おとな向けの「いそご文化資源発掘隊」は年3,4回開催していますが、今年は夏休みに子供向けの発掘隊を開催しました。
目的はウグイス笛とガリガリトンボを作ることで、それらを教えてくれる樹木の専門家・曽根さんと洋光台駅前で待ち合わせです。
小学校低学年の子どもは保護者の付き添いがあり、総勢20名での出発となりました。
付添いの保護者は身軽な方々ばかりではなく、中には赤ちゃんを背負ったママさんも参加。そんな方は洋光台駅から栗木神社まで歩くのが大変なので、こちらで合流することになりました。
曽根さんは材木の仕事をされていますが、この栗木神社の総代であり、お囃子会の初代会長でもあります。そんなことから行程の途中で神社に寄り、地域の歴史を教えてもらいます。
村の鎮守とはなにか、大人が聞いても「なるほど」と思うような解説がありました。
曽根さんは栗木神社の総代ですから、お社の中にも入れてもらいました。
この神社は約650年前からここにあったそうです。この付近には他に神社が6つもあります。磯子区内で15の神社がある中で、半分近い7社が集まっているそうです。
ここの特徴は屋根です。横浜市内で唯一の茅葺屋根なのだといいます。この葺き替えが大変で、1000万円くらいの費用がかかるそうです。それでも地域の人たちが寄付を出し合って、何年か前に葺き替えたのです。
カラーベストの屋根なんかだと20~30年くらいしか持たないそうですが、茅葺なら60年は大丈夫とのことでした。
神社の中まで入ってお話を聞かせてもらったあとは、いよいよ笛とトンボを作る作業場へと向かいます。場所は曽根さんの会社です。
場所は、ここからすぐ近くにある曽根さんの会社です。
作業場に到着! まずはウグイス笛の作り方について簡単な説明があります。
これが笛を作るための材料です。竹はすべて曽根さんが用意してくれました。
笛ができたら次はガリガリトンボづくりです。この材料も曽根さんが用意してくれました。
こちらはナイフを使わないといけません。
さすがに高学年でも、最近の子どもたちはナイフの使い方が上手くありません。大人たちが竹をカットしていきます。
あとは本体にプロペラを取り付けたら完成です。
これが作り方です。
これで夏休み宿題も終わりましたね。
曽根さん、ありがとうございました!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます