続・とりあえずの映画鑑賞メモ

〔聖地には蜘蛛が巣を張る」(2022デンマーク=独=スウェーデン=仏/ギャガ)

《「ボーダー 二つの世界」の鬼才アリ・アッバシ監督が、イランに実在した殺人鬼サイード・ハナイによる娼婦連続殺人事件に着想を得て撮りあげたクライムサスペンス。ザーラ・アミール・エブラヒミがジャーナリストのラヒミを熱演し、2022年・第75回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞。》

2019年の10月に観た「ボーダー 二つの世界」が、なんじゃこりゃ!な世界で、言いようのない気味悪さだったのに比べるとこちらの方はまだ不気味悪さはなかったけど、それでも、R20+でもよいのではと思うようなキツいシーンの連続で観終わってぐったり。

娼婦をターゲットにした連続殺人に着想を得て作られたということで、犯人探しのクライムサスペンスでもあるけど、犯人が捕まってもそこがゴールではないところが怖いというか、街に立つ娼婦を不浄なものとして抹殺することを英雄視する一部の人間たちの様子や
犯人の息子の行動が恐ろしくてぞっとする思いだった。

イラン社会に深く根付いている女性蔑視の風潮が習慣の中にあることを描きかったという監督のコメントを目にして、これはもしかして国を選ばないことかもしれないとも思ったりして、いろいろ考えさせられた、

☆あらすじ☆
2000年代初頭。イランの聖地マシュハドで、娼婦を標的にした連続殺人事件が発生した。「スパイダー・キラー」と呼ばれる殺人者は「街を浄化する」という声明のもと犯行を繰り返し、住民たちは震撼するが、一部の人々はそんな犯人を英雄視する。真相を追う女性ジャーナリストのラヒミは、事件を覆い隠そうとする不穏な圧力にさらされながらも、危険を顧みず取材にのめり込んでいく。そして遂に犯人の正体にたどりついた彼女は、家族と暮らす平凡な男の心に潜んだ狂気を目の当たりにする。
※映画.comより

キャスト
メフディ・バジェスタニ
ザーラ・アミール・エブラヒミ
アラシュ・アシュティアニ
フォルザン・ジャムシドネジャド

監督
アリ・アッバシ

原題 Holy Spider
製作年
118分

R15+

TOHOシネマズシャンテ3 16:35〜観客50人程/190席







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