続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「劇場版 再会長江」(2024中国/KADOKAWA)

《中国・南京在住でインフルエンサーとして活躍しながら、同国のリアルな社会や文化を捉えたドキュメンタリー作品を手がける日本人監督の竹内亮が、大河・長江を題材に撮りあげたドキュメンタリー。ナレーションを小島瑠璃子が担当。「劇場版 再会長江」は、日本では2023年5月に開催された「竹内亮ドキュメンタリーウィーク」で上映されたものに再編集を施した、新たなバージョンとなっている。》

まずは、20年以上前に初めて中国旅行で行ったのが上海だったので冒頭の上海の風景に一気に引き込まれながらの、2021年から2年をかけての、“大河の一滴”を求めて旅する長江の風景は圧巻!

10年前にNHKの番組で長江を撮影した際に北極・南極に次ぐ「地球第3の極地」と呼ばれるチベット高原にある「長江源流の最初の一滴」を撮影できなかったことを後悔していた竹内亮監督が10年後の2021年から2年をかけて長江6300キロをたどる旅に出た様子を記録したもので 10年前の風景との比較からの景色の移り変わりや、出会った人々との再会など、ドキュメンタリーというよりは上質な人間ドラマにも思えた。

中でも10年前はおどおどしながら山羊との撮影を商売にしていた少女ツームーが、なんと、竹内監督たちと出会って上海に連れて行ってもらったことから、民宿を建てる夢を抱いて本当に立派な民宿を建てたというエピソードに思わず涙、松潤の「花より男子」のF4でもおなじみの阿部力さんとの交流が描かれていたのも嬉しかった。

インターネットの普及で以前は考えられなかったほどの速さで習慣や風習が変わってしまうことなど、中国だけでなくどの国でも通用するような現象や、中国の少数民族の様子など、肩肘はらない語り口で描かれているのでドキュメンタリーによくあるようなインタビューの連続に退屈することもなかったのはさすが中国ではYouTubeなどでもインフルエンサーとして活躍の竹内亮監督!

女系民族の女性たちの明るい笑顔に癒されたりもして、10年前に放送されたというNHKの番組も観てみたくなった。

☆あらすじ☆
広大な中国大陸を横断するアジア最大の大河・長江。竹内監督は10年前にNHKの番組で長江を撮影した際、北極・南極に次ぐ「地球第3の極地」と呼ばれるチベット高原にある「長江源流の最初の一滴」を撮影できなかったことを後悔していた。その後、日本から中国南京市に移住した竹内監督は、2021年から2年をかけて長江6300キロをたどる旅に出る。道中で10年前に撮影した友人たちと再会しながら、長江を通して中国の10年の変化を見つめ、今度こそ「最初の一滴」を記録するべく源流を目指す。
※映画.comより

監督
竹内亮

ナレーション
小島瑠璃子


111分

角川シネマ有楽町19:10〜観客40人程/237席







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