続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「映画 窓ぎわのトットちゃん」(2023/東宝)

《黒柳徹子が自身の子ども時代をつづった世界的ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」をアニメーション映画化。主人公トットちゃん役で子役の大野りりあな、トモエ学園の校長・小林先生役で役所広司、バイオリン奏者であるトットちゃんのパパ役で小栗旬、ママ役で杏、担任の大石先生役で滝沢カレンが声の出演。「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」シリーズなどの国民的アニメを世に送り出してきたシンエイ動画がアニメーション制作を手がけ、「映画ドラえもん」シリーズの八鍬新之介が監督を務める。》

恥ずかしながら原作は読んでないけど、今の黒柳徹子さんの少女時代と思うとなんだか愛おしくて、落ち着きがなくて小学校を退学になったことやトモエ学園に行くようになって素晴らしい先生と出会えたことなど、これまでエピソードとして知っていたことが美しいアニメで甦って楽しめた。

側から見たら“困った子”でも“ほんとうはいい子なんだよ”と優しく語りかけるトモエ学園の校長先生との出会いがなければいまの黒柳徹子さんはいないかもと思うと、机はあるけど席は決まってなかったり、授業も自分の好きな科目からやればいい、上級生、下級生の区別なくみんな仲良しなトモエ学園の様子や、戦争、差別、障がい、子供との向き合い方などが込められたテーマにも色々と気づきがあって、刊行されてから40年以上経つ今でも新鮮!

八鍬新之介監督によれば、自分の子供が大人になった頃、社会は一体どうなっているか?そんな現実社会と向き合うにあたって、魔法やヒーローが出てくるようなファンタジックなものではなく、日常と現実をトレースしながらも、世代を問わず、何らかの気付きと力を届けられるようなアニメーション作品を作らないだろうかと考えた時に全ての要素が描かれていたこの原作の存在に着目したのだとか。

時代設定が前後するけど「ゴジラ -1.0」や「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」と同時進行で公開というのも興味深いかも。

☆あらすじ☆
好奇心旺盛でお話好きな小学1年生のトットちゃんは、落ち着きがないことを理由に学校を退学させられてしまう。東京・自由が丘にあるトモエ学園に通うことになったトットちゃんは、恩師となる小林校長先生と出会い、子どもの自主性を大切にする自由でユニークな校風のもとでのびのびと成長していく。
※映画.comより

キャスト
大野りりあな
小栗旬
滝沢カレン
役所広司

監督
八鍬新之介

114分

G

T・ジョイPRINCE品川1 17:50〜観客10人程/119席









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