うちの子は、予定日よりだいぶ早く生まれてきた。
その割に、成育もよく、丈夫だった。
頭が大きいことがひとつ心配なくらい。
3275g
2ヶ月以上早い。
主治医は、その点については何も話さなかった。
ただ、3000g超えたあたりから「産み頃」と言っていた。予定日はだいぶ先なのに。
予定日よりだいぶ早い主治医の宣言に、私は首を傾げながらも「そんなものかなあ」と初めての事だったので深く考えなかった。ただただ順調な発育に満足していた。
今思えば、
子どもの誕生日は、既に決まっていたんじゃないかっていう確信。
そう考えると符号することが山のようにあるのだ。
身ごもった時の「青白く眩しく柔らかな光」。
お昼寝のあと、寝ぼけ眼のチビが話してくれた「ママがずっと大好きで、そばに居た。ママから生まれて来るのを楽しみに待っていた」という言葉。
これを聞いた時は涙がたくさん出た。
だから浅からぬ縁を感じずにはいられないものなのかも知れない。