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プロ家庭教師のStudious
(ステューディアス)
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です。
鹿児島は暑い日が続いていますね。
Studious(ステューディアス)講師も夏期講習が終わり、少しゆっくりと入試対策の準備に取り掛かれる時期になりました。
ということで、まずは2019年度の鹿児島大学の化学の問題を振り返ってみたいと思います。
今年度の鹿児島大学の化学の大問数は昨年度と同じ大問5題で試験時間も2科目150分でした。小問集合は無くなり、計算問題、論述問題はともに微増。全体的に基本から標準レベルで理論・無機・有機・高分子とバランスよく出題され、難問は無いです。強いてあげれば[1]問3(3)が解きにくかったかもしれません。
2019年度の問題も医学部医学科や共同獣医学部受験生にとっては高得点必須の内容です。
それでは、今年度の出題内容を確認していきましょう。
※以下の出題内容は簡略化して記載しています。正式な出題内容表(全問題に関して出題形式/難易度/内容/コメント記載)はStudious(ステューディアス)の受講生のみ必要に応じてお渡ししております。
[1] 物質の構成/有機化合物
結晶の分類
有機化合物の官能基とその性質
油脂のけん化価・ヨウ素価
油脂の構成不飽和脂肪酸の分子量
油脂の構成不飽和脂肪酸の分子量
[2] 無機物質/電気分解
遷移金属元素の性質・反応
同周期の遷移元素の類似性
銅と希硝酸、塩化銀と過剰アンモニア水の反応
銅の電解精錬における電極反応(不純物Ni)
銅と希硝酸、塩化銀と過剰アンモニア水の反応
銅の電解精錬における電極反応(不純物Ni)
粗銅板中の銅の含有率(%)
[3] 反応速度
反応速度、活性化エネルギー等
アレニウスの式
反応速度定数
ルシャトリエの原理
反応速度定数
ルシャトリエの原理
[4] 有機化合物
芳香族化合物の分離・抽出
元素分析と構造推定
塩化鉄(Ⅲ)水溶液による呈色理由
サリチル酸と無水酢酸の反応生成物
[5] 核酸とタンパク質
DNAとRNAを構成する物質とその構造
タンパク質のらせん構造の保持に関わる結合名
立体構造が失われる現象
DNAの二重らせん構造における塩基対の特徴と塩基対間の結合力
DNAの二重らせん構造における塩基対の特徴と塩基対間の結合力
タンパク質中のらせん構造名と高次構造
今年度の理論分野では滴定・定量計算が出題されませんでしたが(鹿児島大学は定量系の問題が頻出)、[3]に入試問題ではお馴染みのアレニウスの式を題材にした問題が登場しました。非常に解き易く出題されていましたので、特に問題はないかと思います。また[2]問4の銅の電解精錬については、類題演習として不純物が複数含まれる問題や電解液濃度を計算する問題を取り扱っておきましょう。
[1]問3の油脂の問題ですが、(1)(2)はけん化価、ヨウ素価の定義をしっかりと覚えていれば簡単です。しかし(3)は油脂の問題をたくさんこなしていないと難しかったのではないかと思います。油脂は構成脂肪酸が複数ある場合、混合物になります(構成脂肪酸が1種類の場合は純物質)。例えば、構成脂肪酸が、ステアリン酸:オレイン酸=1:2の油脂であれば、グリセリンにエステル結合している3つの脂肪酸は「1つがステアリン酸で2つがオレイン酸」のものだけではなく、「全てステアリン酸」や「全てオレイン酸」、「2つがステアリン酸で1つがオレイン酸」のものまで存在しています。それらの混合物の平均分子量が886で「ステアリン酸1つとオレイン酸2つ」で計算したものと同じになります。すなわち構成脂肪酸の存在比が1:2のように計3個になる場合はたし算するだけですが、2:3のように合計が3にならない場合は、分子量に存在比をかけて足すことになります。気体分野の平均分子量の計算等であれば気にせず、出来ていたかもしれませんが、案外、油脂の場合、出来ない人が多かったのではないでしょうか。二重結合数が存在比を表すことになる問題でした。油脂の問題が不安な場合は2014年度の[4]問1を参考に解いてみてみましょう。
また[2]のように無機分野は比較的大問としてしっかりと出題される傾向にありますので、知識面も十分に強化しておきたい所です。
[4]は問2の元素分析から手を付けると分子式から構造がある程度限定できるので、比較的わかりやすいかと思います。ただ元素分析では数値が割り切れないので、炭素と水素と酸素の物質量比において酸素を1に揃える計算が安全です。あとは基本的な知識で解き進めることが可能です。化合物Aは分子量の範囲から特定できます。些細な記載も見逃さないようにしましょう。
[4]は問2の元素分析から手を付けると分子式から構造がある程度限定できるので、比較的わかりやすいかと思います。ただ元素分析では数値が割り切れないので、炭素と水素と酸素の物質量比において酸素を1に揃える計算が安全です。あとは基本的な知識で解き進めることが可能です。化合物Aは分子量の範囲から特定できます。些細な記載も見逃さないようにしましょう。
[5]の天然高分子は生物で学ぶ内容と重なる部分がありますが、化学は構造メインです。それゆえ普段から構造式を中心に勉強していくことが大切です。核酸塩基の部分構造等も過去に問われています。基本的な知識をしっかりと植え付けた後はスクロースなどの糖類の構造や核酸塩基、アミノ酸の構造式も書けるようにしていきましょう。どのような構造が問われているか、そのレベルを確認する上でも過去問演習は大切です。
過去問演習では、ただ単に問題を解いて訂正して終わり、ではいけません。問題の関連事項まで手を伸ばして
“次に繋がる勉強”
“本番に繋がる勉強”
をしておくことが大切です。
【過去の鹿児島大学化学について(ブログアップ分のみ)】
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2016 鹿児島大学 入試問題(出題内容と傾向) ~化学~ - プロ家庭教師の Studious (ステューディアス)
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また化学の授業を受講して頂いた際はご要望に応じて
「鹿児島大学の化学 出題内容と傾向」
の詳細(他に私大医化学有)や
「これで基本はバッチリ!化学の分野別総まとめ」
を授業の進度に合わせてお渡し致します。
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他科目を含め、鹿児島大学を目指している方は、是非Studious(ステューディアス)にご連絡ください。化学のみならず全科目の対策が可能です。もちろん講師は各科目のスペシャリストで、1対1完全個別指導でサポート致します。まずは無料教育相談・無料体験授業からどうぞ!
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“プロ家庭教師のStudious(ステューディアス)”はその名の通り、プロ家庭教師派遣をメインに行っておりますが、上記のように鹿児島本校、皇徳寺校への通塾により個別指導受講&自習室利用も可能です。様々なニーズに合わせ、最適な学習環境をご提案、ご提供致します。お気軽にご相談下さい。
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