ＣＤを片隅にやっている有り様ではないですか。ＣＤが売れない時代でミックスＣＤの方が売れるから、まぁそんなもっともらしいことをレコード屋の担当から言われました。私は商売の邪魔をする気はありません。が、そもそも著作権をクリアしないものに正当な商取引の資格はないのでは。それからさらに始末が悪いのは、そんなミックスＣＤのくせに著作権をクリアしてないことの後ろめたさを全く感じず、やれ掘るだとかディグだとか能書き垂れて利益を上げてる姿勢。うんざりします。ミュージシャンへのリスペクトは無いみたいですね。あれば著作権で動いてるでしょうし、そんなところを微塵も感じさせないのがますます苛立たせます。例えば過去のミックスＣＤや心あるＤＪなんかは、後ろ暗さがあるからDJが無料で配るとか、イベントのプロモーションに使うとか利益云々とは別の意図がはっきり見てとれていました。ところが今のミックスＣＤは何だろう。他人の音源を泥棒してアーティスト気取りですか。いったいそこに何が残るのでしょうか。有名DJだから許される？無名だから許される？ブートはブートです。ＤＪとして何かしらの意味がある行為なら、せめてネット上で無料で聞けるようにするとか、何かしら形にするなら後ろめたさをもって手売り活動するとか、そもそもまず著作権をクリアすべく労力をそこに注ぎ込むべきであると考えています。
乱文すみません。