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グレッグ・ペリーのインヴィクタス入り前後69年のシングル。シカゴ録音だがサウンドは初期インヴィクタス・サウンドと共通するようなファンキーさを醸すもの。そこにグレッグ・ペリーのまだ若さあふれる溌剌としたヴォーカルが乗る。後のカサブランカやRCAとは違った弾けっぷりが素晴らしい。ノーザンソウルと言えるレコードではあるが、俗に言うクロスオーバーソウルとも取れ、時代の端境期らしさもまた妙味である。
蛇足だが、ノーザンソウルとして検索しヒットしたものを眺めてみるたとあまりに幅広い解釈に驚かされる。その解釈については功罪両面あるがそれについてはまたの機会にゆずるとして、当ブログとしてはノーザンソウルという言葉を極力使わないよう努めているのをご理解願いたいと思う。伝わり難い言葉という判断ゆえ。