「その名は、平間重助」

「皆で楽しみたい」と仰っていた「新選組!茨城玉造隊」隊長の言葉通りに、楽しいお芝居でした。

芹澤鴨が暗殺された後、故郷(?)に帰って来た平間重助のその後の物語。

青柳道場で子供達に剣道を教えている設定なのですが、そこへ滝野川道場の面々が登場。「俺達が勝ったら、道場をもらうぞ」

滝野川新選組の皆さんが、本当に楽しそうに悪役を演じていらっしゃいました

見るからに強そうな滝野川道場に対して、青柳道場はヒヨっ子ばかり。大将に登場したのは小柄な女の子です。馬鹿にされるし劣勢だし、大丈夫か!?

心配には及ばず、最後は大団円

客席からも拍手喝采でした

 

登場人物では、シェークスピアの道化師よろしく、河童の亀吉が楽しかったですね。あちこちに出演している役者さん、安定のうまさです。

「芹沢ひろし&カープファイブ」も漁師に扮して登場　もちろん歌も披露

漁師役も台詞入りでキッチリこなしていて、芸達者だな～

それに久しぶりに、お馴染の鴨さん役者Kさんも復活して何よりでした

 

鴨さんと言えば、「芹澤鴨出生地」としては行方市の可能性は薄くなってしまいましたが、芹澤鴨の前名と言われる「下村嗣次」が玉造党に参加していたという事では、『新選組　縁の地』であり続けますね。芹沢地区にある「芹澤家本家跡」は(固い事を言わなければ)「下村嗣次の潜伏場所」です。その他「大場家住宅」、その裏手の「玉造郷校跡」、少し先の「旧　鴨の宮」等。史実を知ればドキドキするポイントがたくさんあります。

『新選組　縁の地』の皆様と、今後も楽しい交流を末永く。

２年後には、行方市にて「新選組サミット」も開催される予定だそうです。

常陸の國からの参加にも期待しています。

 

常陸の國『新選組　縁の地』

伊東甲子太郎・・新選組参謀及び文学師範、のち御陵衛士盟主。新選組により「油小路」にて暗殺される。志筑藩出身(現・かすみがうら市)

鈴木三樹三郎・・伊東甲子太郎の実弟。新選組九番隊組長・御陵衛士、明治時代は警察官・官吏を勤めた。石岡市　東耀寺に眠る。

相馬主計・・新選組最後の隊長。箱館戦争において新選組が降伏する際、戦死した土方歳三に代わって隊長として署名した。笠間藩出身