いよいよ始まりました。
有栖川有栖創作塾・第10期です。
もう10回目になるんですね。
有栖川塾長、お疲れ様です。
そして今後ともよろしくお願いします。
第10期の参加者は、前回よりも少し人数が減って7名です。
今回からの新塾生さんはいません。
しかし、出戻りの方がいらっしゃいます。
二年ぶりに顔を出したとおっしゃっているSさん(画像手前)です。
Sさんは第5期(2008年3月から5月)に参加されていました。
北九州にお住まいで、当時も新幹線で通っていたというツワモノですが・・・
今回は親族の方が大阪へ転居したとのことで、そちらに泊まられるようです。
遠いところからわざわざお越しいただきまして、ありがとうございます。
最初の授業ということで、恒例の自己紹介。
新しい塾生さんはいませんが、6期以降に入塾した塾生さんはSさんを知りませんし、それぞれの近況を語るという目的のためにも、一人ずつ挨拶をしていきました。
自己紹介のあとは、有栖川塾長の講義が入ります。
今日は有栖川塾長の口から「アイデアが思いついてから、作品に昇華するまでの過程」の体験談が語られました。
「どうやって作品のテーマを考えるのか?」「どうやって起承転結をつけるのか?」
という方法論は本などで読むことができますが、プロの作家さんが実際に作品を練り上げていく過程の体験談はそうそう聞けるものではありません。
ある日の有栖川塾長は、お風呂に入ったとき、湯船からあふれ出るお湯を見てアイデアの種を手にしたそうです。
その種から生まれたのが、国名シリーズ『ブラジル蝶の謎』に収録されている短編『蝶々がはばたく』なのです。
この作品は、35年前に海辺の旅館から足跡も残さずに消えてしまった若い男女の謎を、アリスと火村助教授が解明するという物語なのですが・・・
さてさて、有栖川塾長は湯船からあふれたお湯から、どのような思考の過程を踏んで、『蝶々がはばたく』を完成させたのでしょうか?
それすらもミステリの問題編のようですね。
もちろん今日の授業では、きちんと解答編が詳細に語られました。
『ブラジル蝶の謎』は、今回授業でも取り上げられた『蝶々がはばたく』を含め、珠玉の短編が6本収録されています。
ぜひお買い求めくださいませ。
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