続・とりあえずの映画鑑賞メモ

厨房で逢いましょう(2006独=スイス)

“おいしい食事は人生を変える…。ドイツ映画界期待の監督が極上の才能を結集し、味わい豊かに仕上げた大人の恋の物語”

さてさて火曜日はヘロヘロ状態が多いので観る映画を選ばないとなんですが、渋谷のル・シネマでも上映中のこの作品が、川崎のシネコンで上映されるなんて有り難い話でこちらなら夫婦50割もあるし、ということで時間帯の変わらないうちに観てきました。

最初にビックリしたのは思っていたのとは全然違う雰囲気で、放題からして「幸せのレシビ」(まだ観てませんが、なんとなく?)みたいな作品と思ったら…冒頭の、主人公シェフの料理する姿に、あら、もしかして「パヒューム」系かも!?とか思いましたが見終わってみるとこの邦題でなるほどみたいな…light

というか、この映画で描かれている恋愛の過程に説得力があってぐんぐんひきつけられましたheart

“人妻エデンがシェフのグレゴアの肩を抱き寄せて慰め、グレゴアはエデンの手を握ることしか起こらないけど、見交わす視線や小さな暗示的な行為でもっとたくさんのことが表されている。すごく大きな愛は竜巻に巻き込まれたような情況で、言葉や行為で表現する必要はないと思う”という監督のコメントに、そうそう、それです、ラブストーリーというと“愛してる”の台詞の連発や延々と繰り返されるラブシーンに居心地悪い思いをすることも多いわけで、ほんとはこんな風に少しずつ相手に歩みよるというか、お互いの存在によってお互いの生が輝くということなんですよねkirakira2

それにしても、料理すること、食べることの官能的なこと…単にお腹いっぱいにするだけではない、“至福の味わい”がもたらす変化…私もグレゴアの厨房にお邪魔したいかもfork

109シネマズ川崎4 20:45~観客10人程/175席
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