かれこれ7、8年前になりますが
半年ほど府中に仮住まいをしたことがありました。
そこは畑や空き地がまだ多く残っていて
のどかで静かな場所でした。
小春日和の日曜日の午後
おねえにゃんを抱っこして
近所の小さい公園で時々ひなたぼっこをしていました。
だれもいないことが多かったのですが、ある日
3、4歳くらいの女の子と
赤ちゃんを連れた母親がやってきました。
しばらくすると、お砂場で遊んでいた女の子が
とつぜん私のところに走って来て
「ねこちゃん、さわらせてください。」と言いました。
私、お砂場で遊んだ手で触られるのはいやだったけど
「どうぞ」と言ってしまいました。
3メートルくらい離れた別のベンチで
母親がベビーカーを揺らしながら
「そっと、やさしくなでるのよ」
と叫んでいました。
その声に女の子は小さくうなずいて
おねえにゃんの頭をそうっとそうっと撫でながら
「かわいい」って言ってにっこりし
母親の元に走って行きました。
「さ、帰るよ」と女の子に言いながら母親は立ち上がり
振り返って私に会釈をしてくれたのです。
(いやいや触らせてあげた)自分が
なんだか恥ずかしくなりました。
また別のある日のこと
小学校3、4年生の男の子数人が
公園にやって来て鬼ごっこを始めました。
なんだか騒がしくなりそうだったので
おねえにゃんに「今日はもう帰ろうか」と話しかけていると
男の子たちはいつの間にか私のすぐそばに集まっていて
「すみません。さわってもいいですか。」
と、いちばんからだの大きい子がとても丁寧な口調で言いました。
「どうぞ」と言うと、みんなかわるがわる
2、3回だけやさしくなでて
「ありがとうございました!」
と言って走り去って行きました。
たまたまかもしれないけど、ここの子たちは
みな猫にやさしく人間に礼儀正しくて感心しました。
もう中高生になっていると思うけど
あのときのこと憶えてくれてるかな。
あの子たちの心の中にまだ
おねえにゃんが生きていてくれてたらうれしいです。
で、仮住まいから地元に戻り
やはり同じような小さな公園があるので
おねえにゃんとひなだぼっこに来ようかなと見ると
「公園に犬猫は持ち込まないでください」
のプレートが!!
先日は野良ちゃんを触ろうとした幼児に母親が
「汚いから、さわっちゃダメ!」
と言っている光景に遭遇。
確かに当たってなくはないけど
触ったあとよく手を洗えばいいし
それに、あの言い方はない。
子どもは絶対ネコ嫌いになると思います。
それにしてもネコには何の罪もないのに
勝手に悪者にされちゃって‥
あらら‥
おねえにゃんのエピソードなのに脱線しちゃった
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赤い糸が繋がるのを待っています。
おとなもこどもも見て欲しいな。
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