私は、
生まれてから「特別な力」を持ったという
自覚は、当然ない。
霊感も、ない。
ただ、
ある時、気づいてしまった。
宇宙の法則に。
それは、中学生の時だった。
剣道部に所属していた私は、
午後のお昼代の500円玉をじっと見て、
(何を買おうかな?)
と考えていた。
食いしん坊な私は、その500円玉でできる限りお腹いっぱいにできるようにしたかった。
500円玉を見つめるのに夢中で、近づいて来ていた友人の姿に気づいていなかった。
「もーらい♬︎♡」
あっ!!と思った時には、遅かった。
簡単に私の500円玉は、奪われてしまった。
「やだあ、返してよお!」
「だめよお!」
私の場合、怒っても顔が怖くないらしいが、怖い顔をしてみる。
だめだ、一向に返す気配はない。
「どーしたら返す?」
一応、向こうの要望も聞いてみた。
「そおだなあ、じゃあ、こうして手に隠すから、この500円玉裏表当ててみて!」
えーーーー!!
当てないと、帰って来ないのか…。
私は、必死だった。
(あたしのお昼ううぅぅううう😭)
友人は、手の中に私の500円玉を隠した。
「ほら、どっち?」
私は、なやんだ。
手のひらの中の500円玉は、暗闇にいて、当然どちらの面を上にしているのか分からない。
泣きそうだった。
神さま…。
(๑ ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ๑)
暗闇の中でわからない…けれど
思った方の逆を信じた!
「裏じゃあないと思う、きっと裏の裏!!」
「なにそれ(笑)裏の裏だから表?」
と言って、手のひらをあけてみると…!!!!
お…表だった…!!!!
おーーーまじかあ!
「まあ、1度ならまぐれもあるしーもう一度当てたら返して上げるう~♥」
「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
「ほら、どっち?」
私は、考えるのが、
もはや面倒になって、さっきと同じように答えた。
「表の裏だから、裏!!!」
やけくそである(笑)
あけてみると、
またあっていた。
そういうやり取りが99回続き…
100回目が恐ろしくなり、「やめとこ」っという話になり返して来た。
連続正解の確率的には、
ありえない数字になっていたと思う。
いま、
その時の事を思い出した。
事物は、反発し合う。
事物は、引き寄せ合う。
「磁石の原理」
暗闇という不確定な環境、宇宙。
「正解」は、あらかじめ用意されているかに思える。
だけど、ちがうんだ。
「正解」は、暗闇から自身で引き寄せるものなのだ…。その時の引き寄せる思念には、自分自身の心が影響する。
力が反発し合う力に働くか、
力が引き寄せる力に働くか。
それだけなんだ。
でも、
どちらに言っていても、
結局、当たっていたと思う。
何故なら、
私の500玉コインだから(´,,•ω•,,`)
この思いは持続していた。
裏表あてには自信がなかったけど。
どんな答えでも、
結局、当たっていたと思う。
途中から、本当に思う方でも合っていたからだ。
きっと、私が望む同じ未来(結果)を、神さまと友人が共有してくれたから、
コイン当てゲーム(お試し、試練)しても、
所有者(結果)は、かわらない。
この500円玉は、私によって使われる運命。
使い道まで、決めていた。
運命のコインだったから。