作家志望の生徒を集め、創作に必要な知識や考え方を提示し、そして何よりも塾長や仲間から刺激を受けるための集まりです。
まずは自己紹介。
「もし、何にでもなれるなら、何がいい?」という質問に答えていくという流れ。
しかし、さすがに皆さん初対面だけあってガチガチの雰囲気だわ。
…というか、運営側である作劇舎スタッフも、有栖川塾長を一目見ようと、ガン見しまくる。
かく言う私もその一人。どんな授業をするんだろうと興味津々。(…授業中、総務の私はヒマなのよ)
そんな空気の中、第1回目の授業が始まった。
どのようなジャンルが好きなのか? 書きたいのか?
コレに対する答えは、やはり『ミステリ』や『ホラー』が多かった。
やっぱり、外から見たらそう見えるという事かな?
創作塾では、そういったジャンルを目指している人こそ優遇…みたいな?
有栖川有栖が塾長なんだったら…。もしくは、一緒に展開している『作劇塾』は実話怪談の中山市朗氏が塾長だし…。
実際はそうでもなく、両方とも創作に携わる者全般に必要な事を教えているのに。
「物語」にジャンルはあるけど、「創作」にジャンルはないんだぜ?
それとも、皆さん気を使ってミステリやらホラーやら答えたのかしら?
さてさて!
自己紹介も終わった頃、今度は有栖川塾長の経験をもとに「作家とは何か?」についての簡単な講義が展開された。
「小説家になりたい」と「小説を書いて本を出したい」は違う。
そして、「小説家になる」のと「なり続ける」のは違う。
一変してマジメな空気に。いや、最初からマジメなんですが。
塾長曰く「作家には、ある日突然なれるもの」らしい。
もちろん、作品を書き続けている人に限られますが。
そして一番大変で、作家たる自分を確立するために必要なのは『次』を書く事。
全身全霊、全ての知識・技量を投資して仕上げた小説が、ようやく出版社に認められたら、その次は…
「じゃあ、次書いて」
と、簡単に言われるという…。
これに耐えられるかどうか? 続けられるかどうか?
後半の講義では、塾長の経験談をふんだんに聞く事ができました。
この世界に苦労していない人間なんていないなぁ…と実感。
…と、授業も終盤。
最後に課題が出され、それをもとに今の自分の力量を客観視する事に。
最初の一行を塾長が提示し、その続きを書いてくるというもの。
さて、第2回はイキナリ作品の合評となります。
今から楽しみです。
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