百合役の福原遥ちゃんがちょっとキツく見えて最初のうちはなかなか感情移入できなくて、浜辺美波ちゃんとか福本莉子ちゃんの方がよかったかも?あ、でも松竹映画なので無理?とか余計なことを考えながら観てしまったけど、戦時中にタイムスリップした女子高生を通して戦争の虚しさ、悲惨さを伝えるという意味では余計なツッコミは無用というか、彰役の水上恒司くんがもう絵に描いたような甘いマスクでドキドキ!ツル役で登場のすっぴんメイク?の松坂慶子さんも印象的だった。
戦時中の街並みは資料写真がすべてモノクロのため具体的な色味などはある程度想像しながら制作されていったというセットやユリの丘のCG、VFXで最も時間と労力を要したという戦闘機“隼”も見どころ。
福山雅治さんの歌も良かったと思いながらも、ここはもう少し音楽だけで余韻を感じたかったかもとかの雑念が入って私は泣けなかったけど、終わって後ろを振り返ったら泣いた後のような女性観客がけっこういて、この映画のメッセージが伝わっているようで嬉しくなった、この作品と時代設定の近い「ゴジラ-1.0」と比べてみるのもいいかも。
☆あらすじ☆
親にも学校にも不満を抱える高校生の百合は、進路をめぐって母親とケンカになり、家を飛び出して近所の防空壕跡で一夜を過ごす。翌朝、百合が目を覚ますと、そこは1945年6月の日本だった。通りがかりの青年・彰に助けられ、軍の指定食堂に連れて行かれた百合は、そこで女将のツルや勤労学生の千代、彰と同じ隊の石丸、板倉、寺岡、加藤らと出会う。彰の誠実さや優しさにひかれていく百合だったが、彼は特攻隊員で、間もなく命懸けで出撃する運命にあった。
※映画.comより
キャスト
福原遥
水上恒司
伊藤健太郎
嶋崎斗亜
上川周作
小野塚勇人
出口夏希
中嶋朋子
坪倉由幸
松坂慶子
監督
成田洋一
127分
G
T・ジョイPRINCE品川8 18:15〜観客3割程/210席