新星空の友

2月のシリウス伴星を観察・撮影しました

 20cmドブソニアン望遠鏡で2月のシリウス伴星を観察・撮影しました。
 2月9日晴れ。風のない日を待っていました。シリウス伴星の撮影チャンスと思って、シリウス南中から約2時間後を狙うことにしました。
 伴星がドブソニアン望遠鏡の斜鏡金具の回折像(十文字)中間付近に位置する時間帯です。
 私のドブソニアン望遠鏡で伴星の位置角を測定する時はシリウス南中を狙います。(赤道儀の場合はカメラの南北を上下に合わせれば真北が決まります)
 まず、シリウスを×200倍で観察して伴星が観えるか確認しました。
 最初、伴星は観えませんでした。シリウス主星がにじんだ感じです。
 シーイングの良い状態を待って観察しました。今度は時々チラチラと観えました。
 低空は無風状態でも上空は気流が踊っているようです。シリウスは肉眼でまばたいています。低空は風が吹いていても上空は無風、シーイング良好の時もあります。
 肉眼観察でシリウスのまばたきが少ないことが、伴星が観えるかどうかの判断目安になります。
 とりあえず動画撮影して、後であぶり出すことにしました。
 次にASI290MC動画カメラとパソコンを接続してパソコンモニターでシリウスを映しました。
 モニターではシリウス伴星は確認できませんでした。
 望遠鏡の視野が隣家の屋根で欠ける状態になってきました。
 改築した家の庭で望遠鏡の設置場所を判断ミスしました。次回の反映にします。
 撮影した動画を再生して伴星をチェックしました。
 時々伴星が映っているのが判りました。
 望遠鏡の視野欠けしているかもしれませんが、そのまま撮影を繰り返しました。
 後日、ソフト現像処理しました。
 最初頃に撮影した動画にシリウス伴星が何とか映っていました。ソフト現像処理を進めていきますと、伴星がハッキリと浮き出てきました。
 たくさん撮影しましたが、写真になるものは最初頃に撮影したものぐらいでした。
 2月初めのシリウス伴星撮影は難しいです。

 撮影した写真を添付します。

2月初めのシリウス主星と伴星

2024年2月9日23時14分~15分
露出30.2ms×250/500フレーム×5コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温1℃
※キャプチャエリア544×548



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