劇団糸のBlog

劇団糸のメンバー、キャストやスタッフがその時々で書き込みをしていきます。お昼ご飯や、マイブーム、稽古のことなどなど。

役者紹介〜「 ラゴ」役を演じた、Hikari。

2020-09-05 15:19:43 | 劇団糸活動日記
劇団糸初の舞台映像作品「ロレイユ横丁 ヨモヤマ食堂」出演の役者さん紹介!

紹介は劇団糸主宰であり、脚本も書きました木村がいたします!

第2回は「ラゴ」役を演じた「Hikari」


出会ったのは彼女が小学3年生の時。現在高校3年生。

劇団糸第3回公演「砂風2」を観に来てくれ、公演終了後に「劇団に参加したいです!」と、言ってくれてその熱意をものすごく感じて、
「じゃ!来年の公演作品の主役をやろう!」っと、その場で僕が決めました。

そして、劇団糸とHikari の関わりが始まっていきました。
「砂風3」「RAT」「この世界は素晴らしい」そして今作「ロレイユ横丁 ヨモヤマ食堂」

そもそも、僕は劇の脚本は「あて書き」で書く手法なので、彼女の間合い、言葉の癖、喋り方を想像しながら書くのでおおよそ
想像通りの演技をしてくれます。

しかし、稽古進めていく中で彼女自身の自分の中の想いと、キャラクターの想いをかせねていく中で作り上がっていくキャラクターは、稽古初日と
本番終了時ではかわっています。
いい意味での変化をすることができていると思います。

その自分だけの作業が一番得意なキャストが「Hikari」です

毎回作「わたしはあと、どうすればいいですか?」と聞かれるタイミングがあるのですが、僕は「大丈夫!それでいいよ!」っと、言うと彼女は少し残念そうで、心配そうで、少し嬉しそうな顔をします。

でも、僕は彼女の「声」「発音」がとても好きで、僕は脚本の中で彼女に伝えたいことを書いているので、僕からはあまり言葉で説明はしません。
しかし、演技指導の先生や演出の先生がいるので具体的なご指導内容はまた別の話ですが・・・。
僕とHikariとの関係ではあまり指示など交わさないです。「そのままがいい」からです。

過去の作品でが主役級が多い中、今作は2歩引いた感の役所でかなり難しかったかと思います。

映像で観たとき一瞬で思ったのが、彼女の存在感の「あり」と「なし」が実に絶妙に表現されていて全体のバランスをとる最重要なキャラクター
出来上がっていて、収録本番中ですら気づけなかった繊細な表現がこの映像作品で観ることができたときには驚きと感動でした。

この先の人生で彼女がどんな職業や世界に羽ばたいていくかわからないですし、大学生や、社会人になっても、また一緒に作品作りをしたいと思う「人」です。
彼女のもつ存在感の表現は僕らの劇団糸にはとても重要な存在であることに間違いはないです。

映像作品のレンタル配信サイト
劇団糸映像作品「ロレイユ横丁 ヨモヤマ食堂」
https://filmuy.com/sqs