旧杉田劇場から道路を挟んで向かい側の路地を入った奥にある「杉田八幡宮」。こには一風変わった狛犬が鎮座している。
階段を昇ったところに見えているのは新しい狛犬。
横向きに座っているが、眺めているのは旧杉田劇場か。
もう一つはこちら。
この一対の狛犬は昭和15年8月に造られている。建てたのは深野さん。杉田周辺に多いお名前である。
拝殿の前にも一対の狛犬がいるが、こちらはなんだかユーモラスな顔をしている。
こちらの狛犬の後ろには横浜市教育委員会の説明板がある。
そこには、こんなことが書かれている。
『新編武蔵風土記稿』によれば、八幡社(八幡神社)のとなりに妙観寺があり、社の別当でした。明治初年、神仏分離によって寺は別当職を解かれました。
神社拝殿前に左右一対に置かれた和様狛犬には、元禄五年の銘が背に刻まれています。この狛犬は、背に銘があること、獅子の形をとっていないことなどたいへん珍しいものです。
背中に銘があるというので覗いてみた。そこに彫られていたのは入れ墨ではなく、ちゃんとした文字♪
妙観寺常住
武刕(ぶしゅう)杉田村
この狛犬は元は妙観寺に設置されていたことが分かる。
そういえば、山崎洋子さんのブログで知ったのだが、『狛犬さんぽ』という愉しそうな本が出ているんだって。読んでから散歩をするか、それとも散歩の前に読むか。どっちにしようか……。
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