SAEKI89 Medical Trainers🥎元巨人・佐伯院長のスポーツ総合治療院

フリーラジカル(FR)1 「ストレス&プレッシャー」

 アスリートのコンディショニングに多大な影響があるフリーラジカル(FR)。
年間通してベストコンディションを保つためには、まずFRを理解することが大切です。

 FRとは簡単に言えば「活性酸素=体内の血液中に発生する錆び」のことですが、
ドアや自転車のチェーンなど金属が錆びるとスムーズに機能しなくなるのと
同様な事が実は知らぬ間に人間の体にも起きています。

 バブル期に「24時間戦えますか?」というフレーズが流行りましたが、
自称「体力自慢のビジネスマン」にとっても例外ではありません。
現在「喫煙しながら仕事でコンピューターを使用し遅くまで残業、
スタミナをつけるために焼肉、同僚と酒でストレス解消、帰宅はいつも午前様、
週末ゴルフで紫外線を受けている」という方がいましたらイエローカードです。

 フリーラジカルによるダメージを「単なる疲れ」として捉えてしまい
「自然に良くなる」とか「寝れば平気」といった方向に考えがちです。
そうやって日々を過ごして行くと最終的に成人病や3大生活習慣病である
ガン・脳卒中・心臓病にかかり取り返しのつかないことになってしまいます。


 フリーラジカルの主な発生原因として

①激しい運動を(酸素を大量に消費)した時
②ストレス、プレッシャー
③喫煙
④過度の飲酒
⑤パソコンや携帯電話による電磁波及び静電気
⑥強度の紫外線を浴びた時
⑦睡眠不足
⑧空気の悪い環境
⑨脂肪分を多く含む食物(焼肉など)を摂取したとき
⑩ウイルス感染

などがあげられますが、具体例をあげていきましょう。


「ストレス」

 ビジネスマンもアスリート同様に日頃から数字や結果に対するプレッシャーと
隣り合わせと思います。

 ストレスを受けると脳下垂体からACTHと呼ばれるホルモンにより副腎皮質が刺激を
受けストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されます。
またコルチゾールは蛋白質異化ホルモンとして知られ体内での蛋白質合成を阻害して
しまう作用があります。ですからストレスによって痩せてしまう原因はここにあるのです。

 コルチゾールを除去するためには、緑黄野菜(ほうれんそう、ブロッコリー、トマトなど
色の濃い野菜)、柑橘系果物(イチゴ、キウィ、アセロラなど)に多く含まれるビタミンCや
テストステロン(男性ホルモン)を上昇させてたんぱく質を同化作用へと導く亜鉛(魚介類に
含まれ特に牡蠣に多く含有)、アルギニン(大豆、玄米、乳製品などに含有)というアミノ酸の
一種を摂ることが必要になってきます。


つづく…

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