磯子区民文化センター杉田劇場では、平成17年度から、磯子区の歴史や伝承、文化を収集し、多くの方と共有するため、「いそご文化資源発掘隊」を組織しています。
磯子区内や近隣区の各所を訪問し、地域の方にお話を聞くことで、参加者の方々に大変好評を博しています。
今回は幕末から明治初期まで生きた僧侶で歌人の大熊弁玉(おおくまべんぎょく)を取り上げます。
弁玉は文政元(1818)年、江戸で生まれ、増上寺で修業したのち、嘉永3(1850)年、神奈川宿の浄土宗三宝寺(現・神奈川区台町)の第21世住職となりました。
明治13(1880)年に63歳で没するまで神奈川に住み、その間、得意とする短歌・長歌で異人館、人力車夫、蒸気車、鉄道自殺など開港から文明開化にかけての新事物、変貌する世相などを題材に、多くの作品を残しています。
当時は杉田の梅林が観光スポットとして大変有名でしたので、弁玉も歩いて観梅に来ています。その行程を詠んだ歌もあり、それも含めて解説していただくのは増田恒男さんです。氏はもともと横浜市の職員でしたが、2000年、司馬遼太郎記念館に頼まれ学芸部長として転職していきました。
それから10年間、記念館で働いたあと横浜に戻り、現在は大倉山精神文化研究所の客員研究員として活動しております。
第56回いそご文化資源発掘隊の開催概要
開催日時 2022年9月15日(木)
13:30開演(13:00開場)
開催場所 磯子区民文化センター杉田劇場
4階 リハーサル室
参 加 費 500円(資料代を含む 支払いは当日)
定 員 50名(先着順です)
申し込み お名前・ご住所・年代・電話番号・FAX番号をメール、FAX、郵送、あるいは持参してください。杉田劇場ホームページのフォームからも申込ができます。
byうめちゃん
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます