続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「私がやりました」(2023仏/ギャガ)

《「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督が、映画プロデューサー殺人事件の“犯人の座”をめぐって3人の女たちが繰り広げる騒動をユーモアたっぷりに描いたクライムミステリー。「悪なき殺人」のナディア・テレスキウィッツがマドレーヌ、「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」のレベッカ・マルデールがポーリーヌ、「エル ELLE」のイザベル・ユペールがオデットを演じた。》

フランソワ・オゾンといえば古いところでは2006年の5月に観た「僕を葬(おく)る」や新しいところでは2021年の6月に観た「Summer of 85」とかBL風味の作品が好物なので今回はちょっと好みが合わなくて残念だったけど、弁護士ホーリーヌ役の女優さんが可愛くて、おフランスなコメディ映画として楽しめた、今はすっかり落ちぶれたけどサイレント映画時代の大女優を演じたイザベル・ユペールもさすがの貫禄!

フランソワ・オゾン監督によれば、コロナ禍でのロックダウン中に、先が見えない暗い時代の後は軽快なものに戻りたいと考えてコメディを作ろうと思ったのだとか。

そして今だから女性の映画をということで、この作品はフランス映画界が誇る名女優の大競演の「8人の女たち」やブルジョワ主婦を演じてもどこか可愛いカトリーヌ・ドヌーヴ主演の「しあわせの雨傘」に続く最終章と語っているとのことで、色々な意味で記念碑的な作品になりそう、往年のハリウッド映画的風味も見どころ。

☆あらすじ☆
パリの大豪邸で有名映画プロデューサーが殺害され、新人女優マドレーヌが容疑者として連行された。マドレーヌはプロデューサーに襲われて自分の身を守るために撃ったと供述し、親友である弁護士ポーリーヌとともに法廷に立つ。正当防衛を訴える鮮やかな弁論と感動的なスピーチは裁判官や大衆の心をつかみ、マドレーヌは無罪を勝ち取ったのみならず、悲劇のヒロインとしてスターの座を手に入れる。そんな彼女たちの前にかつての大女優オデットが現れ、プロデューサー殺しの真犯人は自分だと主張する。
※映画.comより

キャスト
ナディア・テレスキウィッツ
レベッカ・マルデール
イザベル・ユペール
ファブリス・ルキーニ
ダニー・ブーン
アンドレ・デュソリエ
エドゥアール・シュルピス
レジス・ラスパレス
オリビエ・ブロシュ
フェリックス・ルフェーブル
ミシェル・フォー
ダニエル・プレボー
エブリーヌ・バイル
フランク・ド・ラ・ペルソンヌ

監督
フランソワ・オゾン

原題  Madeleine


103分

G

TOHOシネマズシャンテ2 19:10〜観客40人程/201席










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